真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

財務ってなんですか? その1

2013-03-03 23:09:27 | 創価学会問題

希望さんこと、高倉教授のブログ「白バラ通信 パンドラの箱」のコメント欄に、桃太郎さんが財務についての歴史と考察を投稿しておられます。

客観的かつ、詳細な内容でこのブログでも財務の基礎知識として、ご紹介したいと思います。

この拙ブログでの紹介に快く応じて下さった桃太郎さん、どうもありがとうございます。

尚、記事にするにあたりコメントの全文ではなく、ブログ記事として分かりやすいように抜粋、改行を加えるという形を取らせて頂いています。ご了承下さい。

-創価学会基礎知識・その5- 「財務ってなんですか?」

【「白バラ通信 パンドラの箱」コメント欄】より

「財務」ってなんですか?その(一) 

創価学会の財務、お金の集める方法について調べてみると、

①毎年1回の通常財務、 
②年数回にわたる広布基金
③会館等の施設建設のための特別財務
④聖教新聞などの販売収益
⑤墓苑等の販売事業収益
⑥外部企業からの裏金、池田氏への直接上納金
などがあります。

財務は、昭和57年頃から「狂乱財務」と言われているようですが、二代戸田会長の時代にお金のことはどうだったのか、三代池田氏の時代になって、どのような事情や背景があって狂乱財務となったのか、そして、どのようにしてビジネス宗教といわれる今日の姿に至っているのかなど、外部の者にはほとんど分からないと思われます。

そこで、外部の方のために、創価学会の財務・お金のことについて私の調べた範囲で資料を提供してみたいと考え、一月ばかり調べてみました。( よくご存知の方はスルーして下さい。)

文章については、それぞれの書籍の言辞、表記をできるだけ利用し、私的見解はしりぞけ、できるだけ基本的情報を多く取り込むため、時系列に沿って略年表式の表記を多くとりいれました。

参考資料は、下記の書籍を中心にし、一部ブログで検索した資料も利用しました。
≪ 参考資料 ≫
☆藤原行正「素顔の池田大作」 
☆原島 嵩「創価学会の真実」
☆山崎正友「懺悔の告発」
☆矢野恂也「黒い手帳」
☆福本潤一「カルトの終焉」
☆矢野恂也「私が愛した池田大作」 
☆野田峯雄「池田大作金脈の研究」
☆永島雪夫「副会長の告発」 
☆乙骨正生「公明党・創価学会の真実」
☆後藤忠政「憚りながら」 
☆古川利明「システムとしての創価学会」
☆野田峯雄「わが池田大作」 
☆フルフォード「池田先生の世界」
☆山田直樹・他「池田大作と暴力団」 
☆小学館「創価学会財務部の内幕」
☆戸田 浩「池田創価学会の真実」 
☆竜 年光「脱税を糾弾する」
☆乙骨正生「司法に断罪された創価学会」 
☆朝日新聞アエラ「創価学会解剖」
 
創価学会の財務制度を、大きく時代区分するとすればどのように区分できるのだろうか?
私は、独断的につぎのように分けて考えてみました。

第一期を(昭和26年~昭和49年)、第二期を(昭和50年~平成1年)、第三期を(平成2年~平成22年)、第四期(平成23年 ~ ~ )。

★≪ 財務制度 第一期 ≫(昭和26~49年頃)

スタートは昭和26年の戸田時代で、学会自体が貧乏所帯であり、毎月の運営費さえ戸田会長の持ちだしの形となることがあり、幹部は皆それを知っていた。
戸田会長は、
『 賽銭箱のない、会費さえないのが創価学会のいいところだ。信者を騙してカネを取るぐらい簡単なことはない。しかし、それをやると必ず地獄に落ちるからそういうことはいかんというのが、私の精神なのだ。』
と、明言していた。
戸田会長の遺訓は、日蓮正宗を信仰した結果、ご本尊の功徳を得て、生活が豊かになった信者は、その一部を学会へ寄付しなさい、というものであった。

池田氏本人も、会長就任の直後、昭和35年、「清浄無比の学会財務」と題して
*『学会が続く限り、会員から、ただの一銭も寄付を取り、迷惑をかけていくようなことはいたしません。』・・・・・と演説。

昭和37年時点でも、「財務をしてはいけない人」の規定が定められていた。
 〇資格・・・各自で申し出、支部長の審査を受け、資格ありとする者。
 〇基準・・・いつでも千円くらいは用立てられる程度のゆとりのある人。
 〇審査・・・ブロック長による家族状況調査、及び地区部長による面接。
 〇負担・・・年間四千円以上。(分割払いでもよい)
大切なのは、金を出したから功徳があるのではなく、法華経、大御本尊の信仰のおかげで財務員になれたというのが、考え方であった。(財務部員制度)

「戸田は、金銭に対しては、あらゆる不純を拒否して異常なまでの潔癖な姿勢を堅持した。そのための必要経費は、会員の真心の自由意志に任せ、そのつど浄財を募ることによって賄えばよいというのが、戸田の信念であった。彼は、その必要が生じると、いつも学会員にその内容を全て提示して、必要経費を確保した。金があって、それから計画を立てるのではない。」(人間革命第6巻)

◆池田氏の財務・供養、お金についての考え方を知るには、会長就任から昭和54年会長辞任の頃まで、池田氏の発言を中心に時系列で追うことも必要と考えた。

昭和35年5月、*第三代会長に池田氏就任。
 *『我が創価学会は、日蓮正宗の信徒であります。従って私どもは、大御本尊様にお仕えし、御法主上人様に御奉公申し上げることが学会の根本であると信じます。』

昭和38年8月、*『今の政治家は、やれ勲章を買うとか、金を取るとか、また有名人は利己主義になって、自分の名だけ売って、金儲けをする。私は、位も、名前も権力も、また大臣もいらない。』(聖教新聞)

昭和40年8月、*『わたしは、大きな建物は作らない。全国の小さな会館が飛行機の役目をするのだ。』
  40年10月、*正本堂建立のための建設基金・供養を集める。(予定が35億円に対して450億円集まる。その中から100億円を宗門へ)

  40年11月、*『正本堂ご供養は創価学会が天下を取るための瑞相である、学会は僧侶の家来ではない。』(理事会メモ)

昭和41年1月、*『私は、何も言わなくてもみな見えているよ。とても敏感なんだ。』
  41年8月、*『私の構想は、大聖人の仰せと寸分と狂っていない。』
  42年2月、*『私から幹部の任命を受けることは、記別を受けること。記別とは、信心の血脈。これなくして「法華経を持つとも無益なり」である。』

  44年12月、*「言論出版妨害事件」(~45年)
   *藤原弘達氏(明治大学教授)の著書:「創価学会を切る」が発刊されることが分かり、組織をあげて出版を妨害した事件。
他の書籍の出版妨害、著者への圧力もあり、戦後最大の言論弾圧事件となった。

  45年5月、*国会で糾弾され、マスコミに追及されて、池田氏は会員の前で反省・謝罪を発表。(国会や記者会見での謝罪ではない。)
  45年5月、*『私は全部分かっている。電波を発信しているけど、受信機が壊れていては何にもならない。』
  45年6月、*『私が教わったのは帝王学だ。私は最高権力者になる。』 *『学会っ子はお金もいらない、身体もいらない、奴隷のように学会に仕えよ、それが御本尊に仕えることだ。』(社長会)
  45年7月、*『独立国をつくろう。創価王国、創価共和国だな。文部大臣は森田さん、大蔵大臣は中西さん・・・。』(社長会)

昭和46年1月、*正本堂で集めた本当のお金が明らかになる。
       *『五年間であれだけ。10年間ではあの倍。あの発表355億円の他に100億円はやった。また稼ぐよ。』(社長会)
昭和47年2月、*題目を商標登録。同年10月、「正本堂」が完成。
  48年4月、*創価学園が開校。 富士美術館が開館。
   
昭和49年4月、*宗門からの独立路線を画策(「本山の件」山崎、八尋報告書)
 < 本山・正宗は、党、大学、民音以上に学会にとって存在価値のある外部と思われ、これを安定的に引きつけておくことは、戦略上欠かせない要素と思われる。そのための布石として、次の事項が必要です。>

①本山の経理事務の支配。
②財政の支配、学会依存度を高める。
③信者の支配、海外布教権の確立。
④墓地、典礼の執行権委譲。
⑤総代による末寺の支配。
⑥法華講総講頭の権限確立。
    ※12月、背後を固めるため、共産党と「創共協定」を結ぶ。
         次回に続く

桃太郎さん、たくさんの書籍を読んでらっしゃいますね。

書き出すだけでも大変だと思います。

その2以降もまた記事にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

またこれをご覧になって桃太郎さんにコメントしたいと思った方は、是非本家「白バラ通信」にて直接コメントされてください。

ではでは、他人の褌で相撲を取ってしまっている今回の記事でした。そんなことがしたくなるくらい素晴らしいコメントだったのですよ、はい。


5 コメント

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財務・・・ただの集金もしくは上納金でしょう。(笑) (roco)
2013-03-03 23:57:18
財務・・・ただの集金もしくは上納金でしょう。(笑)
高額財務した人、させた人は役職が上がったりしてますね。
学会員さんにとって役職は重要ポイントなので、役職のために活動している人多いと思います。

私も桃太郎さんのコメント興味深く拝見しました。
よくまとめて下さって、改めて気づいたこともありました。

学会員さんがよく言うのは
正本堂建立時、寄付したのに宗門は壊した!とか言いますけど
私が聞いた話では、あとで学会から返せと言われ返したとのことです。

宗門を乗っ取るための象徴でもあった正本堂ですが、補修維持費がかなりかかるということで壊したそうです。
壊してよかったです。

でも、その当時はまったく逆のことを思ってました。
まんまとトラップに引っかかって・・・。
知らないって恐ろしいですよね。

宗門は7つのお寺を創価に取られているんですが、学会員を総代にさせて宗門から僧侶、信者を引き連れていったこと、桃太郎さんのコメント読んでいてわかりました。

とにかくあくどい事ばかりで真実を知ると吐き気します。
なんで、こんな人を日蓮大聖人の生まれ変わりとか仏と思っているのでしょうね。

現実や真実から目を逸らして、嘘を信じてもあとで騙された-って言うのは学会員なんですからね。

そういえば、先月、戸田会長のご長男が亡くなったのですが、日蓮正宗で葬儀行っています。
お経を読んだのは日顕上人です。
で、創価の大幹部2名ほど出席されたようです。

師弟不二の師匠のご長男の葬儀にも出席しない弟子ってw
師弟不二を信じてる学会員さん、可哀想です。
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クロさん こんにちは(^.^) (ミルフィ~ユ)
2013-03-09 16:38:27
クロさん こんにちは(^.^)


3月に入り少しは暖かくなって来たので、桜咲く春が本当に待ち遠しいです。

きのう友達が久々に遊びに来て開口一番、「ねえ 池田大作さんって生きてるの?」と言ったのでなんか可笑しかったです。


学会員じゃないのに、最近の名誉会長情報を全く耳にしないのでちょっと気になったそうです。


そこで去年からの一連の夫妻2ショット写真、車中激励写真、創価文化センター視察写真などを彼女に見せました。


その感想は「何だかこれとこれは全く同じ顔みたいだね。 服や背景を変えてるだけじゃないの?」でした(笑)
そして「東京・新宿区内で」に笑ってました。

きのうの聖教1面に「全国儀典部長会」が学会本部別館で開催された記事が。

正木理事長が「学会の『友人葬』こそ、日蓮大聖人の仏法の本義に基づく葬送儀礼」と強調したそうです。

ほぉ~ だったらなぜ大幹部は友人葬をしないんでしょうね。ふ・し・ぎ(笑)


今日の寸鉄に「微小粒子状物質PM2.5の濃度が各地で上昇。 観測情報に注意。 冷静に賢く対処を」とありました。


中国から山のように名誉ナンタラ称号貰って喜んでる暇があったら この酷い環境汚染に対してズバッと提言でもしたら如何でしょうか。

いつも名誉会長言ってますよね。中国は父の国?でしたっけ。 そう思ってるならお父さんにアドバイスのひとつもしてあげて下さいな。


そうそう創価新報3/6号が来ました。
今回は3.16‐55周年記念特集が載ってました。

ほかに幹部座談会の記事もあるんですが、学会青年部幹部3人と青年僧侶改革同盟の3人が話してます。

また見出しだけちょっと紹介しますね。

「日顕宗 歪んだ所化教育の実態 差別と暴力で人格を破壊」

「信心なきニセ法主 『30分以上の唱題は弊害』と放言」

「孫も陰では『ジジイ』呼ばわり」

「止められぬ『瞬間湯沸し器』」などなど。

それはそうと学会ご用達の僧侶って何をしているんでしょうね。
確か宗門と別れたあと葬儀は在家でやるものだとか何とか言い出して それから学会の儀典部なるものが設けられ導師をするようになったんでしたよね。

でも因習深い地域では坊さんがいない葬式はおかしいと言われないよう 学会専用僧侶が葬儀で導師をするんでしたっけ。


僧侶は必要なく在家が取り仕切るんだ、いや僧侶がやってもいいんだと何でもありのようで…いやはや。


会館寺院と言う建物が全国に何十個かあるようですが 維持費は結局学会から出てるんでしょうね。
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クロさん おはようございます (ミルフィーユ)
2013-03-10 08:29:41
クロさん おはようございます


うちは公明日曜版だけ取ってるんですが、今日は公明新聞ネタをひとつ(くだらない内容ですみません)


先月、都議選候補予定者23人の写真と略歴が載ってたんですよ。

職歴・学歴・党役職歴など書いてありましたが、23人中11人も創価大卒だったのでヘェ~!でした。
半数が創大卒とはね~。

でも23人中、2名だけどういうわけか学歴が書いてありません。

常々 議員として働く上で学歴、肩書き、名誉などは関係なくただひたすら皆さんのためにがんばることが大切と言ってる割にはアララ?と思ったんですよ。


だったら学歴なんて載せなきゃいいし、載せるなら『全員』載せりゃいいのに。

なんか2人だけ書いてないから、かえって目立つんですよ。
この候補者はどこの学校出たのかな?と。

だって「○○大学中退」と書いてある人もいる中で、全く触れてないのも変じゃないですかね。

トップの誰かさんが学歴・肩書き・名誉称号にこだわる御仁だから公表したくなかった?…なんてね(笑)
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rocoさんへ (クロ)
2013-03-17 01:22:18
rocoさんへ

お返事を大変お待たせいたしました。申し訳ありません。


>学会員さんにとって役職は重要ポイントなので、役職のために活動している人多いと思います。

そうですね。
認められることを学会に求めている人は多いでしょう。自覚はないでしょうが。
一般では学会で認められること<財務(お金)なんですが、最初に認められる快感に捉われると見誤る人が多いんでしょう。

正本堂はうちの母親も激昂スイッチの入る問題の一つです^^;
補修維持費と、池田氏が正本堂の建立を日蓮さんも為しえなかった偉業として自分を持ち上げたんですよね。
宗門の方で出している正本堂解体の理由について漫画で寄付に対する精神を説かれていますが、その精神は学会にはないですね。
「壊す理由があったから壊した。建物自体に功徳はない」
「ご供養の功徳は出したときに立派に積まれた」
「それを後から色々文句を言ってたら、その功徳はみんな消えてしまう」
「純粋なご供養の精神ならば建物自体に、そんなにこだわることはない」
なるほどな~と思いました。確かに功徳を積むとはそういうことです。
母親の功徳はとっくに消えていることでしょう。最初からないのかもしれませんが。


>なんで、こんな人を日蓮大聖人の生まれ変わりとか仏と思っているのでしょうね。

それは、その人がそう信じたいからです。
人間は自分の信じたいものしか見えない生き物です。
そう信じることが楽なのです。言われたままだとしても。
その生き方を望む人に望むものを提供しているのが池田氏であり創価学会であるとも言えるでしょう。
後で騙されたーと言える人は幸せです。
騙されることを望んでいた自分に気づくことができるでしょうから。

戸田会長のご長男、お亡くなりになったようですね。
戸田会長の奥さんも日蓮正宗で葬儀をされていますし、当時も学会とは無関係ですと通したようですしね。
この奥さんの葬儀も池田氏は行っていませんし。
当時はまだ名立たる幹部たちが列席されていたようですが、今回は2名ですか。
いよいよ師匠の師匠も軽んじられてしまった感が無きにしも非ず、といったところでしょうか。
返信する
ミルフィーユさんへ (クロ)
2013-03-17 01:43:39
ミルフィーユさんへ

本当にやっと春めいてきましたね。
本日(16日)桜の標準僕も開花宣言しましたね。
春ですよ、春!

非学会員のお友達、池田大作さんに興味あるとはw
学会と関係なく行きていてそんなに名誉会長の情報って目にします?
電車とかの広告とかかなー?


>正木理事長が「学会の『友人葬』こそ、日蓮大聖人の仏法の本義に基づく葬送儀礼」と強調したそうです。

だったら一言付け加えるべきでしたね。
私の葬儀は是非「友人葬」で!とね。そう遺言を明言する幹部はいないのかw

寸鉄のPM2.5の話題、あれほど中国との関係性をアピールしている創価・公明党ならば発生元に何か言ってくれたらいいのに・・・。
なんでこちらが冷静に賢く対処しなければならないのか。
ていうか、じゃあ賢い対処方法て具体的に示せよ!ってねw

創価新報は相変わらずのクオリティですね~。
批判にも品がない。
しかし学会専用僧侶とか、何でもありなんですね。
坊主は不要!と声高に叫ぶ割には体裁を気にするという。
破門後に自分たちで新たに独自の教義や本尊を立てず、自分たちで言っていることすら通すことができない。
こんな中途半端な新興宗教がここまで成長したのが謎です。
逆に中途半端さが受け入れられたのか・・・。ふ・し・ぎ~。


>だったら学歴なんて載せなきゃいいし、載せるなら『全員』載せりゃいいのに。

なんて面妖な・・・w
ほんと、変に隠されると気になりますよねw
本人の意向とか?
いや、創価公明が本人の意思を尊重するなんてあり得ないか。
とすると学会側の意向でしょうね。
明記させられない学校てw
確かに創価大ならば池田氏が創設者なので池田氏を上回るということはないでしょう。
よっぽど池田氏のプライドが傷つく学校を出てしまったのでしょうね。
しょーもないことするからアンチにこんな邪推されるんですよ、まったく。
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