ノーベル平和賞に、中国人の劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏の授与が決まりましたね。
ノーベル平和賞に劉暁波氏 投獄中の中国民主活動家 産経ニュース
劉暁波氏は中国の一党独裁体制の廃止を求め、国家政権転覆扇動罪で服役中の民主活動家の方です。
このノーベル平和賞受賞の意味するところは、国際社会が中国の体制を批判していると捉えてよいでしょう。
さて、タイトルにしたように創価学会は中国が大好きですよね。これに異を唱える学会員さんはいないでしょう。
池田氏がもらっている顕彰の数々も、圧倒的に中国からが多いです。
有名な「中国を父、韓国を兄と敬え」という言葉も学会にはあるくらいです。
この創価学会が敬えと言っている中国とは、現体制の中国です。
それは池田氏がかつて来日した胡錦濤国家主席と満面の笑みで握手して、彼を称えたことから見ても疑いようはありません。
ということはですよ。
国際社会は創価学会のこのようなあり方、方向性についても批判したと同義ではないでしょうか。
中国の体制を批判したものが、中国の体制を支持するものを認めるわけもないのです。
しかし…学会員の皆さんはあまりそういうこと考えなさそうですよね。
お花畑的思考というか、どこか超次元で切り離していそうだし、何よりこのニュースに対して情報に触れなさそうです。
聖教新聞で詳しく報じるはずもなく、学会員さん全員がとは言いませんが、「中国の一党独裁ってナニ?」「民主活動家ってナニ?」というレベルのような気がします。
だってうちの母親がそーなんだもん!
テレビではある程度大きな扱いとなっているニュースですが、自分自身が興味を持って聞いていなければただのBGM。その一瞬は覚えていても。結局頭の中には残らないのです。
いわゆる「情報弱者」と言われる年配の方、特にご婦人に多い傾向かと思います。
この中国(人)のメンタリティについて、尖閣諸島問題について金美齢さんが週刊ポストの取材で指摘されています。
金さんは私が毎週観ている「たかじんのそこまで言って委員会」によく登場するパネラーで、鋭い指摘で説得力のあるコメントをされる方です。
尖閣諸島問題について(2010年10月04日) 金美齢ホームページより
中国の国民性というものが分かりやすく書かれています。
「悪しき隣人」と評されニュースになりましたが、そんなことはずっと昔から分かっていることだと思います。今さら何を、という感じです。
ですが国なのだから引っ越して隣人解消することもできません。その隣人とどうやって付き合っていくか、中国人ではなく日本人が考える問題なのでしょう。
取り返しがつかなくなる前に、多くの人に考えてもらいたい問題です。