真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

マインドコントロールとは何か より「破壊的カルトの集団運営の方法」その1

2012-05-27 16:54:44 | カルト宗教
マインド・コントロールとは何か マインド・コントロールとは何か
価格:¥ 1,427(税込)
発売日:1995-08

第1章 破壊的カルトの活動とマインド・コントロールより

破壊的カルトの集団運営の方法 ――マインド・コントロール(1)

 先述した特長は、私たちの社会規範に照らしてみたときには、容認しがたいことはいうまでもなかろう。では、知性も教養も高い人々が、どうしてそうした疑惑のある組織の活動へと参画してしまうのだろうか。あるいは破壊的カルトのメンバーは、なぜ一般には「悪事」とみなされるような反社会的と思われる行動をとってしまうのだろうか。
 その第一の理由は、
破壊的カルトは、その組織に参加していこうとする人々に対して、何か重大な彼らの充足させたい欲求や必要物を与えているからである。つまり、破壊的カルトのメンバーは、その集団内で生活することによって、それまで欠けていた剥奪感や空虚感から救われ、主観的な意味での幸福を手にすることになるからである。
 また、何かを強く信ずることは、心理学的にはいくつかの肯定的効果がある。たとえば、「病は気から」というわれように、信念を持つことが、病気の奇跡的な治癒効果をもたらすことにつながることもあろう。

~中略~

 精神医学者のギャランターは、破壊的カルトと目されるいくつかの宗教的カルトに所属するメンバーに、面接や心理テストを用いて主観的な幸福感を調査した。その結果、多くのメンバーがその組織に参画する前と後との比較において、主観的幸福感が増していたと報告している。

・・・その(2)に続く

あなたの心のスキマ、埋めてあげましょうか・・・?

そうして誰の心にもあるちょっとしたスキマから入り込んでくる、カルト宗教の甘い囁き。

入り込まれたが最後、入り口がスキマである以上出て行ってもらうのも困難です。

創価学会で言えば、組織のメンバーに与える必要物というのは、多くの場合「コミュニティ」を指すと思います。

親密な人間関係。しかも、自身にどのような人格の問題があろうと、「学会員」という肩書きさえあれば無条件で暖かく受け入れてもらえる。

人との繋がりに飢えているような人にとっては、大変魅力的な組織に写りましょう。

次には個人的感想でしかありませんが、「自己満足」を得たいという欲求も強いかと思います。

社会貢献、世界平和、文化活動・・・。これらのことに貢献したい気持ちは誰しも少なからず持っていると思うのですが、実際にやろうとするとなかなか手を出せるものではありません。

しかし難しいことは何一つ考える必要もなく、自分の身の回りで動き回るだけで、あるいは新聞を取るだけで、はたまた勤行するだけで、それらのことにこの世で最も貢献できる組織がある。

大した労力を必要とせずに(と思っている)、社会に役立つ人間になっていると自己満足できるのが創価学会という組織です。

学会員さんそれぞれに、欲求は色々あるとは思いますが、上記のような欲求の充足感を与えてくれるのが創価学会だと感じてる方は多いのではないでしょうか。

そしてこれらのことは、自分から手放すことに非常に罪悪感を覚えます。だからなかなか組織からは離れられないという二重トラップになっている。

以前カルト宗教に関するどこかのサイトで見たのですが、宗教団体に属す前と後で、主観的幸福感が大きく変化するのはカルト宗教の傾向が大変強いそうです。

伝統宗教ほど、自身の内面に強烈な変化は現れないそうです。分かる気がします。

即効性とハッキリとした効き目がなければ、カルト宗教(多くの新興宗教)はやっていけませんでしょうからね。


kanさんの「真・なるほど創価学会」

2012-05-20 16:33:48 | 創価学会問題

前回記事でナイツの「なるほど創価学会」を紹介しました。

そのQ&Aにコメント常連のkanさんが「これぞ真実の答え」というようなコメントを投稿くださったので、ご紹介します。

kanさん、事後承諾でスイマセン!

Q1創価学会って、どんな教えを信仰しているの?

欲に狂った在日の池田太作(その後・大作)への個人崇拝、それが信仰だとの教えです。
どんな無理をしても・お金を差し出すことと、公明党の選挙応援が正しい信仰だとの教えです。

Q2そもそも宗教は、どうして必要なの?

全く必要ありません。
本来、誰しもが「神」であり・「仏」なのです。
日本の歴史的伝統で冠婚葬祭の時、一つの儀式として「節目」的な役割を行なう・・・それは善悪なき人間的な自然の「節目」です。
本来、宗教の生活に根ざした社会的役目はそれだけなのです。
あとは、しいて言えば「優しき心の抱擁」です。

Q3機関紙の聖教新聞って、どんな新聞なの?

嘘と捏造と池田大作自慢事項掲載の、組織内の日刊機関紙です。
池田大作が気に入らない人たちは、罪を捏造されて極悪人にされ・非道な言葉で集団攻撃される実態がよく載っています。

人を救う・人を包み込む・人を許す、そういった本来の宗教の役割からあまりに逸脱したカルト的な内容です。
とても宗教団体とは言えない。。。
その異常さを「正義だ!」と会員に教え込む。
聖教新聞じゃなく、洗脳新聞が正しい呼び名です。

Q4座談会に誘われたんだけど、皆で集まって何をするの?

組織の上からきた命令を集まった会員に流す会です。
命令は、会合の集合命令・聖教新聞(正しくは洗脳新聞)の売上ノルマの推進・民音入場券や書籍等の購入の押し付け、そして選挙期間は公明党への強制的応援要請・・・・・これが創価学会の座談会です。
実態は座談会じゃなく、奴隷会なのですよ。

Q5みんないつも忙しそうだけど、どんな活動をしているの?

Q4の回答の事柄の多くを、言われるままに一生懸命にしています。
全て数字でノルマ化されて言われるので、それをこなすのは大変なのです。
それが信仰活動だと教えられているのです。

みなさん、この厳しい時代に仕事を一生懸命にして生きてるのですが、創価学会に入ると・仕事でもないのに、創価学会に雇用されてるわけでもないのに、そういう大変なことを余計にしなくてはならないのです。
だからとても無理をするので、家計が壊れ・健康状態が壊れ・正常な精神状態が壊れるような忙しさがあり、これが創価学会に入ってる人の日常なのです。

Q6学会の友人葬って、なんで僧侶を呼ばないの?

創価学会は日蓮正宗の信徒の団体でした。
でも、池田大作氏が勝手に・宗教の基本である「御本尊」を模造するという異常で狂った信徒にあるまじき行為をしたり・信徒なのにあまりに高圧的な独裁的行為が過ぎて、創価学会は日蓮正宗から絶縁されたのです。

創価学会は僧侶のいない「新興宗教団体」なのです。
だから、僧侶を呼べないのです。

友人葬が理想的だ!と創価学会は叫んでますが、元公明党の冬柴氏や原田会長夫人・多田全国婦人部長・関西婦人部長・多くの副会長等など・・・大幹部と言われてる人たちは、亡くなっても友人葬などじゃなく・家族葬や密葬を行なっています。

Q7創価学会は、何を目指しているの?

池田崇拝を根本にした、独裁世界を目指しています。
そのために日蓮正宗を利用してきました。
日蓮正宗(宗門)から首を切られたので、新たに「日蓮世界宗」として登録しました。

池田大作を「永遠の指導者」と位置づけ、祈りの経典にも池田大作への感謝を押し付ける文言を入れています。
池田大作は、あくまで一個人です。
常識ではありえません。

そうやって宗教を狡猾に利用した「非合理な営利集団」、それが創価学会の実態です。
創価学会の収支を調べれば、いくら情報不足の素人でも昨今はネットや暴露本など多くありますから、客観的に自然に理解できることです。
北朝鮮をさらに・さらに悪くした狂気集団、そう言えばわかりやすいかもしれません。

本当に、こちらをパンフにして配りたいような内容ですね。

kanさん、改めてありがとうございます。

創価学会というのは実際にこの通りだと思いますが、ではなぜ、こうも多くの学会員さんが信仰しているのでしょう。これを見たら、とても付いていけませんよね。

「マインドコントロールとは何か?」という書籍を紹介していますが、破壊的カルトの特徴として「虚偽と欺瞞の組織」という記述があります。

"虚偽で形成された表向きの信念" "組織の活動自体にも二重性が見られ、ほとんどの信者には明かされない秘密の活動や、組織の仕組みがあったりするのである" とあります。

そうです。創価学会のいわゆる「バリ活」さんと呼ばれる方々は、この「表向きの信念」や「二重性の片面」だけを見て(見せられ)信じているわけです。

そしてその「表向き」の答えが、ナイツが答えている方の答えなのだと思います。

世の中…表向きがあるとすれば、その裏が本当の理由であり真実であるものです。

だって表向きが本当の理由ならば、「表も裏」も必要ないのですから。

ナイツの答えに「池田代作名誉会長」の名前は一切出てきません。これが表向きでなくてなんだというのでしょうか。

良くも悪くも、池田代作名誉会長の名前なくして創価学会を説明できようはずもありません。それは学会員さんたちこそが、一番ご存知のはずです。

さあ、なぜナイツが永遠の指導者であり偉大なる師匠たる「池田代作名誉会長」の名前を出さなかったのか、深く考えてみましょうよ。是非。


SOKA 2011 より「なるほど創価学会」

2012-05-13 16:53:07 | 創価学会問題

実家で見つけてきた学会パンフレットから、創価学会芸術部員の漫才コンビ・ナイツが分かりやすく(?)学会への素朴な疑問に答えるというコーナーをご紹介。

ええ、勿論実際ネット(ヤホー)で調べてなんかいないのは分かっているんですけどね。

なるほど創価学会ナイツの「ヤホーで調べました」

Q1創価学会って、どんな教えを信仰しているの?
Q2そもそも宗教は、どうして必要なの?
Q3機関紙の聖教新聞って、どんな新聞なの?
Q4座談会に誘われたんだけど、皆で集まって何をするの?
Q5みんないつも忙しそうだけど、どんな活動をしているの?
Q6学会の友人葬って、なんで僧侶を呼ばないの?
Q7創価学会は、何を目指しているの?

どれもぼやかした、あるいは誤解させるような歪曲した表現、事実とはかけ離れた回答が載せられています。

「ヤホー」で調べたらこうはならんだろという答えが満載w

その中でも分かりやすいQ3の聖教新聞とQ5の活動内容をご紹介しましょう。

Q3.機関紙の聖教新聞って、どんな新聞なの?

聖教新聞は今年、創刊60周年を迎えました。仏法から見た現代社会の課題、世界の動向、また未来への方向性など、人間主義を貴重とした独自の視点で編集されています。単に宗教機関紙というより、「人間の機関紙」というべき性格を持っています。暗いニュースが目立つ世相にあって、笑顔の多い、明るく希望に満ちた情報発信が特徴です。

~中略~

そして一般ニュースからスポーツまで、多彩な紙面構成で、会員以外の読者にも喜ばれています。現在、550万の発行部数です。

聖教新聞を一週間読んでみましょう。その感想が「笑顔の多い、明るく希望に満ちた情報発信が特徴」であったならば精神に異常をきたしているか、日本語が得意でないかのどちらかでしょう。

「人間の機関紙」…( ´,_ゝ`)プッ

勝手に人間を背負わなくていいですよ。ていうか、勝手に人間名乗らないで欲しいですね。一般人も含まれちゃうじゃないですか。

「多彩な紙面構成で、会員以外の読者にも喜ばれています」そんな話はついぞ聞いたことがないし想像し難い!

一般ニュースもスポーツも紙面の極僅かで共同通信のをそのまま載せ、多彩とは程遠い内容。一般人に名誉会長のもらった顕彰は異様か無関心にしか映らないというのに。

Q5.みんないつも忙しそうだけど、どんな活動をしているの?

学会員は日々、法華経(方便品、寿量品)を読誦し、南無妙法蓮華経の題目を唱えて、これを生活のすべてにわたる活力の源としています。また、学会の会合に参加して、互いの信仰を触発し合いながら、友人も信仰の実践で幸福な人生を送れるように、その人のことを祈り、励ましを送り続けています。家庭では、よき家庭人であることを目標とし、職場では“なくてはならない人”を目指して、自身を磨きながら成長への努力を重ねています。

忙しいのは選挙活動をするからです!!

以上!!

…で済むんですが、もう少しツッコミ入れてみましょうかw

後半赤字部分に注目。「家庭では、よき家庭人であることを目標とし~」とあります。お気づきでしょうか?学会活動とは一切関係ありませんね。

そしてもっと言えば、宗教にも関係のない当たり前の事ではないですか。

そしてもっともっと言えば、「よき家庭人、職場でのかけがえのない人間」になろうとするならば学会活動はすべきではありません。活動に充てる時間を家庭、職場で活かす人の方がより「そう」であることは明白でしょう。

学会活動はそれを補って余りある「何か」を与えてはくれません。等価の代償にすらならない。費やしたら費やした分だけ、人生から引かれていくということをお覚悟ください。

さて、通して言える事は、このQ&Aには名誉会長の話は全く出てきません。恐ろしいことに。

Q1の答えなんかは名誉会長抜きでどうやって説明できるというのか(日蓮大聖人の話で答えてますが)。

そして学会の発行物というのは外部向けと謳ってはいようと実際内部向けであるのが実情ですが、Q6の答えなんかには「今どき、香典泥棒なんてデマ信じてるの?」とナイツのお二人がしかめっ面です。…誰に向かって言っているつもりなんでしょう?

私がそうでしたが、「今どき」香典泥棒なんて知っている人はいないんですよ。よっぽど創価学会に興味があって調べている人でなければ。それなのにわざわざマイナスイメージになる香典泥棒の話を持ち出すなんて、「ネットはデマだ信じるな」という内部向けなんですね。

このパンフを信じて折伏された人、いたら面白い。

つまらない話ですが、このパンフは実家に5冊ありました。何が入っているか分からないぎゅうぎゅうの本棚でホコリかぶってました。なんで読みもしないものを家族分買うかなー。95円とはいえ!(いや、95円だからこそ家族分買わされちゃうのか…)

そんなチリも積もればの、学会の栄華ですものね…。


マインドコントロールとは何か より「公共の利益と福祉に反する活動」

2012-05-06 12:21:57 | カルト宗教

マインド・コントロールとは何か マインド・コントロールとは何か
価格:¥ 1,427(税込)
発売日:1995-08

第1章 破壊的カルトの活動とマインド・コントロールより

破壊的カルトの反社会性

(4) 公共の利益と福祉に反する活動

 これまで述べてきた特徴は、破壊的カルトのメンバーとなった者が受ける反社会的な犠牲であった。そしていまひとつ述べたい破壊的カルトの重大な特徴は、公共の利益と福祉に反する活動である。
 破壊的カルトの活動が、彼らと信念を共有しない私たちの社会に、さまざまな脅威となる行動となって現れることがある。
 それらの活動は、経済的問題と社会秩序問題に分けてとらえられるが、いずれも彼らの論理ではその信念にもとづいて、なかば「やむをえない」、あるいは「結局はためになる」ことだと正当化されてしまっている。
 経済問題とは、破壊的カルトの活動がわれわれ第三者の財産を脅かすことがあるという問題である。たとえば、インチキな目的で募金やお布施を求めたり、強烈な恐怖を与えて脅迫することで、高価な物品を買わせたりといった詐欺的商法、寄付や献金・貸与を強いられたりしたといったケースが、これまでに多く見られてきた。
 つぎに、社会秩序の問題では、目標追及の過熱した破壊的カルトのメンバーの暴力が第三者の生命や身体の安全を脅かすことがある。あるいは、メンバーの子どものさまざまな権利が、ないがしろにされてしまうことがよくある。
 たとえば、ある破壊的カルトは、彼らの組織の目標追及の活動を妨害するからという理由で、外集団と武力衝突するケースがあった。また、彼らの活動が外集団である地域の住民の生活をかき乱すことで、争議になった。あるいは、家庭内でのトラブルも多い。ある日突然、家族のうちのだれかが全ての社会的責任を放棄して破壊的カルトの活動に没入しり、また財産をすべて持ち去って家出して、組織内で生活するようになったために、取り残された家族のメンバーの生活が混乱させられてしまうことなどが起こっている。

後略~

GW最終日ですが、皆様いかがお過ごしでしょう?よい休日を過ごされたことと思います。

パソコン乗換えが難航した末に、途中で放置wしたため更新が一週飛んでしまいました。

今回のご紹介している記述は、やはり創価学会を彷彿とさせる内容です。

むしろこれが酷いから学会は社会に受け入れられないわけですが。

第三者の財産を脅かす、ということであれば公明党の存在です。彼らが国民の利益でなく学会の利益のために動く時にも税金は使われています。

そもそも存在自体に税金が使われているのですから。

学会員さんの票を抜いたら公明党が存在すると思いますでしょうか。ありえません。

また、細かい話で言えば、私の家であった財務問題のように家族に了承なく家庭の財源から寄付を捻出することは、学会員ではない家族にとっては財産を脅かされたことと同義です。

社会秩序の問題は挙げればキリがないですね。

「一・一ライン」で再び脚光を浴びた市川雄一氏が関与したといわれる、東京都議選での練馬区の投票所で起きた創価学会員による襲撃事件もいい例でしょう。

投票時間を過ぎて投票を断られたことに腹を立て、選管の委員に暴行を加えた事件です。

「憚りながら」で暴力団との関与も暴露されました。この暴力団を使って、一体どれほどの犠牲が出たことか。

希望さんの「白バラ」ブログで、もも(ら)さんが紹介されている一連の騒動も、いかにも創価学会らしい反社会行為です。

挙げれば本当にキリがないのでこの辺で…。

ちなみに、練馬事件はこちらのブログに詳しく書かれています↓。

創価学会事件史 学会で教えない様々な事件、出来事を一挙公開

市川雄一氏のウィキにも少し記述がありますよ。

ことに学会さんは選挙のことになると過熱する傾向が強いです。それだけ、公明党が存在することが学会にとっての重要事項ということなのでしょう。

内部団結も図れて考える暇も与えず忙しくできて、一石二鳥にも三鳥にもなりますもんね。

それが宗教団体として益々ワケの分からないことになろうと、お構いなしですね。