真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

乱脈経理 より「ルノワール事件」 その18

2016-06-26 21:13:55 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その18

 四月二四日、ルノワール事件に関して学会幹部職員から興味深い話を聞いた。
 四一億円もの値段で学会がルノワールの絵画を購入したことは、学会内でも不評を買っていた。特に家計を預かる婦人部の会員たちの不満が強かった。それで学会本部では、「ルノワールの絵は、本当は一〇〇億円もの価値があった。それを安く池田名誉会長が買ってくださったのだ」と婦人部に説明しているというのだ。「そんな説明、誰も信用していませんよ」。この幹部は吐き捨てるように言った。

・・・その19に続く。

そんな説明、誰も信用していませんよ!!

これも誰が何処まで信用する言葉でしょうね。だって今現在、ルノワールに限らず学会所有の美術品に関してそのように言われているのではないですか?私、何度かネット上でそのような学会員さんの言葉を見たことがありますよ。

嘘も百回言えば・・・ってやつで、当時は信用されていなかったけどしつこくしつこく言い続けることによってそのように思われてきたのですかね。

大体当時の様子は私にはリアルに分かるわけではありませんが、現時点から推察するに多くの学会員さんにとってこのルノワール事件や国税の調査ってそれほど問題視されていなかったのではないでしょうか。

当時から学会員だった人も、この事件を知らないとか、「あぁ~そんなこともあったな」程度の認識じゃないんでしょうか。

悪い問題ほど、学会では夢であったかのようにいつしか忘れられてしまいますからね。

さて、話は変わり。コメント欄でアズラさんがお知らせくださったのですが「週刊ダイヤモンド」で創価学会と共産党という特集が組まれておりまして、目次を見るとなかなか興味深い内容となっております。

サイトから少し読むことが出来ますので興味のある方はどうぞ。

「週刊ダイヤモンド 創価学会、国内低迷・海外躍進で「世界宗教化」に野心 」(2016年06月17日掲載)


乱脈経理 より「ルノワール事件」 その18

2016-06-26 21:13:55 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その18

 四月二四日、ルノワール事件に関して学会幹部職員から興味深い話を聞いた。
 四一億円もの値段で学会がルノワールの絵画を購入したことは、学会内でも不評を買っていた。特に家計を預かる婦人部の会員たちの不満が強かった。それで学会本部では、「ルノワールの絵は、本当は一〇〇億円もの価値があった。それを安く池田名誉会長が買ってくださったのだ」と婦人部に説明しているというのだ。「そんな説明、誰も信用していませんよ」。この幹部は吐き捨てるように言った。

・・・その19に続く。

そんな説明、誰も信用していませんよ!?

これも誰が何処まで信用する言葉でしょうね。だって今現在、ルノワールに限らず学会所有の美術品に関してそのように言われているのではないですか?私、何度かネット上でそのような学会員さんの言葉を見たことがありますよ。

嘘も百回言えば・・・ってやつで、当時は信用されていなかったけどしつこくしつこく言い続けることによってそのように思われてきたのですかね。

大体当時の様子は私にはリアルに分かるわけではありませんが、現時点から推察するに多くの学会員さんにとってこのルノワール事件や国税の調査ってそれほど問題視されていなかったのではないでしょうか。

当時から学会員だった人も、この事件を知らないとか、「あぁ~そんなこともあったな」程度の認識じゃないんでしょうか。

悪い問題ほど、学会では夢であったかのようにいつしか忘れられてしまいますからね。

さて、話は変わり。コメント欄でアズラさんがお知らせくださったのですが「週刊ダイヤモンド」で創価学会と共産党という特集が組まれておりまして、目次を見るとなかなか興味深い内容となっております。

サイトから少し読むことが出来ますので興味のある方はどうぞ。

「週刊ダイヤモンド 創価学会、国内低迷・海外躍進で「世界宗教化」に野心 」(2016年06月17日掲載)

 

もう一つ別の話題を。ご存知の方も多いかもしれませんが、シニフィエさんのブログ「対話を求めて 静かに創価学会を去るために」が400万アクセスを達成されました。

今回またコメント欄を解放されてお祝いコメントを受け付けてらっしゃいますよ~。

凄いですね。相当早いペースでアクセス数を伸ばしてらっしゃいます。きっと学会員さんで、気持ちが揺れている方は元より、学会を信じる心はありながらも目が離せずにいる方なども多いのではないでしょうか。

「対話を求めて」では脱会した方や籍はあるけど心はアンチな方が多くコメントされています。自身の体験からくる言葉は、やはり説得力が違いますから「アンチなんて」と思いながらも読んでしまうという人も多い気がします。

あの元職員3人組も読んでたりしないかな?しなさそうですけどw存在くらいは知っているかな~?

一度「白バラ通信」や「対話を求めて」などのブログの感想を聞いてみたいですね。

え?うち?うちは遠慮しておきます~w


乱脈経理 より「ルノワール事件」 その17

2016-06-19 22:17:39 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その17

 四月二三日、修正申告を発表する学会の記者会見でのコメントについて、八尋氏から相談を受けた。私は、コメントの内容について池田名誉会長の了解を得ているのかと思い、「名誉会長が知らないと後で困るのは君たちだ」と八尋氏に釘を刺した。会見でコメントを出したものの、後で池田氏から「オレは知らん。秋谷と八尋が勝手にやったことだ」とハシゴを外されたら困るからだ。『月刊ペン事件』訴訟など、過去に何度も池田氏に煮え湯を飲まされてきたので念を入れたのである。
 八尋氏は「そうさせていただきます」と言い、秋谷氏が、申告前に学会の県長会に事前の根回しをしたがっていると話した。そのため、申告日を五月七日から国会終了日の八日にずらし、五月六、七日の両日に県長会を開きたいと言っているという。しかし、いまさら国税庁と約束した予定を変えられるはずもなく私は聞き流した。

・・・その18に続く。

八尋氏からの電話ですが、学会の県長会が優先されるとか、発想がすごい。言えば通りるとか思えるのがすごい。たとえ願望としてあっても口に出せる立場かどうか、考えると思うんですが。

秋谷氏からの依頼ということですが、権力を手にした者(学会)の万能感とでもいうべきものでしょうか。

もう何度も書いていることですが、公明党議員はまさに学会と池田名誉会長の私兵ですね。矢野氏が書かれているこれらの仕事というか任務、相談事?は公党の仕事ですかね。税金を給料に貰ってやることですかね。個人的なプライベートでの行為ってことなんでしょうか。

その辺りのモヤモヤを抱かず「公明党議員なんだから当然!」と思えるって、ラクでいいですよね。ほんと、生きるのすっごいラクだと思います。

それと共に、ハシゴを外されるかもしれないとまず危機感を抱くあたり矢野氏はこうなるべくしてなったのかな、と思います。

これがあの元職員3名とかなら、そんな疑いを抱くことこそ額をカチ割るぐらいの罪悪に思ってしまうんじゃないですかね。

ふと思ったんですが、動画なり音声オンリーなりで池田氏が自分の言葉で元職員3名の主張とは食い違うようなことを発表とかしちゃったら、彼らの精神はどうなってしまうんでしょうね。

池田氏が極悪幹部に「言わされている」とかいう解釈にでもなるんでしょうか。その極悪幹部を育てて重用したのだって池田氏なんじゃないですかね。学会員さんは全員弟子なんでしょう?

池田氏の沈黙こそ、彼らの主張を広げる空白の余地になりえたわけで、空白地帯がなくなって自由が利かなくなれば主張・思考の修正を余儀なくされると思うんですが、その日がもう来ないと確信しての行動なのかもと思えます。

確信しているんでしょうね・・・。たぶんですが。


乱脈経理 より「ルノワール事件」 その16

2016-05-29 20:18:12 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その16

 四月一五日、朝日新聞が社説でルノワール事件を取り上げた。社説は「絵の取引にかこつけて巨額の裏金づくりが行われたとも推測できる」「幹部が取引の場に同席していたとされる創価学会の対応も釈然としない」などとし、「金額の大きさからみて、日常的な裏金づくりというより、相当特殊な背景の存在がうかがわれる。その意味でもあいまいな決着では済まされまい」と事件の徹底解明を求めていた。
 四月一六日、角谷長官から電話が会った。角谷氏は「国会で質問があり、曖昧なことは許されない。ルノワール事件では二人が行方不明になっている」と、厳しい口調だった。
 二人とは先の「立花」の女性役員と、アート・フランスの社長のことだ。二人は疑惑の中心人物とみなされ、事件発覚の三月末以降、消息を絶っていた。
 国税庁の山口直税部長からも電話があった。「矢野さんも大変ですね」と言うので「はい」と私が嘆息すると、山口氏は学会の体質に呆れつつ、「乱脈すぎる」と突き放すように言い、私に同情していた。

・・・その17に続く。

まず、日常的な裏金作りがあるのが前提で話されているのが面白いですね。

文中にあります角谷長官とは国税庁長官のことです。

それよりもこれは本当に「巨額」で「特殊な背景」なんでしょうかね。

学会の問題に長く注目していますと、数億~数十億くらいの金額は(学会にとって)巨額とは言えないような気がするんですけれど。

1990年前後の話ですが、当時の貨幣価値から見ても、その感覚は的外れではないように思えますが・・・。

だって正本堂の寄付では「あの発表(正本堂建立への寄付)の他に百億はやった。また稼ぐよ」と池田氏は言っているんですよ。本当にちゃんとまた稼いでいるのが「らしい」ですけれど。

こういった流れを見ていますと、別段「相当特殊な背景」とも思えないのは私の心が曇っているからですかねw

この時点で行方不明の二人は行方不明のままですが、特に「立花」は学会側の存在であったと言われています。

「特殊な背景」が本当は何であるかは私には分かりませんが、後に矢野さんは「別にこのくらいの金額の絵画は当時の学会は普通に買えたはずなのに、なんで三菱を入れた?」と状況をわざわざ複雑にしたことに対して疑問を抱いています。

一部では絵画購入に当たって金額が大きすぎるため代金が揃うまで三菱に買い支えてもらった、という説(聖教新聞の説明?)があるようですが、矢野氏の見解とは異なりますね。

でも矢野さんの疑問からも分かるように、やっぱり学会にとってこの金額は巨額ではないんですよね~。さすが!ww

けれど普通に支出できないある程度まとまったお金を、誰かが必要とした、っていうことなのでしょう。

まあ皆さん、ネットで色々な情報を見ているでしょうからこの事件の結末(本当に結末かどうか?)や、裏金の行方も大体ご存知かと思いますが、あくまで矢野さんが国税庁と対峙する中での学会とのやり取りなどを記録として紹介しているものですから、まだ続きますがしばらくお付き合い下さいませ。

当時の報道のされ方などから見る創価学会への社会の印象も、それはそれで興味深いですしね。


乱脈経理 より「ルノワール事件」 その15

2016-05-22 23:07:38 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その15

修正申告のタイミング

 四月一一日、国税庁から学会本部に修正申告の日付を四月三〇日ではなく、五月七日にしたらどうかとの打診があった。おそらく通常国会の終了時期をにらんでのことだろう。

~中略~

 四月一二日、秋谷氏から「矢野さんの言うとおり、国会のからみもあり修正申告は五月七日でいいのではないか」との連絡があった。
 この日の朝刊夕刊は、ルノワール事件で行方不明となった約一五億円のうち、少なくとも三億円分の小切手が架空のフランス人「ハーマー・ワーウィック」名で換金されたとみられると報じていた。結局、この「ハーマー・ワーウィック」名で裏書された三枚、つまり三億円の行方が最後まで判明せず、学会あるいは関係者の裏金に消えたと囁かれることになる。

・・・その16に続く。

架空の人物だと指摘されたにもかかわらず、その名で換金されたんですか。新聞沙汰になる前に換金されていたんですかね。

しかしつくづく、公明党と一体ですよね。学会は。支持母体とかどうとかではなく、全く同じ。

いや、分かっているんですけれどね。改めて感じるわけです。

学会員さんたちが必死になって法戦やってる姿を、最近になってテレビでもたまに映されたりします。実際に私の母親の周りでも必死こいてやっているな~という雰囲気が伝わってきます。

そういうトコロから感じるものとはまた別の「一体感」がここにあります。

やっぱり末端が応援して公明党候補が当選して・・・というのは応援する側とされる側がいて、内輪のお祭り騒ぎとも言えなくはないんですが,演出としても別々の存在としてあるわけです。

けれど矢野さんが学会の国税問題に議員として対応し、学会側と綿密な打ち合わせがなされているこの状況は、どちらがどうというのではなく一体モノでしかないように思えます。敢えて言えば学会が常に上の地位ですが。

「ん?それがなに?」と思う人は学会員さんに多いことでしょう。

このことに危機感や疑問を抱く一般人の常識を理解しない、できないから、学会員さんのF取りはいつまで経っても迷惑行為でしかないのでしょう。迷惑以前に違法行為になる人もいますから、そこはちゃんと遵法精神でやってもらわないといけませんがね。