真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

3連休でしたが

2012-11-25 23:31:14 | ブログ

みなさま、よい休日をお過ごしになられたでしょうか?

私はといえば、休みの日ほど忙しいという法則発動中ww

というわけで今週の記事もお休みです。

プライベートが充実しているというのはいいことだ。・・・本当は私はヒマをこよなく愛する人種なんですけどね~。

さて、そんな中でも本日の「たかじんのそこまで言って委員会」というテレビ番組をしっかり観ていたのですが、今週の放送をご覧になった方はいらっしゃるでしょうかね。東京圏では放送されていないようですが。

あのオウム真理教の上祐氏がスタジオに登場しての、著書の紹介の中からオウム事件の真相を語る、というような内容でした。上祐氏の登場は2回目でして、やはり興味深く観てしまいました。

その流れでマインド・コントロール、そして政教分離の問題も番組の後半で触れられていました。

本当はじっくり書きたいのですが、時間がないので簡単に。

マインド・コントロールの話ではこのブログで今まさに「マインド・コントロールとは何か」という著書の紹介をしています西田公昭氏が登場しました。

意外にあれ?と思ったのは、皆さん「洗脳」と「マインド・コントロール」の違いってあんまり知らないんですね。まあここのブログを訪れているような方たちには周知のことなのでしょうが。

西田氏が番組で簡単に説明していた表現によると、

無理やり拉致してきて監禁して「ここは素晴らしいんだ」と暴力などを用いてでも思い込ませるのが洗脳。

「こちらは天国だよ~、素晴らしい国だよ~、そっちは地獄だよ~、だからこっちおいでよ~」と誘導するのがマインド・コントロール。

とのことでした。

ま、乱暴にまとめると肉体的、精神的な暴力を伴ってでも個人の思想や信条を変えさせるのが洗脳。

巧みな話術や雰囲気作りによってあたかも本人の選択のように錯覚させ、対象者をコントロールするというのがマインド・コントロール。

という感じでしょうか。

政教分離の話では、パネラー陣にいるざこびっち師匠が(政教分離できているか?との質問に対して)「できていない。だって電話がかかってくるやん」との回答をされていました。

時間の関係もあってか(他の意図もあってかw)、ざこびっち師匠の回答は全く触れられませんでしたが、是非に「誰からどのような電話がかかってくるのか」ということを説明してもらいたかったですね。

選挙後でもいいので、是非番組全部使ってこの問題(政教分離)は一度取り上げてもらいたいです。勿論他番組でもオッケー。

番組内でも宗教団体が政治に関わってはいけない、ということではない。政治権力が宗教団体に対して弾圧したり助長したりすることを禁止するという法律である、と現行の政教分離に対して説明されていました。

しかしながら、問題はそんなところではないんですよね。

書き出すとキリがないのでこのへんで。ではまた来週~。


マインドコントロールとは何か より「特定の状況に作用するルール」その2-2

2012-11-18 21:57:48 | カルト宗教
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第4章 一時的マインド・コントロールの原理と実際 より

特定の状況に作用するルール――②コミットメントと一貫性 その2

 ロー・ボール・テクニックのもっとスタンダードな形をとったセールス戦略を「フット・イン・ザ・ドア(foot in the door)」の技術と呼んでいる。この方法では、何らかの要請者は、まず誰でも応じてくれそうな小さな要求をだして応諾させる。それから、それと同じ意味を持つのだけれど、心理的な抵抗の強いもっと大きな要求をだして承諾をせまるのである。つまり、まずは、ドアのすきまに足を入れて、話だけでも相手に聞いてもらうことから、承諾を誘導していくというものである。

~中略~

 さらに、フリードマンとフレイザーは要請者を一度目と二度目とではちがう人にするなどの条件を設定した別の実験を行った。その実験では、カリフォルニアの住宅建築会社が、庭に安全運転の大きな看板をたてさせてもらうために、最初はダミーの小さな要求として、安全運転の小さなステッカーを貼らせてほしいと要請して、それへの応諾をしてもらったあとで、別の人が目的とする大きな交通安全の看板を建ててもらうように要請した。そうすると、直接すぐ、真の目的とする大きな要請をして承諾をえようとした条件群よりも、約三倍の効果があったという。
 こられには二つの心理作用がはたらいている。その一つは「認知的不協和」という事態である。これについては次の章で詳しく説明するが、一言でいえば、人は自分の意見の内部の矛盾を嫌う。つまり、要請が小さいにしろ、大きいにしろ、意味としては似たようなものなら、小さな要請に応じるのも大きな要請に応じるのも同じことと思ってしまう傾向にある。
 もう一つの心理とは、人には周囲の人びとや社会に「ちゃんとした一人前」として認められたいという欲求が、ほとんど自動的に作用しているということである。シュレンカーによれば、人は一般に社会に一人前として承認されたいという欲求を満たすために、自己についての印象を管理し、そのように自己を呈示しようという動機をもつという。つまり、肯定的な自分のイメージを公の場で得ようとするように、自己に関する情報を提供しようとする動機である。
 いいかえれば、人には「信頼のおける立派な人である」というイメージを皆に認めさせるよう、周囲の人に自分についての情報を提供しようとする動機がある、ということである。
 そのために人は、
時や状況を超えて一貫したスタイルで行動していることを他者に示すことによって、「信頼のおけるひとかどの人物である」と判断されやすい情報を周囲の人に呈示し、自分の印象を肯定的なものにして、維持しようとする傾向にある。
 ある破壊的カルトの勧誘では、何度もつぎの訪問を約束させ、電話や手紙で念には念を入れる。そして、彼らは、一度、訪問したら、その帰り際には、必ずつぎの訪問の約束をとりつける。多くの被勧誘人が集まっている状況では、めいめいに継続して参加する決意表明を、他者の前でさせるという。
 彼らの勧誘は、このようなコミットメントをとりながら、セールスマンよろしく、まずは、立ちどまらせる、つぎに、雑談をする、一度だけ訪問させる、勧誘話を聞かせる、臨時メンバーにならせる、そして正規のメンバーにさせるといった具合に、小さな要請から大きな要請へと段階的に攻撃してくる。ターゲットにされた被勧誘者は、自己に誠実であろうとして、また人に悪い印象を与えたくない心理がはたらき、一貫した行動をとろうとする。その結果、被勧誘者は強引な強制を感じることなく、操作者がもくろむ方向へと一歩ずつ引き寄せられていく。

まあ、一人前の人物として見られたいってごく普通の欲求ですよね。

一貫性やそれに基づく信頼性ということで言えば、日本人は特に強い傾向にあるような気がします。だって老舗と言われるお店なんかその典型ではないでしょうか。あれ?活用違う?w

創価学会でいうと、現在はこうした勧誘による一世の新規会員というのは少ないかと思います。

活用されているのは幽霊会員を会合に引っ張りだす、現活動家をもっともっと活動させる、などの場面でしょうね。

聖教新聞を取っているのだから、公明新聞も。公明新聞も取っているのだから創価新報も。学会関連書籍も、民音も、財務も・・・などなどコンテンツは盛りだくさんです。

話は変わりまして、ご存知希望さんのブログ「白バラ通信 パンドラの箱」にて新しい記事が本日アップされています。

創価学会による選挙活動の違法性の指摘で、なんともタイムリーな内容であり、今回は一時閉鎖されていたコメント欄も開放されています。

どうぞご一読下さい。


マインドコントロールとは何か より「特定の状況に作用するルール」その2-1

2012-11-11 22:28:37 | カルト宗教
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発売日:1995-08

第4章 一時的マインド・コントロールの原理と実際 より

特定の状況に作用するルール――②コミットメントと一貫性 その1

 チャルディーニはまた、「コミットメント(commitment)」させることが、この一貫性の自動的行動を引き出すキーであると述べている。コミットメントとは、社会心理学ではときどき用いられる用語だが、それは自分の立場を明白にする、立場に責任を持つ、といったような意味の概念である。
 チャルディーニ、カシオッポ、バセット、ミラーは、コミットメントが行動にどう影響するかを簡単な実験で確かめた。その実験では、実験者は心理学実験の被験者になるようにと要請するとき、最初から心理的コストの高い時間の「朝七時」に集まって欲しいと要請するよりも、
まず実験への参加に承諾させてから、その後で集まってもらう時間を告げるほうが、約二倍の数の人が参加したという結果を示した。
 チャルディーニらは、コミットメントの効果によって人が一貫した行動をとってしまう例を、自動車の販売方法に用いられたテクニックで説明している。それをもう少し詳しく説明しておこう。この方法は
「ロー・ボール(low ball)」の技術といわれている。それは、最初、誰でも承諾してくれそうな小さな要求をだして、それを承諾させてから、徐々に、だんだんと新しい要求を加えていって、そのたびに要求を承諾させて、最終的に計画どおりの要求をだして、それに対する承諾をえようというものである。
 つまり、最初、だれでもとれそうな低いボールを投げてキャッチさせて、だんだんと高いボールを投げてやれば、キャッチさせやすいということである。

その2に続く・・・

この「ロー・ボール」って日本的な例で言うと忍者の修行で成長の早い葦(だったっけ?)麻(11/19発売のジャンプにて麻であることが判明!)を毎日飛び越える練習をしてジャンプ力をつける、って感じですね。

「ロー・ボール」の手法は学会勧誘でも活用されていますね。

「入会しなくていいから、聞くだけ聞いて」「パンフだけでも読んでみて」「会合に出るだけ出てみて」「仮の入信でいいから」「お守りご本尊だけでも」等々・・・。

正式入会の前段階で色々譲歩させようとします。

また人間の心理として、この低いボールを一回キャッチしてしまうと「コミットメント(一貫性)」の効果と次に述べます「認知的不協和」の効果で次のボールもキャッチしなければいけないような気になってしまうんですね。

この週末もちょっと急ぎ足で簡単にご紹介です。

関係ないんですが、このところスパムコメントが非常に多い。何でだ?

矢野氏の著書や「憚りながら」のような本を紹介した記事には必ずと言っていいほど数件はつくのですが、この一ヶ月ほど全然関係ない記事にも毎日のようにスパムが・・・。

忙しいとか言っちゃうとスパムコメントしたくなるんでしょうかね?忙しさに気を取られてうっかり承認しちゃったりしないかな~とか?

スパムコメントは基本、専用のフォルダに自動的に振り分けられるのでそんな間違いはないのですが・・・。なんだろう?ヒマ?

こちらは削除の手間すらないので、ご苦労様なことです。


今週はお休みです

2012-11-04 22:52:23 | ブログ

本日は忙しく、またまたコメントのお返事や記事の更新はお休みさせて頂きます。

いえ、別に必ず日曜に更新するとは明言していないんですが、何となくそういう流れになっているのでm(_ _;)m ゴメン!!

コメント下さっている方は気長にお待ち下さい。

朝晩などはかなり冷え込むようになってまいりました。皆様、体調など崩されませんよう暖かくしてお休み下さい。

ではまた来週~!