あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

戦前のアメリカ映画『心の旅路』

2020-06-15 | 映画
先週BSプレで録画してあった古~いアメリカ映画『心の旅路』(1942年)を週末ブツ切りでみた。
アメリカ映画だけど舞台はイギリスで、主役の2人も英国俳優だ。
こちらが主演女優のグリア・ガースン。

美しい。イングリッド・バーグマンばりに。(>ごめん、適当なコメントで)

相手役はロナルド・コールマン(右)。

『風と共に去りぬ』のクラーク・ゲーブルってこんな雰囲気じゃねー?(← これも適当、、)

時は20世紀初頭。負傷兵スミス(ロナルド・コールマン)は戦争で過去の一切の記憶を失い(スミスも仮名)精神病院に収容されていたが、不当な束縛に耐え兼ねて脱走する。
街をさまよっていると偶然ローラ(グリア・ガースン)という女性に出会う。
スミスの身の上を案じたローラは彼を助けたい一心で旅回りの踊り子の仕事を捨て、ともに田舎町へと列車で逃亡する。
ほどなく相思相愛になった2人は結婚。3年後に子どもが生まれると、ようやくスミスにも仕事のチャンスが。
たびたび寄稿していたリバプールの新聞社から「あす、社に来てくれ」と電報が届き、スミスは妻子を置いてリバプールへ向かう。
しかし、スミスは訪ねて行こうとした新聞社を目の前にして道路を横断中、車にはねられる。(>まるで韓流ドラマにありそうな展開やがな~)

事故の衝撃でスミスの記憶はすべてよみがえる― 大富豪の子息、チャールズ・レイニアに戻る。
しかし同時に、復員後”スミス”と名乗った時代(含む ローラとの生活)をすべて忘れてしまうという残酷な事態に。
でも最後はハッピーエンドでめでたし、めでたし。

あちらの映画のジ・エンドの斜体、好きなんだよな~ とにかく、いい映画でした。

But,1つ素朴なギモンが。
映画の冒頭に登場するスミスは一見、うらぶれた戦争帰りのおじさん。
(ボスがOL時代の呑兵衛な上司に似てる、とか言うてます)
なのに美しい踊り子が身を挺して守ろうとする。なんでやー?

また、チャールズに戻ってからは美しい姪っ子にひとめ惚れされ「おじさまのことが好き、本気よ」と会うたびに迫られ、最後には婚約するほどのモテっぷり。
なんで~?
どうみても40すぎのおじさんなのに。
きっと彼は当時の典型的な二枚目だったんだろう。
(ちょっとクラーク・ゲーブルっぽいし)

余談:
元総理の田中角栄氏がこの映画の大ファンで繰り返しみていたらしい。
古い映画もバカにできませんな。今後もBSプレは要チェックだ。
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