
今日から新年度かぁ・・・
今年の新入社員は、先輩より給料が高かったりという事も有るらしい。
僕は就職活動をしたことが無いので、良く分かりませんが
多々あった転職の際に、給料の額で仕事を決めた事は全くない。
僕にとって大事だったのは、
『面白そうだなぁ・・・』とか『楽しそうだなぁ・・・』と思えるかどうか?
が、僕が仕事を決める際の物差しだったように思います。
だから、いざやってみて『楽しめそうにない』と思ったらさっさと辞めていた。
今の若者は、若い頃の僕のような動機で、色々な業界に飛び込んで行く人は少ないのかな?
そういえば、今年の1月にあった劇団の慰労会での話。
音響や照明といった裏方のギャラが、40年前と大して変わらないと
石崎先生や河岡先生に話をしたら、舞台関係のギャラは少なくとも
ここ30年間、ほとんど変わっていないという話を聞いた。
その一因の正確なところは判らないけれど、先生は
『今の子は、昔みたいにギラギラした子がいない』という。
役者を目指すにも、まずはアルバイトなどで生活できる環境を作って
その合間に役者の勉強をするような、安定・安全志向の人が殆どだという。
確かに僕が舞台の仕事に就いていた当時は、そういった業界の人の殆どが、
何処かギラギラした野望を持っていた気がする。
業界こそ違うけれど、今ではサッカーの本田圭佑(写真)や
キャロルから独立して、大物になった矢沢永吉なんかはその筆頭でしょう。
彼らは
金のために仕事をするのではなく、好きな事をやって結果として金を手にする
そんなタイプだと僕は感じて、彼らを見ています。
永ちゃんほどギラギラを前面に出していた人はいなかったし、
それは70歳を超えた今でも、変わらずにいる気がしますね。
実際、僕が10代で参加したライブハウス経営も、その後に『一旗揚げよう』と
稼いだ金は全て機材につぎ込んで、大きな仕事をしようと思っていた。
当時『社長』と呼ばれていた御仁も30歳だったし、メンバー7人の年齢は
殆どが二十歳そこそこの人間が集まっていた集団だった。
金のために仕事をするのではなく、好きな事をやって結果として金を手にする。
そんな野望みたいな、ギラギラした雰囲気を持った人間ばかりが集まったから、
金が無くても、何だか楽しくて居心地が良かった気がします。
ところが、金が良いので独立してみたら、結局は続かなかった。
その頃から、『金欲しさに仕事をするのは止めよう』と思うようになり、
その後は『金に欲を出すと、良い人生が送れない』という気がしました。
今日から新入社員で頑張る諸君。
何処かギラギラしたものがあって、それを受け入れる企業だったらいいですね。
会社も、そういう人間を伸ばす組織であって欲しいと思う。
頑張れ!新社会人。