オリンピックを見ていて、『これって競技なの?』
って思うことがたくさんある。
僕が小学校3年生のときに東京オリンピックがあって、
その時に学校で教わったオリンピックの標語は,
『より速く,より高く,より強く』、ラテン語で『Citius,Altius,Fortius』だった。
勝負がハッキリしていて、勝敗は誰が見ても明確なことで
僕はスポーツとはそういうものだと思ってきた。
スポーツに偏見があるわけじゃないけれど、いわゆる採点競技である
フィギアスケートや、スノーボードやスキーのハーフパイプとかは、
メダルを争う競技としては興味が無い。
美しさや技術を競う競技って言うのは、ダンスのコンテストみたいなもので
採点する人間の趣味や感性、国籍や人種などが微妙に影響する可能性があるし、
そういった採点で、順位を操作できることが、一番の理由。
観る分には面白いのだけれど、純粋に勝ち負けを判断するスポーツとは思えず、
採点競技は別のところでやって頂戴って言う感じ。
冬季五輪ではやっぱりアルペンやノルディックという
誰が見ても勝負がハッキリしている競技が面白い。
昨日の男子1万メートルや、今日の女子5千メートルといった長距離スケートは
記録を見るだけでも、人間の限界に挑戦している感じでワクワクする。
男子1万メートルの優勝タイムが12分50秒。女子の5千メートルが7分。
スピード換算すると、男子が平均で時速約46km/h、女子が約43km/h。
これは、ウサイン・ボルトが世界新記録の速度で10km走り続けても追いつかない。
短距離の500メートルの速度は36秒として約50km/h。
都内を車で移動していたら、スケートの選手が追い抜いて行く感じ。
道具を使うとはいえ、この速度で長距離を滑るって言うのが凄い。
今日は女子のスノボ大回転で竹内選手が銀メダルを獲得。
金メダルを狙いに行って負けちゃったのだからアッパレです。
やっぱり五輪は『より速く,より高く,より強く』ですな。