原節子さんを偲ぶ

「…ねえ、原節子さんに会いに行こうよ。…」

１年程前だろうか、夫が、そう私に言った。
原節子さんが、ご存命だと知り、嬉しそうに、言ったのだ。
会って、お礼が言いたいと…。
そ～んな事無理だよと思いながらも、私も是非お会いしてみたいと思っていた。


そして、今朝、原節子さんが９月５日に亡くなられていたというニュースが飛び込んで来た。

お会い出来ないまま、逝かれてしまった…。


今になって知った事だけれども、
４２歳で引退され、その後は、取材なども断って来られたとの事。
もし、日本に行く機会があっても、原節子さんにお会いするなんて、夢のまた夢だったんですね。


カナダに来るまで、
小津安二郎監督の事も原節子さんの事も全く知らなかった事が悔やまれますが、
カナダに来たからこそ、ご縁を頂けたのかも知れません。

原節子さん、今は、う～んと羽を伸ばして、自由に楽しく過ごされていらっしゃる事でしょう。
心より、ご冥福をお祈り致します。


「原節子さん、美しい映画を
　小津安二郎先生とつくってくださって、どうも有り難う御座います。」


では、また明日。
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります様に…。
と言うよりも、
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります。
（それが必ず実現される為に、”祈り”ではなく、”そうである”と断言しました。）


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