新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北東北に針路をとれ〜7

2017-07-26 20:15:03 | 旅行

7/15日は雨の天気予報。8時前にホテルを出て秋田駅へ歩く時には雨は降っていませんでしたが、秋田駅に入ると雨がふってきました。そして改札口にはリゾートしらかみ3往復全列車運休のお知らせが。本日は弘前からリゾートしらかみ6号に乗って夕景の五能線を楽しもうかと思っていたのですが、運休となっては致し方ありません。指定券は無手数料払い戻しとなる場面ですが、みどりの窓口は混雑していたので、後に回すことにして弘前までは奥羽線経由で往復することにします。昨日も使った五能線フリーパスは東能代ー弘前間は五能線経由の区間が有効なので、東能代から弘前まで奥羽線経由の往復乗車券を買って組み合わせて使うことにします。

乗車列車までしばらく時間があるので、男鹿線へ向かう交流蓄電池式電車EV-E801系を撮影しようとホームで待っていたら、激しい雨が降ってきました。激しい雨の中EV-E801系が回送で到着。あまりの激しい雨にカメラにも雨の線が記録されてしまいます。早々に切り上げて乗車列車のホームへ。

ホームへ向かう跨線橋には昨日東能代駅で見たリゾートしらかみ3兄弟の他に、くまげらの顔出しパネルがありました。
 
弘前まで乗車するのは臨時快速青函アフターDC号。青森・函館デスティネーションキャンペーン開催中の青森県へ秋田から向かうのに便利な列車ということで設定されています。元リゾートしらかみ青池編成のクルージングトレインで運転されています。リゾートしらかみ編成が検査の際には五能線を走ったり、秋田地区の臨時列車に使用されています。0854に秋田駅を発車。秋田をでても車窓は雨が降り続け、時折激しく降る中を列車は走ります。途中駅からの乗車もあり、それなりに利用はされているようです。発車してしばらくしてからの車内改札で指定席券、五能線フリーパス、東能代→弘前間の乗車券を出すと、車掌さんもまじまじときっぷを見ていました。こんな使い方をする人はあまりいないのでしょう。

雨模様で車窓もどんよりしているので、秋田駅で買った東北限定BOSSデミタスグランデコーヒーを飲みながら、昨日閉店時間前の書店で買い求めた文庫本を読んで過ごします。時折激しく降る雨でも列車は遅れることなく1124に弘前駅に到着。

到着すると臨時列車にはつきものの横断幕を持った駅員さんの出迎えがありますが、列車到着時には乗降口付近でのお出迎え。そこへ白の夏服の駅長さんがやってきて何やら指示をしています。

すると駅員さんと横断幕は先頭車付近へ移動しました。

そこへ駅長さんも登場してちょっとした撮影会状態。列車の先頭を入れて私も撮らせていただきました。
弘前駅の改札口を出てまずはリゾートしらかみの払い戻しをみどりの窓口で済ませます。一応改札口で運休の情報を見てからみどりの窓口へ。窓口氏は若い駅員さんでしたが、言葉に津軽訛りを感じる喋りで、なんだかほっこりしました。無事に無手数料払い戻しを受けて、ついでに帰りの特急つがる6号の指定券もMV端末で買っておきます。

弘前駅の通路にはでっかいりんごが置いてあります。そのリンゴを見てから弘南鉄道乗り鉄に向かいます。 


北東北に針路をとれ〜6

2017-07-26 19:17:35 | 日記

リゾートしらかみを降りて駅近くの宿へ急ぐと言いましたが、秋田駅構内には気になる物件がいくつもあります。ここで翌日撮影分もありますがまとめてご紹介したいと思います。
改札口からホームへ通じる通路に置いてあるD51型蒸気機関車の模型。秋田総合車両センターの製作で、記念撮影スポットになっているようです。そして周囲には本物の蒸気機関車の汽笛や煙室扉も展示されており、ちょっとしたSL博物館になっています。

その斜め前にはやや古ぼけているD51の模型。この模型は一度見てみたいと思っていたものです。かつて鉄道ジャーナル誌に連載されていた斎藤雅男氏の記事「鉄道とともに50年」の中で、氏が大館機関区長だった1953年の鉄道記念日に合わせて大館機関区で開催された機関区祭りの目玉として自らが発案して1/10のD51を作って走らせるという記述があり、いまでも保存されているとのことでした。そして現在は秋田駅で展示されているとのことだったので見たかった次第。60年以上前に作られたSLの模型が現存しているのも驚きですが、当時の国鉄マン、しかもD51の整備などを担当し、D51を知り尽くした男たちが作ったSLの模型であることも興味をそそられました。シンプルでありますが、なにか感じるものがあるSL模型でした。

メトロポリタン口に通じる北通路には元リゾートしらかみ青池編成をイメージした展示物が。そしてこの展示物の中には秋田駅員手作りのNゲージ鉄道模型のジオラマが展示されています。

もちろんジオラマのイメージは五能線沿線。こちらは日本海に沿って走る五能線のイメージでしょうか。車両はリゾートしらかみの原点とも言えるノスタルジックビュートレイン。1990年から1996年にかけて50系客車を改造した客車を専用塗装のDE10が牽引していました。その当時はまだ奥羽線や五能線にも50系客車による客車普通列車が走っていたので、客車列車となるのはごく自然な流れだったようです。そして秋田新幹線開業とともにリゾートしらかみ号が誕生します。

その隣には現在のリゾートしらかみ青池編成。この車両はKATOから製品化されているので、その模型でしょう。なかなかの力作ですが、惜しむらくは人通りが少ない通路に置いてあることでしょうか。

男鹿線が100周年を迎えたということで製作されたであろうなまはげの飾りつけ。LEDライトを使ってなまはげを再現しています。ちなみにこの奥には本物のなまはげの面も展示されています。

こちらは秋田新幹線20周年を記念して製作されたと思われるパネル。「秋田はきっといい日になる」とどこかで聞いたようなフレーズですが、ご察しの通り高橋優さんの「明日はきっといい日になる」が元になっており、現在秋田駅の発車メロディーにもなっています。こちらもLEDライトを使って光るようになっています。

そして改札を出たところに秋田といえば竿灯祭りの竿灯です。秋田駅オリジナルかと思われますが、これを見ると秋田に来たと思いますね。竿灯を見たところで駅を出てお宿へ向かいチェックインしました。