リゾートしらかみ2号は青森を発車すると奥羽本線を南下。弘前まで行き、折り返して川部に戻ってから五能線に入ります。こんな走り方をするのはやはり弘前は外せないからでしょう。
弘前が近づくとおいわきやまと親しまれている岩木山が見えて来るのですが、なんだかかすかに見える感じで締まりがありません。おまけにガラスが反射してしまいなんだかよくわからない写真になってしまいました。
そして弘前といえばりんご畑。五能線に入るとりんご畑があちこちに見られるようになります。青いりんごの実がついているのが車窓からも見て取れます。「あれが芯止めだね」という言葉が近くの席から聞こえてきたのはブラタモリの影響でしょう。五所川原を発車すると車内には津軽三味線の音色が流れます。先頭車で行われている津軽三味線の演奏を車内に流しているのですが、時折駅到着案内放送が入るのは致し方ありません。列車の走行音とあいまって心地いい音色でした。
鯵ヶ沢を出ると列車は日本海沿いを走行します。鯵ヶ沢から秋田県の八森付近まで五能線は海岸沿いを走り、車窓に日本海が広がります。
千畳敷駅には1017着。列車はここで15分停車します。15分の停車時間には千畳敷海岸を散策することができます。
千畳敷は1792年の地震で隆起したと伝えられる海岸段丘面で、津軽の殿様が千畳の畳を敷いて宴会を開いたことからその名前がつけられています。平らな岩場を歩くことができ、岩場からは日本海が間近に見られます。また駅そばの土産物店を覗くこともでき、イカ焼きが人気のようでした。
千畳敷駅に停車するくまげら編成。線路の後ろの崖も海岸段丘の崖です。発車3分前にはタイフォンが鳴らされ、乗客が次々に戻ってきます。1032に千畳敷駅を発車。発車してからなんだか急にお腹が減ったので、お昼用のおにぎりを食べてしまいます。日本海を眺めながらのおにぎりは美味しいものです。
広戸ー深浦間では五能線撮影スポットにもなっている海岸を徐行して走ります。岩場の風景が見事で、あちこちからスマホカメラのシャッター音が響きます。リゾートしらかみの車内パンフレットの写真もこの海岸で撮られているそうです。
深浦には1056着。ここで秋田を0820に出てきたリゾートしらかみ1号と行き違いのため6分停車します。
ホームに降りてリゾートしらかみ1号を撮影。ブナ編成で運転されていました。この編成にはあとで乗る予定です。
ブナ編成と行き違いをして深浦を1102に発車。車窓に広がる日本海の景色を堪能していると、そろそろ下車駅が近づきます。広げた荷物をまとめて下車準備。
十二湖駅に1126に到着しました。十二湖駅で下車します。