新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

週末パスで乗り鉄~10

2016-06-02 20:17:38 | 鉄道

さて、おいこっとの車内のご案内です。
観光列車おいこっとはキハ110型気動車を改造しており、座席配置は種車のものを利用しています。2人掛けボックス5組、4人掛けボックス4組の他に、ロングシート部分に2人掛けシートを6組配置しています。今回指定されたのはそのロングシート部分。

観光列車らしからぬつり皮と優先席のステッカーが違和感ありますが、観光列車以外に通常の定期普通列車にも連結されるようにもなっているので、このようにつり皮があります。また運転席付近にはカバーが掛けられていますが、整理券発行機や運賃表示機も装備されています。

車内の内装のコンセプトは子供の頃、夏休みに遊びに行っていたおばあちゃん家のような、懐かしさ、楽しさを感じさせる古民家風の心落ち着くデザインとなっており、天井の照明や座席モケットの模様などにもこだわりを感じさせます。座席のモケットの模様なんかは、昔、こんな模様の座布団があったなあと思わせるような模様でした。

そしてロールカーテンを下ろすと、障子風の模様になっているのも憎い演出です。もっともこれを下ろしてしまうと田園風景を見られなくなってしまうのですが。
紹介したいところがいっぱいあったので長くなりましたが、そういえば列車はまだ長野駅に停車中でした。観光列車おいこっとは0915に長野駅を発車しました。 


週末パスで乗り鉄~9

2016-06-02 20:05:33 | 鉄道



「いいかわ、いいそら、いいやません。観光列車おいこっとの旅へようこそ。
おいこっと。とは、東京の英語表記「TOKYO」を逆さまから読んだもの。
つまり、大都会東京とは反対の、ゆったり、のんびりした空間という意味をこめたこの列車の名前です。」

この文言は列車発車後に流れるアナウンスの一文です。おいこっとのコンセプトを端的に表現しています。ちなみにこのアナウンスを含めた、車内アナウンスはまんが日本昔ばなしでおなじみの常田富士男さんによるものです。あの声でアナウンスをされるとなんだかホッとするというか、のんびりするというか、そんなアナウンスです。
おいこっとの車両デザインは「ふる里」や「おばあちゃんち」を連想させるようなかやぶき屋根の民家のイメージで塗装されています。また外装には唱歌「故郷」の歌詞に登場する兎などをアイコン化しています。それでは、ちょっと多いですが、ご覧いただきましょう。

兎追ひし

かの山

小鮒釣りし

かの川 夢は今もめぐりて、忘れがたき故郷

如何にいます 父母

恙なしや、友がき

雨に

風につけても、思ひいづる故郷
こころざしをはたして いつの日にか帰らん、山はあをき故郷、水は清き故郷。
この唱歌「故郷」を作詞した高野辰之氏が沿線の中野市出身であること、おいコットのコンセプトにも合うことから採用されています。ちなみに高野辰之氏は「春の小川」「春が来た」「朧月夜」「もみじ」なども手がけています。 


この写真を撮っている時に、乗車を待っているおば様集団に「この人、何撮ってるの?」的な目で見られました。こういう意味があるんですよ。 


週末パスで乗り鉄~8

2016-06-02 19:36:21 | 鉄道


5/29は東京0652発北陸新幹線(長野経由)あさま601号に乗ります。JR東日本管内の運転の列車ですが、JR西日本のW7系が運用されていました。車内チャイムも当初は東海道・山陽新幹線のJR西日本車と同じ「いい日旅立ち・西へ」でしたが、昨年秋の北陸DC以降、「北陸ロマン」に切り替わっています。そして車内アナウンスは共通で元フジテレビアナウンサー堺正幸氏が担当されています。そんな違いを楽しみながら新幹線の旅をします。東京駅発車後にお弁当で朝ごはん。その後は音楽を聴きながら本を読んで過ごします。軽井沢からは車内はガラガラとなり、乗ってくる人もなく静かな車内です。長野に0840に到着。

長野駅は昨年の善光寺御開帳でリニューアルされた5代目駅舎になっています。駅前もちょっと変わっていて、長野電鉄の入り口が長野駅に近くなっていました。長野電鉄の駅で硬券入場券を買ってJRの駅へ戻ります。

長野から乗る列車は観光列車おいこっと。9時台にはここ長野駅からリゾート列車2本が発車します。一方のリゾートビューふるさとはハイブリッド気動車による列車で日本三大車窓の姨捨や松本、大糸線を経由して南小谷まで運転される列車です。一方の快速おいこっとは飯山線を走る列車です。

9時5分頃に列車が回送列車で入線してきました。