最初に入院した大病院の脳外科にはボキの最後に在籍した高校のOGが多数いた。ナースで。ボキが校長時代の生徒だった方々もたくさんおられた。修学旅行に行った方々もだ。
ところがだ。当時の担任はフルネームで覚えていても、校長の名前なんか覚えていないのだ。確かこのヒトの卒業証書にはボキの本名が書かれているのだがと思ったが後の祭り。校長なんてその程度のもんだったよ。
ボキは入院直後からリハビリが始まったので、ウロウロ歩いていたが、ナースが声をかけてくださる。
大丈夫?というわけだ。
それにつけても軽かった。ありがたかった。患者のなかでは、トップクラスに軽かった。これが良かった。アタマを開く手術もなし。ただし、麻痺は残ったけど。
怖かったのが、言語を失ったのではないかという不安。言葉は神なりきとバイブルにあるが、あれを思った。もうブログは書けないと思った。つまらない人生だったと思った。センコー人生これにて終わりと思った。
ところが続いている。悪運強し。
ありがてぇなぁ。
また明日につづく。