ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

脱原発

2013-09-10 05:00:00 | 読書

2020年開催のオリンピック会場が東京に決まったようですが、もう過去に一回開催しているのに(何度も開催している都市はあるけど)、何故未だ開催されていない所でやろうとしないんでしょうね。マドリードもイスタンブールも共に一度も開催していません。私の立場では2020年ともなると生きているやら死んでいるやら判らないし、仮に生きていたとしてもはるばる東京まで観に行きたいとは思いませんから、未だ開催されていない所でした方が良かったのです。トルコのイスタンブールなら、もし生きていたら行こうと思ったかも知れません。それにしても決定前のマスコミは何処に決まるかばかりの報道を繰り返し、あたかも放射能漏れの福島から目と耳を逸らさせるのが目的ではないかと思ってしまうほど、日本国にとって何処にオリンピック開催のメリットがあるのか、巨額の税金をハコモノ造りに投入することはゼネコンにとっては濡れ手に泡なのでしょうが、そのお金を被災地の復興や原発の放射能漏れに使おうとは思わんのかと、総理大臣に問い詰めたくなります。G20もそこそこにブエノスアイレスに飛んだ首相は人が困っていることより、(寄付をたくさんくれるので)財界が儲かる方を優先したのですね。


福島第一原発の事故が起こって2年半、民主党・野田内閣の時に早くも収束宣言を出したのですが、ここにきてタンクから汚染水が漏れていることが連日報道されているのに、時間などいくらでもありながらも被災地に行ってみようなどとは思わない(少しぐらいは思ってるのですが)私は、実際に現場を目で見ることも無く現実感が乏しいからなのか、ベクレルやシーベルトという放射線量、セシウムやストロンチウムなどの元素は読んだはずなのに、今となっては何も思い出すことができません。

この記事は書こう書こうと思って、おそらく現役で働いていた頃から用意だけはしておいたものの、一向に筆がと言うか、指がと言うか、頭が進まなくて、投稿する日付を延しに延して、ようやく書く決意をしたのですが(雨続きでネタが無いので)、読んだ本の中身はもう既に全く覚えていないのです。

                  

あまり事態が飲み込めてない私ですら、放射能に汚染された水が海に流出するようなことになれば、どういう事態になるのか・・・それ位は数字で判らなくても空恐ろしくなるのは当然です。安倍内閣は野田内閣の収束宣言に対して、収束と言える状況に無いと言いながら、片方では原発は安全だと言い、開発途上国へ原発を輸出するのに躍起となっています。

             

こうしていろんな本を読んだのは、きっと一昨年の大震災で原発事故が起き、乱立する原発について国民としてもっと知っておかなければならないと思ったからだったのでしょうが、2年半を経て中身を忘れてしまっているようでは読んだと言えるのかどうか、ただ原発に頼っていては産廃処理が付きまとうので、いつか大変な地球になってしまうのではないか、使用済み核燃料を地中深く埋めに埋めていけば、いつかこの地球が吹っ飛んでしまうような大爆発が起こるのではないかと、その時にはもう生きていようも無い私ですら思ってしまうのです。

             

過去のことを人類にはどうすることも出来ませんが、自分が生きていない未来は、生きている時に考えておく、そのための行動をとるというようなことが可能であり、望まれると思うのです。例え未来が刹那的な欲を求める権力者の思う通りになったとしても、未来のことを思って考えていた人がいたことも残って行くでしょう。まぁ、地球が吹っ飛んでしまうような大爆発が起これば、地球と言う星も、そこにいた人間と言う生物も、誰が何を考えていたのかも、全く消え去ってしまうのですがね。

                  

せっかく歴代の総理大臣に二度も名を連ねたと言うのに、地球が破滅じゃ何も残らないんですが、安倍首相などはそれでもエエと思っているのでしょうかねェ。そんな(地球が破滅する)ことが起こる筈がないと本気で思っているのかも知れません。物質的なものはみな運動をしていると言いますから、地球も自己運動の果てに消滅するのかも知れません。私は歴代の総理大臣に名を残したところで何の意義も感じませんが、どうにかして地球と言う星が少しでも長く存在し続けて欲しいとは思っています。だから原子力エネルギーなど人為的なものは人の手によって食い止めなければならないと思うのです。

             

福島第一原発の事故に対しては東電任せにせず国家的に責任を持って収束させると言うようなことを言い出しましたが、本気でそう思ってるなら、就任直後に表明すればいいものを、このタイミングで言い出したのは世界の各国が“東京開催のオリンピックは原発事故があるので危険だ”と言い出した後のこと、またもやオリンピックを招致して、点数を上げたかったのが見え見えです。

             

私としては原子力に頼らなくても電気は供給できると思っています。原子力につぎ込むお金があったら再生可能エネルギー、自然を生かしたエネルギーに政策を返還すべきです。それが人類のとって何よりなのです。電力会社に儲けを保証しているようでは政治家ではなく政治屋でしょう。

それにしても関電が電気料金を値上げしたのは(5月でしたが)腹が立つ、ネットの料金は他の会社よりも安くしておいて(ホンマに安いかどうかは知りませんが)、半ば独占で取り扱う電気料金は値上げするとは、本末転倒、全くケシカランのです。

                  gooリサーチモニターに登録!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿