ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

紀伊姫雑記

2013-04-11 05:00:00 | 田舎

2月の帰省時に紀伊姫駅ノートが無くなったことを報告しましたが、その時忘れ物として取り扱われているかも知れないと書きました。紀伊姫駅には“忘れ物、落し物は串本駅に問い合わすよう”にと掲示されています。なので今回は串本駅に行ってノートが届けられているのかどうか尋ねてみることにしました。夜の串本駅の職員の顔を私はもう覚えてしまっています。向こうも「文句ばっかり言うヤツや」と私の顔を覚えているかも知れません。1月末から2月初めにかけて、姫の駅でビニールケースに入っていたノートとペンを忘れ物として預かっていませんかと丁重に訊ねると、薄ら笑いを浮かべて職員は「知りません」「気付いてない」と言います。その薄ら笑いが気になり、しつこく訊ねます。紀伊姫駅で新しい配電盤が設置された頃に無くなっているのでJR関係の人が持ち帰ったのではないか、持ち寄られた忘れ物はどの位の期間駅に置いておくのかと問うと「2~3日」だとか、ちょっと信じられない短さです。その後は廃棄するのかと聞くと新宮駅に持っていくと言います。新宮駅にも問い合わせようと思い、新宮にはどれ位置いておくのかと聞くとやはり「2~3日」だと言います。その後はの問いに「新宮警察に届ける」と言いました。駅で預かっている期間が短いのも気になりますが、すぐに新宮に持っていくのは如何なものか、仮に紀伊姫駅で忘れ物をしたら、取りに行くのに新宮まで650円、往復で1300円もかかるのです。駅に置いておく期間が短いのはJRの収入増が目的かと勘繰られても仕方ありません。

                   

さて、今回の帰省は3月11日でした。翌12日の朝方、2年前のGWに植えたサクランボの木が気になります。去年は3月初旬に花が咲いたので、今年も同時期に咲くだろうとは思っていましたが、案の定咲いていますが、先っぽにちょっとだけ、葉は未だ1枚も出ていません。

             

10日ほど後の大阪に帰る前日には花は散って、もう若葉が沢山顔を出しています。成長の速さに驚いています。

                      

去年は実を結ばなかったのか、鳥に食われたのか、サクランボの実を見ていませんし、葉が虫に食い荒らされ、無残な状態を見たのがGWの頃、今年は葉が虫に食われることの無いようにと殺虫剤を買ってきて、スプレーしました。2週間に1度でOKと書いてありますが、そんなには撒いておれませんが少しは効果を期待しています。

             

今回は釣りをしようとは思っていませんが、一度は大島港の様子を見ておきたいと思い、大島へ渡りました。釣りをするわけでもないのですから、荷物は不要です。大島港へ行くのに最後まで車で行く必要はありません。ガソリンが勿体ない、串本大橋脇の展望所に車を置いて、高校生が使う階段を利用します。足腰にも良いし、時間もさほど変わりません。

             

車を停めて、暫らくは道路の反対側の展望台に上って景色を堪能してみました。真下に大きなヤマザクラの木があるようで、満開になっていました。

             

ここからなら橋杭岩まで見渡せます。晴天のように見えても、靄っているようでハッキリとは見えません。

             

丁度昼の1時を回った頃、漁船が次々に帰ってくるのが見て取れます。

             

目的の大島港は意外にもアジ釣りの人で賑わっていました。グレの釣り座では竿を出しっ放し、私は釣りをするつもりはなかったので怒らないのですが、釣りに来ていたら憤慨です。出しっ放しの竿、実は釣れたアジでアオリイカを狙っているのです。波止の付け根で座っていると大裕丸の兄ちゃんがやってきて、「釣りはせんのか?」と聞きます。なんでも良い型のアジが釣れており、アオリイカも良く釣れているとか、一人で二十数杯釣った人も居たらしい。イカを釣るには竿先にテンションかけながら引くようにと教えてくれます。要するに獲物に向かって垂直に竿を向けてはいけないのです。その時イカをかけた人がいたのでずっと見ていました。獲物に向かって直角に竿を寝かせてリールを巻いていますが、時々垂直にしてリールを早巻きしています。これは魚を釣る人にとっては自然な行為ですが、ずっと竿先にテンションをかけておくことが重要なイカ釣りではダメなようで、結局バラしてしまいました。

             

今回の帰省の一つの目的であった『ひごのおばあさん』のことを綴った本、その単行本自体は見つけ出すことが出来ませんでしたが、Cさんのお蔭で『民謡 串本節』という本に出会うことが出来ました。発行者が串本町公民館であったことから、私はその公民館を探そうと思ったのですが、地図上を見ても串本町公民館は有りません。知っている人に尋ねても分からなかったのですが、又もやCさんが串本町文化センターの一階であることを教えてくれたのでした。余談ですが「Cさん」と言えば共産党の委員長と同じ発音になりますが、全く関係ありませんので、念のため。

そこで串本町文化センターに行ってみたのですが、一階を見渡しても何処にも串本町公民館はありません。受付で恐る恐る「ここは串本町公民館ですか?」と尋ねてみると訝し気に私を見、中にいた別の職員が「そうです」と言います。それなら「ちゃんと掲げておけよな」と思いますが、そんなことは今回の目的とは関係ありません。とにかく「ここで発行された筈の『民謡 串本節』という本を売っていますか?」と尋ねてみたのです。そうすると「ちょっと待って」と言いながら何処かへ行って、数分後に本を持って現れました。「非売品ですから、必要なら持って行ってください」と言ってくれ、これはラッキーと思ったのですが、図書館の本とは少し違って“祝 成人”の文字が刻まれています。きっと何年か前に成人の日にその年の二十歳の人たちに配られたのでしょう。そういうものを町民でもない私が頂いてもいいものかとも思いますが、頂けるものは遠慮なく貰ってしまう主義ですし、まぁその内串本町にも納税するのでしょうから、貰ったついでに本を開けて堀利一さんのページを示し、この人の書いた本を探しているのですがと尋ねたのですが、単行本についての詳しいことは分かりませんでした。

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