ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

南海ホークス展

2013-04-15 05:00:00 | スポーツ

難波のとある喫茶店(私はコーヒーを飲んでも酔わないという理由で喫茶店には入らない主義なのですが)で見かけた南海ホークスカラーのポスター、何があるのかと思い店外から眺めていると堺市博物館で南海ホークス展が開かれるという内容、5月中旬まで期間は長かったので「いつでも行けるわ」と思っていたのですが、こういう思いが結局行けず仕舞いだったことが今までにも多々あるのです。何故か串本に居るCさんからこの展覧会があるというお知らせまで貰ったので、良い機会だと思い、サクラ満開の三月末の土曜日に花見を兼ねて(飲み食いをしようということではありません)博物館のある大仙公園まで行って来ました。

             

大仙公園での行動は『今年のサクラ Ⅱ』で綴ったのでしたが、とにかく大仙公園は広く、しかも木々が茂っているので何処の博物館があるのかさえ分からなかったのです。最初はサクラの咲いてるのばかり観ていたからかも知れませんが、実際には博物館から離れる一方の方へと歩いていたのでした。園内の地図を見てとんでもない所へ来ていると思い、この大きなタワーを目印に歩きました。このタワーは平和塔と名付けられているらしい、前にある池にせり出したようなモニュメントはどうやらハトを現しているようです。

             

この池はどら池と呼ばれていて、ドラえもんと関係あるのかと思いそうですが、写真を撮ってる人や釣りをしている人が目立ちます。釣り人の端くれとしては、こんな池で何が釣れるのかが知りたいところです。

             

人がたくさんいる方とは逆の方、こちらが博物館なのでしょう。この時はそう思っただけですが、タワーを除けば博物館らしき大きな建物と言えばこれだけです。

             

道なのか道でないのか分からないようなところを歩いて博物館前に到着、地図で博物館を確認してから15分ぐらい歩きました。家を出る前は駅から大仙公園への道のりを見て来ただけなので、公園内の俯瞰図も見ておけば良かったと思ったのでした。博物館の看板の横には古墳時代の鎧をモチーフにした埴輪の頭部が設置されています。

             

これが堺市博物館、入場料は200円でした。安いなぁ、『南海ホークス展』なんて一般の人にとっては価値が無いのかも知れません。

             

『堺 仁徳陵と自由都市』という展覧会も併設で200円です。この掲示を見ると南海ホークス展は付け足しみたいです。実際に訪れる人はどちらを見たいと思って入場したのでしょう。私としては南海ホークス展を見たくて足を運んだのですが、堺の歴史にも興味はありますが、仁徳天皇陵と学んだのは私たちが学生の頃、今は仁徳天皇自体が存在したのかさえ疑問であり、大仙古墳と呼ばれているのです。それを殊更仁徳陵と呼ぶのは、歴史を逆行させたいというような意図を感じ取るのは私だけでしょうか。

             

まぁ堺市民にとっては世界最大級の広さを持つ墓ですから、庶民の竃に煙が立つことを望んだという仁徳の名を残したいと言う願望は分かります。でも宮内庁から立ち入り禁止が言われているのですから、その正否は証明しようがありません。

               

仁徳陵の展示ブースは撮影はOK、南海ホークスのブースは撮影禁止でした。

                       

会場受付でこのパンフレットを買ったのですが300円、映画などのパンフレットと比べると格段に安い、調べていることも書かれている量も多いし絶対お得ですが、南海ホークスファンでなければただの紙屑なのかも知れません。ポスターにもこのパンフレットにも描かれている背番号21を付けたこの選手は杉浦忠、1959年には38勝4敗でその年の最優秀投手賞を獲得しています。でもこの38勝よりも凄かったのは西鉄ライオンズの稲尾和久で1961年に42勝も挙げています。杉浦は酷使に耐えられず187勝で引退を余儀なくされ、名球会には入れませんでした。ピッチャーでは皆川睦雄が221勝で名球会入りを果たしています。

南海ホークスのこういう展示を見る度に思うのは、黄金時代に居なくてはならない存在だった野村克也がぞんざいに扱われたり、全く取り上げられなかったりすること、戦後初の三冠王にも輝き南海ホークスにとっては優勝の立役者だったのですから、まぁ私の知らない球団とのイザコザもあったのでしょうが、南海ホークスの歴史の中では絶対に必要な選手だと思うのです。

             

南海ホークスの展示ブースでは撮影禁止でしたが、こんなものも展示されていました。ホークスのテレホンカードやカードケースです。実は私も持っていたのです。この展覧会にも展示されてなかったのが左のショルダーバッグ、当時弱小球団のロゴが付いたバッグなど私には持ち歩く勇気などなかったのでしょう、新品のままです。希少価値があるのかも。

尚この催しは5月12日までです。

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