大阪より1週間も前に東京で満開となった今年のサクラ、その頃の大阪と言えば蕾が膨らもうか、未だ止めとこうかと逡巡しているような状態、今年のサクラ前線は北上するのではなく、ランダムな咲き方をしているようです。東京では花見客をあてにしていたテキヤやお店は予定が外れ、仕入れに大変だったようですが、その姿を見ていた大阪の商人は準備万端だったかも知れません。
この写真、朝モモを散歩に連れて行っている公園、前々日のちょっとした雨以降暖かくなり、30日の土曜日には満開となりました。この公園にはサクラが3本植わっているだけ、寂しい限りですが、誰も観に来てないので私の独り占め、でも朝早くなのでお酒を飲みながら見ているわけではありません。
朝早くからサクラを見ていると気付いたことがあります。サクラの枝が揺れているのは風のせいではなく、スズメやヒヨドリなどの小鳥がとまって揺れているのです。その小鳥が飛び立つ時に大きく枝を揺らし、花を散らします。この一連の動きを誰も居ない(私とモモがいるのですが)ところで見ていると、こんな都会のど真ん中でも風情を感じます。
散った花はどのように落ちているのかと疑問に思いながら地面を見ると、殆んどが下向きに落ちています。それは花自体が下を向いて咲いているからなのか、それとも重心が花の表部にあるのか、このような研究をしている人って居るのでしょうか。最後の写真はマンション内にある誰も遊ばない公園。
幼い子だけが遊べるような小さな公園ですが、普段は鍵がかかっており管理人が鍵を管理しています。公園で遊ぶのにわざわざ管理人に鍵を開けてもらうようなシステムって必要でしょうか。気軽には遊ばさないぞという姿勢が窺えます。
この日、天気が良かったので昼前から堺市の博物館に行って来ました。博物館は大仙公園の中にあり、最寄りの駅はJR阪和線の百舌鳥駅ですが、JRに乗るのは勿体ないので南海高野線の三国ヶ丘駅で降りて歩きました。途中、私が学校で習った頃は仁徳天皇陵と言われていた大仙古墳があり、その南東の位置から写真を撮ってみました。
古墳の中にはサクラは見られませんが、手前にサクラが写り込みます。
そのサクラがこれ、大仙古墳の南側にあり、『百舌鳥夕雲町 憩いの広場』という看板がかかっていました。
ここでは昼から花見でもするのでしょうか。それらしき準備が整えられています。
大仙公園の中、博物館は何処にあるのか知りません。あちらこちらと歩くうちに広いグランドを横切ったところ、最初の写真がそれです。手前の枝垂れ桜が美しかったので、つい近寄って写しました。
こちらは翌日曜日、昼ごろに雨が降ると言う予報のあった日の小学校のグランドです。朝は天気が持ちそうなのでソフトボールの練習に行ってきました。毎年ここの校庭のサクラを見納めかと思いながら見ているのに、しつこく見続けていますが、もうそろそろ本当に見納めにしてもらいたいものです。
やはりサクラには青空が似合いますかね。
今にも雨が降りそうですが、実はこの日雨は降りませんでした。キャッチボールが始まっていますが、私は怠けているのではありません。キャッチボールの前にランニングしているのです。
火曜日の夜に降った雨でサクラが散ってしまったわけではありません、未だにきれいに咲いています。串本を発つ時、大阪と同じ状態だった七川のサクラは、もう咲いていることと思います、ひょっとするともう散ってしまったのかも知れません。