創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

使われなかった教科書

2017-07-31 04:24:59 | Weblog

 おはようございます。

 パソコン事情雑学事典の各章のはじめに書かれた箇条書きは完売しました。この本は私の本としては売れました。中村師匠が富士通のSE教育に売ってくれたからでしょう。当時、富士通は管理職相手の研修維持に苦労していたようです。私がいた1980年代に始まったこの教育制度を続けるほど余裕がなくなったのかもしれません。

 中村師匠は経営研修所改革を社長にアドバイスしていたのでしょう。担当の課長さんと私を東京のお気に入り会員クラブに招待しました。このように当時は中村師匠が懇意にしていたご友人や元部下をこのクラブで私に紹介してくれました。とても勉強になりました。

 経営研修所は富士工場にあったMシリーズのために作った工場敷地の中にありました。鳴り物入りで始められた初期の頃、部長クラスをここに缶詰にしていました。部門から部長を外し、大丈夫だと教える余裕はなくなり、課長研修や一般社員の各種研修を始めていたようです。

 この部門は最先端の専門書を自ら著者を探し出版していました。研修に利用していたのでしょう。私はたくさんいただきました。ほとんどは良すぎて、面白い本の反面、到底売れそうにない本に感じました。好き物相手の本と言うことです。私は面白く感じました。

 相手の課長さんは経営方針に不満があり、自分が望む本を出版したい、富士通で無理なら独立し、電子出版の会社を今始めたいと考えていることが分かりました。芸術関係に憧憬が深く、そのような好みから中村師匠と昔から懇意にしていたようです。オーディオ機器はハード的に進んでいたから思っていたのかもしれません。

 私が業界最前線の話を書く、経営研修所はそれを教科書として使い、何か新しいビジネスを始めると決まりました。中村師匠は、広く教育は必要になっている、新しいビジネスを始めるときであり、経営研修所をその母体として新しい会社を作ることを社長に提案すると言っていたように覚えています。

 そして私が書き始めたのが、COMDEX訪問記でした。名前は売れそうなオンラインネットワークコンピューティングとしました。

 今日はここまでにします。

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