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軽薄短小と再利用

2018-10-10 04:17:59 | コーチング・マネジメント

 おはようございます。

 金属材料の歴史の記事で私が言いたかったことを一言で言えば、今日の題名です。コンピュータサロンの記事、金属の歴史の最終部分を校正し、下記に掲載しました。

『鉄は比重7.9と重く、粘り強いのが特長です。戦艦や戦車や大砲の大鑑巨砲主義の時代、技術が飛躍的に進化しました。戦後に自動車産業が急成長し、20世紀は鉄の時代と言えるでしょう。そして今は21世紀です。今の日本を支えている自動車産業の材料は75%近くが鉄で出来ています。日本メーカは優れた高張力鋼板を作れ、軽い車を作るのが得意です。

 鉄以上に軽い材料の近代史を概観します。第二次世界大戦が航空機技術を爆発的に進化させ、アルミ合金圧延技術の進化がジェット機を普及させました。ジャンボジェットが安価な世界旅行やグローバルな物流経済を実現しました。

 鉄万能の時代は過ぎつつあります。車にとって重量低減は燃費効率アップにつながります。このため、車の材料技術が革新し続けていますが、大衆車はコストに厳しく、利用者の使い方もハードです。アルミボディーはまだ普及していませんが、大衆車にも一部使われています。

 エコが緊急課題であるのは車だけではありません。今は地球温暖化やエコロジーが社会全体で課題です。社会の課題と言うだけでなく、世界の人は特に経済発展した国の人はエネルギーをたくさん消費しています。昔のエジプトの王様以上にです。

 日本は高齢化が進み、利用者は軽い商品を求めます。軽くて丈夫な材料を使い、再利用を考えた商品化が課題です。一人一人が環境に優しい利用法を日頃も心がけ、大学で学びましょう。無駄を無くし、再利用を進めないと地球は半世紀持ちません。』

 以上、金属の歴史の最後の段落を校正し、このブログの記事にしました。ここが結論です。アルミ材を除くと、軽い材料の再利用技術は不十分、複合材の各構成材料の再利用は今後の課題です。持続可能な社会のために、軽さと再利用とエコロジーと経済性の並立が必須です。安価でなければ使われません。

 材料工学は現代社会の基本テーマです。文系や理学部の志望者もぜひマテリアル工学や材料学などに興味を持ってください。私は機械工学科でしたが、情報以外、興味がなく、かろうじて可を取ったダメな学生でした。今反省しています。

 情報システム関係の業務を私は長年担当しました。近未来の大事な応用分野、社会システムに役立つ事業が発展すると思います。情報分野にも材料関係の基礎知識も必須です。エネルギーとエコの問題解決のため、各種の講義に挑戦してください。

 今日はここまでにします。

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