創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

シラバスの中身

2016-09-27 04:27:27 | 講座

  おはようございます。

 サラリーマンの傍ら、20年ほど前から10年間、食文化を専門とする大学の学科で情報論を講義しました。二つとも半期、毎週それぞれ1時間半、15回の講義。何を教えても良いのが逆に困りました。おまけに、データベース演習、CG実習、統計解析実践などなど、実習テーマは他のカリキュラムにあったからノータッチでした。

 私の両方の講義ともに情報リタラシー中心が良いと思いました。大事だからです。私は文書情報データベース構築から運用までを教科書にまとめ、講義をしました。しかし、学生の食いつきが悪いように感じられました。私はふざけんぼ。教科書が真面目すぎたのでしょう。そこで新たに、就活の中でいろいろ学べる、多目的の教科書を創りました。食関係の一般企業に就職する学生さんが多かったため、直接メリットのある講義にしたわけです。日本語もコンピュータも会社も分かる、こんな欲張りの本を書き、学生の食いつきも良くしました。

 100名近くの学生が選択し、上手く行ったと思ったのですが、あに諮らんや、試験をしてみて効果があったのは10人ほどと判明。多くは単位をくれる企業人が講師と考えたようです。出席するだけ、講義を聞いていない、私語の多いクラスでした。なお、その教科書がリライトされ、新発売されました。元本は古本でも人気があったようです。

 講義下手な私は演習中心が適しています。教科書を演習目的に、企業レポートの書き方と商品企画の実践演習を中心にまた書き変えました。講義の人気は高かったようですが、学生のレポートは商品には使えない代物。仕事をなめさせるのはまずいと思いました。小論を教えるなら、こちらの教科書は要りません。どんな本でも小論にはいいわけです。大学の先生の真似事が退屈になり、会社の顧問や高等学校の下請け仕事を始めたのは、およそ10年前でした。

 以上は前置きです。テーマのシラバスは情報リタラシー論で行くか、情報リタラシー実践で行くかの2つの道があるでしょう。私は実践好き。今回も実践ベースで、リライトした本の内容を参考にして、仮想のシラバスを創りました。

 以下に表題名を列記します。興味があれば、ぜひ基になった本の購入を考えてください。念のために付言しますが、本は私の自費出版ですが、私のビジネスではありません。

創造性小論講義(毎週1回、1時間、半期15回を想定)

1.やるのは今でしょ(1回講義、1回演習) 

 まず夢を見る

 己を知るのは難儀

 求むる所第一義

 要求条件は、①優しさ②発想力③論理力④専門知識

 友を選ばば、①コミュニケーション力②バランス感覚③実践力④道徳性

2.何時でも何処でも勉強(2回講義)

 自分は社会の商品

 価値を高める

 社会はボーダーレス化

 随時随所楽しまざるなし

3.志望動機はオンリーワン(1回講義、4回演習)

 上手く書けたら良縁

 特徴は、①リーダー指向②論理力③実践力④忍耐力

 短所は、①お山の天下②理論倒れ③固定概念④優柔不断

4.訪問調査が要件(講義1回、演習3回)

 畳の上の水練、習うより慣れろ

5.テクニックを知る(講義1回、演習1回)

 守破離、まず真似

 栄養大学などの3年生に毎週一回講義するとし、半期の15回で計画しました。1時間半の講義とすると、30分程度の余裕はダジャレ、経験談、質問、雑談、出欠調査などに使えます。面白い講義にするには丁度良いかもしれません。でもこのシラバスは空理空論、だって実践したことはありません。(笑)

 今日はここまでにします。

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3 コメント

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管理人様のエールを感じました (Akira Suzuki)
2016-10-01 02:27:04
管理人様

私も時間に追われる事がありますので頻繁に反省をしていますが、お尻に火が付いた状態では想像性豊かな発想は浮かびません。何処かに穴が空きます。その繰り返しの後には、ただ眼前の仕事をこなしたという結果しか残りません。欲しいのは達成感であり、次につながる自分への可能性と信頼です。

管理人様が執筆された本を拝見しますと、想像性の開発には特別な才能は必要ないと思いました。準備や取り組み方、思考の整理などを、順番通りに適切な時期に繰り返して行うだけで身に付くと感じました。私もそうですが、凄い発想力や特別な才能が無い人こそ、自分というリソースを最大限に生かさなければならないと思います。

守破離の教えに沿って、若い頃から習慣化する事により想像性が養われ、後の人生に有利に作用し、楽しく生きて行ける。筆者が本を通して若者に贈りたかった、生きる事へのエールを読後に感じとる事ができました。

ありがとうございました。
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想像性と創造性は違うのでは (tsuguo-kodera)
2016-10-01 10:58:29
 コメントをありがとうございます。
 なお、私の創造性開発の言葉は想像性は必要ありません。創造なのだから、です。他人の言葉、ブレーンストーミングで代用できます。パクリでも代用できます。
 私は想像は苦手です。でも創造できると言いたいのです。言葉使いの修正依頼だけです。細かくて済みませんが、ぜひ創造性の言葉の方を使ってください。
返信する
言葉の選び方に注意いたします。 (Akira Suzuki)
2016-10-03 00:40:30
管理人様
御指摘の言葉、それぞれ全く異なる意味でした。誠に申し訳ありませんでした。
私が欲しているのは創造性です。想像はもうお腹いっぱいです(笑)
気がついたのが遅かった分、なおさら貴重な事だと思っています。これからも実践を重ね高めて参ります。
ありがとうございました。
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