創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

一人シナリオプランニング

2017-10-05 04:04:20 | Weblog

 おはようございます。

 シナリオプランニングは全社システムの開発や新しい組織に変革したい場合に使うのが基本かもしれません。全社から人を集め、10人程度のチームを作り、3年ほど時間をかけ、やる手法だと思います。とても良い考え方です。色々な本があります。参考にどれでも1冊読むと良いかもしれません。

 でも1年でも、商品開発のスピードに合いません。せっかちな事業部長が商品開発を意思決定すると、企画担当の係長が他部門の担当者と相談し、調査し、1か月で案を作り、企画会議に提案しました。それでも専務や営業部長が荒を見つけ指摘します。1か月で再提案と決まります。再検討で忙しい係長に3分ほど時間をもらい、プレゼン資料の修正に助言しました。これで次の企画会議で承認されるのが普通。事業部長はせっかち。係長は優秀。そんな経験でした。

 助言のために、係長の企画案を基に、1週間で、出張もアンケート調査もなしに、営業、技術、企画担当者とも相談せず、一人でシナリオをいい加減に、密かに作りました。大成功、中成功、小成功のシナリオと、失敗し挽回するシナリオを1つ、合計4つ。4つの状況を4項目箇条書きで表しました。ここで16項目できます。それぞれに対応する方策は4項目、全部で64の方策を考えるわけです。これで仕様と販売手段の検討は終わり、ひとつの指示にまとめ、担当者にお願いしました。

 変化への対応策を考えられていたのか、状況変化に対応し、係長にまたすぐ助言できました。事業部長がシナリオの正当性を東京で調査していたようなものでした。でも、在職中に出版承認を頂くために、はっきりと書けませんでした。

 今日はここまでにします。

 

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