おはようございます。
柔軟に考えられる92歳の親しい女性がいます。彼女は何時もニコニコしていて、大事だった思い出の高価な品を欲しいと言う人にあげてしまいます。周囲に何時も感謝し、ありがたい有難いと言っています。若さを保てる秘訣は周囲に感謝し、ケチでない事だと思っています。
父の従妹はボケました。彼女はとてもお金持ち。都心に広いお屋敷を親から相続した資産家でした。でもとてもがめついしっかり者でした。貯金の増えた通帳を見るのが楽しみの人と父母は言っていました。ケチだから今にボケるとも。
彼女は70歳になり、ボケ始め、間もなく介護施設に入りました。お金をほとんど彼女は使えず、面倒を見た子供夫婦が使いました。でも到底使いきれない額でした。ケチはボケる、気前良ければボケにくい、と言う母の言葉を信じました。
かつての上司、ひたすら堅物のお偉いさんが退任謝恩会の壇上で突然ボケました。祝いの会の礼を話す段で、急に話ができなくなりました。自分も分からなかったようです。働き者の女性店主の床屋さんは大事な愛犬が死に、私の今の歳の時、1年で酷い認知症。愛犬が死ぬまで元気で働いていたのに。
お金が増えるのが好きな人は危険です。お金を使うのが怖いようです。人生の目的がお金になり固くなり、ため込みます。冷蔵庫にものをため込む戦争世代もいます。食べられなかったトラウマが、冷蔵庫を一杯にさせています。ゴミを捨てられない理由は色々ですが、高齢者のゴミ屋敷にも、もったいないから捨てられない人もいます。物が無いのが怖い人ですが、ケチと似ています。 お金は必要最低限で良いと思い、何時も新事業に自薦で参加。多くは失敗。でも創造性の開発と整理整頓4Sだけは継続し、部下指導。バドミントン市民バドクラブを主宰し、会員の希望に基づき運営。今は無職。シチズンシップ教育が好きな会員をお手伝い。私もリハビリでき、楽しめて頭を使え、参加者に感謝。ですから認知症になり難いはずです。
勝負はまだ先、下駄を履くまで分かりません。南無大師金剛遍照。今日はここまでにします。