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新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

地熱発電に力を入れる

2018-12-19 04:35:33 | コーチング・マネジメント

 おはようございます。

 清水さんが地熱発電の本を書き、当時の東京都の長が聞きつけてか、出版社が依頼したのか、本の推薦人の申し出があったそうです。後に不祥事で首になった人。当時はとても人気がありました。人気取りの好きなマスコミ育ちなのかも。

 私はサイン付きで清水弁護士から直接1冊頂きました。高校の工業科の生徒さんが学べる良い本だと思いました。当時この学校の工業科は機械科と建築関係に縮小されていました。講演を聞けば先生と生徒さんが興味を持ち、良い進路選択ができると思いました。自然エネルギー分野の良い会社に就職し、長く仕事を続けられると思いました。

 私は清水さんと交渉しました。10冊買うから1時間学校のアホに講演し、東京で地熱発電の本の要点を話して欲しいとです。彼はOKし、学校が購入した10冊を現校長が工業科の生徒さんに事前に渡しました。講義が終わった時、各自が本を持ち、教壇でサインをねだる筋書き。私は演歌や演劇が好き。歌手への花束の代わりに本でやらせをしたわけです。

 本は著者から買うと著者割引10%があり、10冊の購入代も安いもの。破格の経費で現役の弁護士が1時間、講演してくれ、地熱発電が自然エネルギー利用で一番有望、他の方式はそれぞれ欠点があり、可能性は少ないと話しました。

 技術的な予想は専門家も誤ります。学ぶべきは講習後の本のサイン、清水さんの専門外の勉強法、講演の話し方、論旨の作り方などなど。人気のマスコミ好きも声をかけてくる能力です。とても良い講演会ができたと私は思っていますし、清水さんもとても満足し、理事長は彼に感服していました。

 しかし情報の先生や当時の校長や教頭には掃き溜めに鶴。学校の先生は不確実なものをコミットせず、用語定義と分類が好き、それを暗記させます。コンピュータが得意な知識を生徒に叩き込んでも意味がない。コンピュータは日進月歩、級数的に性能が向上し、若い人は思考法の方が大事なのに。

 もちろん私は最初から半分諦めていました。随時随所楽しまざる無しだから。私と相棒と理事長と若い弁護士が学べたら良いと思っていました。今読み返しても良い本です。アマゾンで価格を調べたら、読者評価はオール5、発売開始時の定価と同じでした。今でも人気です。分かる人には分かります。

 今日はここまでにします。

コメント
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