こんにちは。
今、主宰のバド市民クラブから帰り、昼ご飯をすませ、お風呂から上がりました。今日のクラブは園児や学童に対する、シチズンシップ教育の場と化していました。何のために苦労しているのか、運動のためと考えていたらできません。やはり世のため人のためと思わざるを得ません。
今日の参加者に、2歳の男子と3歳の女子、そして学童保育の5歳の男の子、それから小学校1年生。学童保育の子は父親に連れられて二人できます。2歳と3歳の子は夫婦に連れられた一家5人で来ています。バドする大人の参加者はこの夫婦を含め11名、それと子供と遊ぶ係の我々夫婦、そして病み上がりの72歳のベテラン。彼は見学でした。大人は合計で14人でした。
その他に中学2年生のテニス部の生徒さんと5年生の男子。ですから子供は合計で6人です。総員で、20人の大所帯でした。体育館はバド3面です。入り切りません。コート面へのメンバーの割り当てと対戦組み合わせは大変でした。要するに即時処理の時間割処理のようなもの、簡単ではありません。強さ、相性などを考えて組み合わせるからです。子供の要求を満たしつつです。
各コートの試合終了のタイミングは違います。子供たちは面に入りたいという顔をして待って居ます。大人も2回続けてコートに入れないと不満かもしれません。30年こんな状況なのです。シャトルの用意などなどの下働き、学校の顧問なら強権発動も可能でしょう。部員に強制できるかも。でも市民クラブは上手く運営しないと良いクラブになりません。退部者や我侭が増えてしまいます。
面に入る順番を事前に考えても、いろいろな状況が起こります。その都度組み合わせが変わり、子供の相手もしなければいけません。計算より感性が必要かもしれません。人の顔を見て疲れや精神状態を推測して割り当てを行います。直感が大事です。まるで会社の管理職のようにです。こんな運営ができているクラブは少数かもしれません。
日本政策投資銀行の、当時企画部長だった鍋山徹氏は講演会に来てくれて、先生方に講演会をしてくれたことがありました。四の五の言わず、まず言われたことをやってみろ、それから議論しよう、と彼は講演会で強調していました。私は企業人だったからこの言葉の意味が良く分かります。そしてバドの運営ができているのでしょう。
学校では上司から言われて、やらなくても、その先生は首になりませんし、担任も外されないでしょう。まず何事も慎重に疑って考える人を育てたくなるのでしょう。そんな先生も多いのかも。だから、職員会議は株主総会化していると、昔ある銀行の役員だった先輩は言いました。彼は野球部の1年上、背番号10のキャッチャーだった人、最近まで東大の副理事と野球部OB会長をしていた人です。学校の顧問になっていただいたのですが、廊下トンビが多い、株主のような奴が多いので逃げ出されてしまいました。
言われてすぐしない、これだけで会社ではもう終わりです。あいつは使えない奴だ、と思われて、仕事を取り上げられて、大企業なら人を要求している営業所に飛ばされてしまいます。成長企業なら人はどこの営業所も人手が足りません。今なら中国の奥地もあるでしょう。マルエツや吉野家のようなサービス業は多くの社員は非正規です。別の理由を言われ、すぐ首かもしれません。誰でも失敗をするのが普通であり、見込みある奴は指導しますが、ダメと思われたら期間満了までそのままにされてしまうでしょう。学校の先生は、シチズンシップ教育ができるクラブ運営をできないでしょう。
井の中の蛙は楽しく生きるのが大変なのです。だからそんな予備軍である生徒さんは哀れになります。南無阿弥陀仏。
今日はここまでにします。