楽天オープンテニスの5日目の
デイセッションは午後1時からだったので
渋谷のロフトに出かけたのですが
11時オープンだったので、すぐ前のイケヤで時間つぶしを・・・・
はじめてイケヤに入ったのですが
思っていたより、お値段が安いのにビックリ!
ロフトでは孫娘にバッグのお土産を
買いました。
行くたびに様変わりしていく渋谷。
田舎者には、益々どこにいるのかわかりましぇーん。
そして
2日間テニス観戦が終わった翌日は
東京最後の日。
羽田空港発17時5分の高知龍馬空港行きまでの
時間を、先ずは上野の国立西洋美術館の
ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
「ピカソとその時代」を鑑賞することに・・・・
それもジャスト10月8日、この日からの
開催でした。
この国立西洋美術館はかの有名な建築家
「ル・コルビュジェ」の建築で世界文化遺産に
登録されています。
それでは
稀代のコレクター、ハインツ・ベルクグリューンが
収集した、日本初公開の76作品を含めた精選された97点と
日本の国立美術館の所蔵・寄託作品11点を加えた
合計108点で構成された作品を一部ですが、
ご紹介いたしましょう。
今回はフラッシュ以外の写真撮影はOKでした。
先ずはこの作品
【座るアルルカン】 バブロ・ピカソ
有名な絵なのにあまり人盛りはありませんでした。
【緑色のマニキュアをつけたドラ・マール】 パブロ・ピカソ
パンフレットの表紙となった絵です。
【黄色のセーター】 パブロ・ピカソ
ベルクグリューンは【黄色いセーター】のために
「アルカンサスの葉をダイナミックに彫りこんだ、
金塗りの17世紀前半のスペイン製の額」を
合わせることで「この力強い絵に表されている
ドラ・マールの濃密な表情が、鬱蒼と生え茂る
金の炎の額縁によってさらに強調された」と
語っています。
ベルクグリューンは
よい絵には、それを祝福し、歓待し、よく調和する額が必要である
と語っていて、近代絵画とクラシックな額縁の意外な
組み合わせも、このコレクションのユニークな特色です。
【大きな横たわる裸婦】 バブロ・ピカソ
ナチス・ドイツがパリを占領していた時代の
ピカソの異色作です。
【アルジェの女たち】 パブロ・ピカソ
マティスの死はピカソに大きな衝撃を与えた。
ふたりは長年お互いに刺激を与えあう
芸術上の朋友だった。
【鶴】 パブロ・ピカソ
着彩されたブロンズ
ここからはパウル・クレーの
作品になります。
【口数の少ない倹約家】パウル・クレー
クレーの自画像
ピカソと対照的な性格を持つクレーの内省的で
想像力に溢れた作品群。
【雄山羊】 パウル・クレー
【黄色い家の上に咲く天の花(選ばれた家)】 パウル・クレー
クレーらしい自由な想像力に溢れた水彩画です。
クレーが兵役に服した第一次世界大戦中の
厳しい現実世界から、天へと伸びる植物に
希望を託したかのような作品です。
次はアンリ・マティスの作品です。
【室内、エトルタ】 アンリ・マティス
画面に重なるように配置されて
外の世界を見通させる窓は、内部と外部を
つなぐ重要なモチーフとして
マティスは初期からしばしば描いた。
ここからは常設展です。
【豊穣】 ペーテル・パウル・ルーベンス
【丘を下る羊の群】 ジャン=オレノ・フラゴナール
柔らかな色彩の輝きと、筆の走りが
18世紀絵画らしい世界を形作っています。
【鳥罠のある冬風景】 ピーテル・ブリューゲル(子)
農民画家として名高いブリューゲル(父)の
原作を、同名の息子が模写したものですが
本作品はそうした模写の中でも、最も優れた
一枚に数えられます。
右側の木立に仕掛けられた鳥罠と
凍った川でスケートに興じる人々の
下の方に穴が開いており、彼らと罠の餌食になる
鳥たちとは同じ運命にある。
【春(ダフニスとクロエ)】ジャン=フランソワ・ミレー
柔らかい色調と筆づかいで、無知な二人と牧歌的な
光景を描いています。
ミレーの作品の中でも、古典的な傾向が強い
作品です。
【罠にかかった狐】 ギュスターヴ・クールベ
罠に捕らわれた狐の痛みを刻印するかのごとく、
その強張った身体が入念な筆数で描かれています。
【アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)】
ピエール=オーギュスト・ルノワール
ルノワール初期の代表作です。
ルノワール特有の豊かな色彩と、筆づかいが
すでに見られます。
【立ち話】 カミーユ・ピサロ
教科書で見た絵ですね。
【黄色いアイリス】 クロード・モネ
【陽を浴びるポプラ並木】 クロード・モネ
【睡蓮】 クロード・モネ
花や水面の影などに見られる、細部を大胆に
省略した表現は、後の表現主義や抽象絵画につながる
モネの革新性を示すものといえます。
【ジギタリス】 ポール・ランソン
ジギタリスという言葉に惹かれてパチリ。
【ばら】 フィンセント・ファン・ゴッホ
プロヴァンスのサン=レミの精神療養院の庭に咲く
バラを描いたものですが、最晩年の作品に
特徴的な、激しくうねるような筆づかいが
すでに認められます。
この1年後にゴッホは自ら命を絶ちました。
永らくのお付き合いありがとうございました。
今日も来てくださってありがとうございます。