夢!進行形。港が見える丘ガーデン

ミントさんの庭に憧れて、少しでもブルーガーデンに近づけるように日々奮闘する田舎のおばちゃんの日記です。

絶滅危惧種 ハナカズラ

2019年09月29日 22時53分18秒 | 絶滅危惧種

昨日、牧野植物園の
藍染体験をする前に丁度、高知新聞朝刊に
掲載されていた

ハナカズラを見てきました。


近くまで寄れなかったので
望遠でズームをかけたのですが・・・・・
やはりボケ気味で、すみません。

九州の一部山中の自生地でも
開花を見ることは難しいそうです。

新聞によると、ハナカズラは環境省の絶滅危惧種リストでは
近い将来に絶滅する危険が高い
「絶滅危惧1B類」に指定されているそうです。

牧野植物園の職員の方は
絶滅危惧種のガンゼキランを見事に群生させたり
今回のハナカズラも自生地の環境を
参考に「適度に日光が当たる日陰」で
見事に開花させました。
このお手柄は職員の方の植物に
対する深い愛情がないとできることでは
ありません。
牧野富太郎先生の意志を継承する
職員がいらっしゃることは
私たち高知県民も誇りに思います。




牧野植物園で今、咲いている花は・・・・

ホソバヒメトラノオ

曼珠沙華

ツリガネニンジン

女郎花

ショウキズイセン

スズムシバナ
京都府では絶滅危惧種に指定されています。

ホトトギス

名前が分かりません。

ヒヨドリバナ

キバナアキギリ



今日も来てくださってありがとうございます。





草木染め・・・藍の生葉で染めてみよう!

2019年09月28日 21時06分23秒 | 草木染め

今日は
牧野植物園で
「草木染め・・・・藍の生葉で染めてみよう!」
ということで、草木染めに挑戦しました。
参加費は千円でした。

まず最初は
「ふむふむ広場」に行って藍を観察して採集しました。






藍はタデ科イヌタデ属の一年生植物です。
ここで各自藍の茎を2本摘み取りました。





先生が育てた藍を持って来ていました。

シルクのハンカチを染めるグループと
エコバッグを染めるグループとに分かれて
作業をします。

私は叩き染のエコバッグにしました。

まずコットンバッグの中に
厚めの新聞紙を入れて、裏側に色素が
写らないようにします。
それから自分好みの模様に藍の生葉を
レイアウトします。
その上からラップをかぶせて
端をマスキングテープで動かないように止めます。


ラップの上から葉を石でトントンと叩きます。
(生葉の水分がなくなり、
パリパリののりみたいになるまで)


ラップと生葉を剥がしました。
葉の部分が白くなっているところは
叩きが足りないようです。
かなり叩いたんだけどなあ~

裏側はこんな模様にします。
表と同じように石で叩きます。

かなり叩きました。
これは日頃のストレスが溜まっている人向きです。


ラップを剝がして生葉のカスを取り除いて


石鹼水で水洗いし、水が濁らなくなったら
取り出して水分をとり、陰干しをします。





一方、浸し染は・・・・・


生葉をすり鉢で粘りが出るまで、水を加えながら
すり、ザルで濾します。

そこに更に水を加えて
シルクのハンカチを手で揉みこみながら
20分ほど染めます。

子供も参加して染めていました。

水洗いして色が流れ出なくなったら
水分をとり、陰干しします。

一般的な藍色ではなくて
ブルーにちかい色です。

徳島県の藍染は、乾燥したアイ葉を室のなかで
数か月かけて醗酵させてすくも(藍玉)を造り
更にそれを臼でつき固めて藍玉をつくり
これを利用したもので
この方法だと木綿にも濃く染めることが
できるそうです。

藍染した布は、抗菌性、消臭性に優れており
虫食いを受けにくく、保存性が高くまた
耐火性も高く、江戸時代の火消し用半纏、
日本国有鉄道の蒸気機関車乗員の制服
などに用いられたそうです。


こんな感じに染め上がりました。

夢中で仕上げましたが
もうしばらく石で叩けば上の右の方のように
緑の色がハッキリ出たと思います。

でも楽しい体験をしました。
これからも新しい何かに挑戦して
充実した人生にしたいものです。


今日も来てくださってありがとうございます。


発芽しました。

2019年09月27日 20時55分03秒 | ガーデニング

みせばや

「みせばやの花のをさなき与謝郡」 鈴木 太郎


曼珠沙華

「曼珠沙華わが去りしあと消ゆるべし」 野澤 節子


(花の歳時記より)





今日から暫く雨模様のお天気が
続きそうです。

23日に播いた花の種の中から
26日に一番に発芽したのは
金盞花(キンセンカ)ブロンズビューティ

ブツブツとニキビのように出ているのが
金盞花です。
他の種も早く発芽するといいのに・・・

地下茎から増えたレーマニアアラータに
蕾が出来ました。

チョコレートコスモスが
一輪だけ咲きました。

お友達から頂いた半夏生(はんげしょう)の花鉢
の中に咲いてきた赤い花。
サルビアかなあ?


なぜこんなことに・・・・・
お気に入りのコニファーだったのに・・・・
根元の土が浮いていたので
モグラが根元の下の土を
取ってしまったようです。
早く気づいてあげれば良かったのにと
悔やまれます。
ヤマト君のお陰でモグラの被害も
少なくなっていたので油断していました。



・・・・・・・お孫ちゃん・・・・・・・


山栗とスダチ(頂き物のお裾分け)と切り干し大根
をお孫ちゃん家に送りました。


うわ~ぁ!何だろう
おいちそう~

うれちいな!パチパチ!


どっちが重いかな?


この茶色い方がおいちそう~



今日も来てくださってありがとうございます。









環境少女

2019年09月26日 22時05分59秒 | ガーデニング


「水勢のおとろへたれば棉吹けり」 吉本 伊智朗



葛の花

「葛の花紅絹裏ちらと見すごとし」 吉野 義子

山際などで猛勢をふるって
邪魔なことこの上なしの葛かずら
そんなかずらから、こんな妖艶な花が
咲くとは・・・・・


(花の歳時記より)





スウェーデンの
環境少女グレタ・トゥンベリさんの
国連での演説をみましたか?

正直ビックリしました。
顔を真っ赤にして早口で、憤っている感情の
ままにまくし上げていました。
「空っぽの言葉で私の夢や、子供の
時代を盗んだ!」

以前パキスタンのマララ・ユスフザイさんも
国連で演説しましたが
彼女は穏やかに、時に強く主張して
見事な演説をしました。

グレタさんは国連での激しい演説が災いして
地球温暖に懐疑的なアメリカの右派メディアや
専門家に「環境ヒステリー」と
攻撃されました。


トランプ大統領のような考え方をする
人間にこの様な付け入るスキを与えてしまいましたが
しかし
16歳にしてこの行動力。
スウェーデンの国会議事堂の外で
2週間ストライキをして
「政府に炭素排出量を年間15%削減するよう」要求。
また
炭素排出量ゼロのヨットでニューヨークに来たり・・・・

彼女のこうした訴えは
同じ少年、少女たちにも影響を与え確実に
大きな波となって世界に広がっています。
誰かが行動を起こさなければ
この美しい地球が破滅の一途の坂を
下って行くのは目に見えています。
それが16歳の少女だったのです。

大人よ情けない!



今日
タキイ種苗さんに申し込んでいた
原種のチューリップが届きました。

ほったらかしで毎年咲いてくれる
グータラな私にピッタリの
チューリップです。
それに可愛いの・・・・・・


ルドベキア・タカオがまだ
こんなに元気に咲いています。
確か・・・・見切り品でしたが
充分過ぎるくらい咲いてくれたので
大満足です。ありがとうね。

パシュミナ


こんなにたくさん花を咲かせました。


虫喰いだけど・・・・


ヤマト君も白いジニアにうっとり

えっ!違うの?
花に付いている虫を見ていただけなのぉ?



今日も来てくださってありがとうございます。



花へんろ最後に救われる

2019年09月24日 17時05分41秒 | 遍路

第67番札所・大興寺を出て
南の山の方を見るとロープウェイが
見えます。
第66番札所・雲辺寺へのロープウェイです。

山頂駅まで2,594m、高低差657mを時速30㎞の
スピードで約7分で登ります。

あいにく中間地点には霧が発生しております。

山頂駅に到着して少し歩くと


香川県と徳島県の県境があります。
添乗員さんが「香川県と徳島県を自由に
行き来してください。何度でも・・・・無料ですから・・・・・」

山門までの道の両側には
五百羅漢像がずらーと並んでいます。



雲辺寺は四国霊場のうちで最も高い
標高911mのところにあり、「遍路ころがし」と
呼ばれ歩き遍路泣かせの険しい難所と
なっています。

お天気が良ければ、西の方向には
西日本最高峰の石鎚山が見えるそうです。

弘法大師16歳の時に善通寺の建材を求め
この深遠な霊山に入ったという・・・・
その千古の美しい杉

境内の片隅にある「おたのみなす」

茄子の形の中をくり抜いた所を
通り抜けて

茄子に腰掛けて祈ります。

大師堂を上がり込んで外回廊を廻り
お堂の真裏にある奥殿で勤行をしました。

そこに咲いていたピンク色の秋明菊

1577年土佐を統一した長宗我部元親が
雲辺寺を訪れ住職の俊崇坊に
四国統一の夢を語ったが
無理な野望など捨てるよう諫められたという。

御本尊は千手観世音菩薩
御真言は
おん、ばざらたらま、きりく
「金剛法尊、千手観世音菩薩に帰依いたします。
どうか慈悲の御心を以って私達の煩悩を
除き救済したまえ。」



雲辺寺を降りて次に向かったのは
第65番札所・三角寺
途中からバスを降りて、道幅が狭いので
マイクロバスタクシーに乗り換えて行きます。

この長~い段差の大きい73段の石段を
登らなければなりません。
「花へんろ」ツアーの最後の札所です。
みんなゆっくりと登っていきます。
70段目辺りまで登ったときです。
突然左足の太もも内側に違和感が・・・・・・

えっ!なにこの感覚は・・・・・・
ど、どうも足が吊ったみたい・・・・・

痛みをこらえながら、手すりにつかまり
どうにか最上階まで上がり切りました。

でもこの山門をくぐるには
もう一段大きな段差を、上がらなければなりません。
上がれないで、顔を歪め変な格好で歩いている私を
バスガイドさんが見つけてくれて
何とかつかまりながら山門をくぐり
直ぐ右側にある納経所のベンチに座らせてもらい
これからどうしょう・・・・・歩けなければ・・・・・・
不安は募るばかり・・・・・
そこに添乗員さんが現れて
その指示に従い
ベンチに上がりそこで足を伸ばして
手で靴の上から足の指先を掴み
身体を折り、グーッと足を伸ばします
それを繰り返ししていると・・・・・
あら!不思議!
だいぶ楽になりました。
ベンチから降りて歩いてみると
少し傷みますが、大丈夫のようです。
でも大事を取って、お勤めには参加せずに
ここで待つことにしました。

近場を歩いて写真に収めました。


弁財天の三角池には
秋海棠が咲いていました。

この三角池は815年弘法大師が来訪した際に
三角形の護摩壇を築き21日間
「降伏護摩の秘法」を施したとされ
その跡が池の中の島に現存するそうです。

御本尊は十一面観世音菩薩
御真言は
おん、まか、きゃろにきゃ、そわか
「大いなる慈しみと憐れみの御心を持つ
十一面観音さま、どうか私達を救済し、導きたまえ。」


三角池の前には桜の木があり

四季桜が・・・
年中チラホラと咲いているそうです。
見つけたときはこの目を疑いましたが
本当に桜だったのですね。

小林一茶がここの山桜を詠んだ句があります。
「是でこそ登りかひあり山桜」


日頃の信心が足らないためか・・・
それとも
真剣にお勤めをしなかったせいなのか・・・・
最後の最後で足が吊る羽目に・・・・

でも一茶が詠んだ句のように
ここまで登ってきたからこそ見られた桜でした。
お勤めはできませんでしたが
私にとっての目的
「花へんろ」ができたような気がします。


おん、まか、きゃろにきゃ、そわか

十一面観音さまの憐れみの
御心に救われました。



今日も来てくださってありがとうございます。