今日は13日に
牧野植物園であった
「シンビジュームの育て方教室」をアップします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/f1/b24c7f227f8e997b5f19974010dcea24.jpg)
教室は新型コロナウイルスの感染を
防ぐため、向かい合わせになっている机の上には
透明の仕切りが設置されています。
それを通してのモニター画面を撮っているので
反射の画像が写り込んだりしています。
御見苦しいかもしれませんが
悪しからずご了承くださいね。
1.シンビジウムとは
● 原種はインド、東南アジア、日本、中国、
ニューギニア、オーストラリア北部などの
熱帯から温帯に広く分布しています。
2、自生地の環境
● 分布地域での生育場所は、樹上または地面。
自生している環境を踏まえて、
日当たりと風通しの良い場所に置く。
● 雨期と乾期がある気候。
★ 気温が高く成長する時期はしっかり水をやる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/fa/1d2205c068bf81f75f5df647f3933675.jpg)
樹上で育つ蘭
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4d/d5c687d1800a97dd4b84908b7e8a277a.jpg)
3、置き場所と水やり(春~秋)
● 4月中旬~下旬、屋外の最低気温が12℃以上に
なったら屋外に出す。
● 日当たりの良い場所に置く。
葉焼けをする場合は遮光ネットを張る。
葉焼けで傷んだ葉は、元からカットする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f3/7a1f71c7cf5014da105b027fc7207ae5.jpg)
★ 水やり
● 屋外に出している場合は、バークの表面が
乾いたらすぐに水をやる。
● 基本的には午前中に、鉢の底から抜けるまで
与える。夏の高温時は夕方に行う。
4、置き場所と水やり(冬)
● 10月中旬~11月中旬、屋外の最低気温が
10℃以下になったら、屋内に取り込む。
● 室内は10~18℃が適温。
★水やり
● 室内に取り込んでいる場合は、乾いてから
1日おいて水をやる。
5、主な害虫
5-1 カイガラムシ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/75/dd58c9e88d6de3fac924675819255e76.jpg)
5-2 アブラムシ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/e5/40410e0b7995c6b54def19bbb2d25683.jpg)
5-3、ハダニ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/f4/933a41b84eb1b8bb5e61313cf7afd0b1.jpg)
5-4、スリップス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/76/c7741fc813cb01d34d6505b711a17627.jpg)
5-5、ナメクジ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/9b/59b2a5a2c0e8b1c4680429bddd9001e5.jpg)
6、主な病気
● 炭疽病→ 葉先が枯れ込む。
● 軟腐病→ 新芽が腐る
※ ウイルス病以外は殺菌剤を用いて対処可能。
● ウイルス病
治療法がないため、使用済みの支柱やハサミは
消毒し、鉢の再利用は避ける。
7、植替え
● 適期は4月~5月中旬までに行う。
● 道具や資材
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/91/7cb44f8bba1fd2c190a3ff7e1f84211f.jpg)
● 用土
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ed/9c06291eb6687b2023019451afc14f68.jpg)
● 作業手順と内容
① 鉢をもんで株を抜く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/95/738fc46897c44df095b2cdba56891588.jpg)
② 株元に付いている皮を取り除く。
③ 根の状態を確認し、傷んだ根をハサミで切る。
④ 植え込む鉢を選ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/76/718db9987aec8a5aefbb9f6706beb451.jpg)
⑤ 新しいバルブが鉢の真ん中付近になるように
置き、バークを入れる。株を固定しながら箸でつつく。
⑥ 更にバークを足し、株に触れても動かなくなるまで
しっかり箸で突き固める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/48/9b31f30e90b3336264ce721c866b7801.jpg)
⑦ 置き肥を入れて完了。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/63/76816039415a2fdcf56edfef58d86396.jpg)
⑧ 鉢底の穴から出る水が濁らなくなるまで水をやる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/db/0ef4265d9a5b7b7e9a9dcb3fae2613e2.jpg)
8、肥料
● 置き肥と液肥があり、有機と無機を併用すると良い。
9、芽かき
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/24/2e70b98e9f935a69a26b16e302cb2c4d.jpg)
● 秋の芽かき
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/ec/910db4870239ccf1e54a9b3089f56e58.jpg)
これで教室は終わりました。
そしてお待ちかねの
シンビジウムを頂きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/ba/27d691656ac6bc8aafa5425d07c86a6f.jpg)
受付時に番号を選びます。
5枚ほどしか残っていない中から最後の
20番を選びました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/50/a5e8a39fa702578e9278cd25420484f1.jpg)
これで~す。
前回の蘭は恥ずかしながら
惨めな姿になっています。
このシンビジウムは花が咲くように
立派な大人に育てあげたいな。
🌷・・・・・今日の庭・・・・・🌻
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/20/aeb2c09685cb592a9fefc51c11508f11.jpg)
アイリスがもう少しで完全に咲きます。
早~い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/de/6a4fe62f4d370149b0b1242a18e88463.jpg)
原種チューリップ・アニカさん
昼間は完全にパックリ開いていましたが
夕方になると閉じていました。
でも閉じているこの感じが好きです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/73/1ec7b911dcbdbd55e589600c5d36cbd2.jpg)
5色ミックスのチューリップ
黄色と赤が咲きましたが・・・後は・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/1c/d2026ba0bc84c0671e0d0207c1b50c5a.jpg)
アプリコットビューティー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/3d/7d47a1d4ccc25f3ab0cd8b33f8a1f818.jpg)
フレミングフラッグは
相変わらず背が低いままです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/4f/978fddaf68949f87ebc425297d4706d3.jpg)
ノースポールが勢いづいてきました。
今日も来てくださってありがとうございます。
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