今日も夫は会社ではなく法廷に出かけていった。
なぜかというと、陪審員に選ばれてしまったから。
日本も陪審制がスタートするらしい。
多分まだ日本国民の皆さんは、それがどれだけの負担なのかわかってないと思う。
陪審制の必要性重要性は分かっているつもりだけど、この負担を考えるとないほうがいいと思ってしまう。
陪審制は民主主義の究極だとは思う。
開かれた法廷をもつのは、私達国民の権利を守ることでもある。
極端な話をすれば、治安維持法のような悪法が生まれて、罪のない人をガンガン裁判にかけ、ガンガン死刑にすることだって国家権力には可能なわけだ。
まぁそれはちょっと極端すぎる話だけど、あらゆる社会層の人、あらゆる経歴の持ち主が裁判に参加する本当に開かれた裁判、それが陪審制だと・・・すなわちとても重要なものだと・・・わかってはいる。
でも、そんな民主主義の究極より、明日の生活の方が私達にとっては重要なのよね。
陪審員に呼ばれたら、まず必ず出頭しなければならない。
もちろん例外は認められて入る。
でも、「明日が確定申告の締切日で、税理士の私は追い込みで仕事を終わらせているんです。」なんて理由は聞き入れられない。
まず裁判所に呼ばれたら、裁判官に色々な質問を受け、アンケートに答えて、その裁判に適任の陪審員かどうか査定される。
偏見を持った人を陪審員にしないために、重要なプロセスなんでスねぇ。
夫は数年前に一度陪審員に選ばれたことがある。
それは、ペットを飼ってはいけないアパートでペットを飼ったとかで、家主に訴えられたと言うケース。
裁判は一日で終わった。
でも今回は殺人事件。
裁判は何ヶ月にも、もしかしたら何年にも及ぶ。
陪審員に呼ばれた人たちは、選ばれないように必死で言い訳を考える。
「私はそのケースを新聞で読んで、もうこの人は有罪だと偏見でしか見れないから、陪審員なんて出来ません。」
「私は移民で、市民権はもっているけど英語が良く分からないから出来ません。」
「私は血を見ると卒倒するから、事件の写真なんて見れないから陪審員なんて出来ません。」
とにかく思いつく理由を並べ挙げて必死で陪審員に選ばれないようにする。
だって、選ばれてしまったら、法廷に出向く間仕事が出来なくなってしまう。
法律では、陪審員であることを理由に解雇または特別扱いしてはいけないとあるけど、給料の確保は規定されていない。
それに自営業や日雇い労働の人たちは、法廷に出向く間無収入になってしまう。
責任のある仕事をしている人たちは、自分が仕事を抜けることで、周りがどれだけ迷惑するかも分かる。
とにかく、長い裁判になんて選ばれたら生活がめちゃくちゃになってしまう。
っで家の夫はというと、まじめ一本なひとだから、言い逃れなどせず正直にすべて答えたわけです。
そして、見事に陪審員に選ばれてしまった。
夫の会社は日系の大手企業だけど、陪審で会社を休んで有給なのは10日まで。
それ以上は無給になる。
陪審員を選ぶ過程だけで、すでに5日使った。
裁判が始まってあっという間に残りの5日も使ってしまった。
まだまだ裁判は始まったばかりだとういのに、10日なんてあっという間、これから無給で奉公しなければならなくなる。
私は今50%しか働いてないから(実際はもっと働いているけど50%しか払ってもらってない)とても私の給料だけでは生活なんてしていけない。
子供2人かかえて、一家の大黒柱が無給で法廷に毎日出向かなくてはならないなんて、こんなバカなことってありますか。
税金が高いなんて文句をいうけど、何ヶ月も収入がないとなると、経済的損失は税金なんてレベルではなくなる。
一応陪審制の規定では「陪審員をすることで極端な経済的負担がかかる場合」は免除される。
でも夫の場合その「極端な」場合には入らない。
こんなに国民を苦しめてまで陪審制をやらなければならないのだろうか。
私達どうなるんだろう。
なぜかというと、陪審員に選ばれてしまったから。
日本も陪審制がスタートするらしい。
多分まだ日本国民の皆さんは、それがどれだけの負担なのかわかってないと思う。
陪審制の必要性重要性は分かっているつもりだけど、この負担を考えるとないほうがいいと思ってしまう。
陪審制は民主主義の究極だとは思う。
開かれた法廷をもつのは、私達国民の権利を守ることでもある。
極端な話をすれば、治安維持法のような悪法が生まれて、罪のない人をガンガン裁判にかけ、ガンガン死刑にすることだって国家権力には可能なわけだ。
まぁそれはちょっと極端すぎる話だけど、あらゆる社会層の人、あらゆる経歴の持ち主が裁判に参加する本当に開かれた裁判、それが陪審制だと・・・すなわちとても重要なものだと・・・わかってはいる。
でも、そんな民主主義の究極より、明日の生活の方が私達にとっては重要なのよね。
陪審員に呼ばれたら、まず必ず出頭しなければならない。
もちろん例外は認められて入る。
でも、「明日が確定申告の締切日で、税理士の私は追い込みで仕事を終わらせているんです。」なんて理由は聞き入れられない。
まず裁判所に呼ばれたら、裁判官に色々な質問を受け、アンケートに答えて、その裁判に適任の陪審員かどうか査定される。
偏見を持った人を陪審員にしないために、重要なプロセスなんでスねぇ。
夫は数年前に一度陪審員に選ばれたことがある。
それは、ペットを飼ってはいけないアパートでペットを飼ったとかで、家主に訴えられたと言うケース。
裁判は一日で終わった。
でも今回は殺人事件。
裁判は何ヶ月にも、もしかしたら何年にも及ぶ。
陪審員に呼ばれた人たちは、選ばれないように必死で言い訳を考える。
「私はそのケースを新聞で読んで、もうこの人は有罪だと偏見でしか見れないから、陪審員なんて出来ません。」
「私は移民で、市民権はもっているけど英語が良く分からないから出来ません。」
「私は血を見ると卒倒するから、事件の写真なんて見れないから陪審員なんて出来ません。」
とにかく思いつく理由を並べ挙げて必死で陪審員に選ばれないようにする。
だって、選ばれてしまったら、法廷に出向く間仕事が出来なくなってしまう。
法律では、陪審員であることを理由に解雇または特別扱いしてはいけないとあるけど、給料の確保は規定されていない。
それに自営業や日雇い労働の人たちは、法廷に出向く間無収入になってしまう。
責任のある仕事をしている人たちは、自分が仕事を抜けることで、周りがどれだけ迷惑するかも分かる。
とにかく、長い裁判になんて選ばれたら生活がめちゃくちゃになってしまう。
っで家の夫はというと、まじめ一本なひとだから、言い逃れなどせず正直にすべて答えたわけです。
そして、見事に陪審員に選ばれてしまった。
夫の会社は日系の大手企業だけど、陪審で会社を休んで有給なのは10日まで。
それ以上は無給になる。
陪審員を選ぶ過程だけで、すでに5日使った。
裁判が始まってあっという間に残りの5日も使ってしまった。
まだまだ裁判は始まったばかりだとういのに、10日なんてあっという間、これから無給で奉公しなければならなくなる。
私は今50%しか働いてないから(実際はもっと働いているけど50%しか払ってもらってない)とても私の給料だけでは生活なんてしていけない。
子供2人かかえて、一家の大黒柱が無給で法廷に毎日出向かなくてはならないなんて、こんなバカなことってありますか。
税金が高いなんて文句をいうけど、何ヶ月も収入がないとなると、経済的損失は税金なんてレベルではなくなる。
一応陪審制の規定では「陪審員をすることで極端な経済的負担がかかる場合」は免除される。
でも夫の場合その「極端な」場合には入らない。
こんなに国民を苦しめてまで陪審制をやらなければならないのだろうか。
私達どうなるんだろう。
陪審員に選ばれちゃいましたかー。大変だねぇ。うちは主人が元警官なので、偏った見方しかできないからということで陪審員に選ばれたことはないんだけど、そんなに大変だとは知らなかったよ。
お給料の保証もされてないんだね~。そんな~って感じだよね。。。
やっぱり自分の身にふりかからないと、真剣には考えないものね。
夫は、フリーランスの翻訳の仕事を増やしたから、毎日睡眠3時間。
私も夫も余裕がなくていつもイライラしているよ。
最悪