白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

外国の監査

2007-07-11 11:05:43 | その他
今監査をやっているクライアントは、国内50箇所、世界30カ国に支店・支社を置く会社で、私たちにとっては一番でかいクライアント。
6人の監査チームを組んで今取り組んでいる。

全部を連結して決算を出すんだけど、外国にある支社はほとんどその国で監査を受けているので、私たちが直接監査をするのは5ヶ国だけ。
その5カ国全部を私が受け持つことになった。
カナダ、イギリス、ドイツ、オランダ、中国。

もちろん、いろんな証拠書類は全部現地の通貨、言葉で書いてある。
カナダとイギリスはもちろん英語だから、問題なし。
中国語も私は少しかじったことがあるし、漢字でだいたいわかる。
ドイツ語は英語にかなり似ているので、意外と想像がつく。
問題はオランダ語。
全然分からん。

オランダ語の口語は、ドイツ語にかなり似ているらしく、ドイツ語が分かる人なら7割方聞いていて理解できるというけど、書いてあるものを見ても全然わかんない。
インターネットのフリー翻訳機能で大切そうな部分を訳すしかない。
でもほとんどの場合、約しても意味がわからない。
重要部分だけ英語に直してもらうように頼んだり、電話で確認したりしてどうにか終わりそう。

でも実は一番苦労しているのはイギリス。
理由の一つは、この5社の中でもっとも規模がでかいのがイギリスで、もちろん監査の幅も広がるし、問題点も数多く出て来る。
少し複雑なことになると、Eメールでやり取りするのには時間がかかりすぎて面倒なので、電話をすることもしばしば。

その電話が大変なわけでございます。

大体アメリカ英語でも電話は嫌いな私。
それでも、相手も英語がネイティブでない場合、少々の訛りがあっても、気分はずっと楽

しかし、イギリス人はそうはいかない
アメリカ英語になれている私にとって、イギリス英語の発音はまるで他言語。
しかも相手はまくしたてるように話す
半分も理解できん
たまたま耳に残った単語から想像して想像してつなぎ合わせてなんとか理解しようと努めるものの、会話が成り立たない
何度も、何度も聞き返してしまう
聞き返されたら、少しはゆっくり話せばいいのに、少しもスピードは緩めずに言葉を変えて説明しようとするから、また聞き返すことに

アメリカ英語も嫌いだけど、イギリス英語はもっときらぁ~い。

もうイギリスの担当は嫌でございます。


今は9時頃まで明るいから、私が帰る頃夫とマー君がお散歩を兼ねて地下鉄の駅まで迎えに来てくれる。
ほっと一息つける瞬間です。

     

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