白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

親切な日本人

2010-07-06 20:01:35 | 思うこと
友達に「ユナイテッド航空で行くのは辞めとけ。子供二人連れてユナイテッドは自殺行為だ。ANAかJALにしなさい。」とさんざん忠告をうけておきながら、$100ほど安いという理由でユナイテッドを選んだ私。

・ ・・まちがいでした。

前JALで行った時とは大違い。子供がいるからといって、何の配慮もサービスもない。
JALの時みたいに飛行機のおもちゃはもらえなくても、塗り絵くらいはあるでしょう、と思いきや大間違い。
塗り絵どころかお子様ミールすらない。

たい君は前の座席についているテーブルをあげたり出したり、バタンバタンする遊びを発見。いくら止めろといってもやめない。
もちろん前の人(日本人でない)に「ちょっと止めさせていただけません?」っと叱られた。
次は、前のいすをボコンボコン蹴る遊びを発見。
靴を脱がせて「止めなさい」っと叱ると、大泣き。

こまった。
そしたらヘッドホンを見つけたたい君、プラグをさしたり抜いたりして遊びながら、あっちこっちをいじくり回してあそぶ。
「よかった~。」っと思った矢先、ボキっと鈍い音?
え?
あらぁ~、折っちゃった。
ヘッドホンが真っ二つ。
やばい、やばいどうしよう。
取り上げて隠す。

そしたらまた叫びだした。
やばいやばい、黙らせなければ。
っと、私のヘッドホンを見つけたたい君。
それを欲しがる。
もう壊さんだろうと渡した私が馬鹿だった。
5分も経たないうちに、またボキ!

だめだめ、お菓子で黙らせよう、お菓子お菓子。
お菓子を機嫌よく食べているから安心していたところ、ふと見ると、お菓子の包み紙をポーンと前の座席に投げてるじゃないですか。

あ~~~~。

しかも、マー君はなぜかお腹が痛いと15分に一度くらいトイレに行く。
3人で通路を行ったり来たりする親子。

飛行機の中で寝てくれることを祈っていた私。
結局マー君が寝たのは着陸の1時間前。
たい君ときたら、着陸してから眠ってしまった。
降りるとき寝た子を2人抱えていても、もちろん手伝うどころか声もかけないユナイテッドのスチュワーデス。
くっそ~~~。

くたくたになって飛行機を降りたら。
そう、そこは日本。

降りてからは次から次へと人が助けてくれる。
「あら、大変ですねぇ、荷物を持ちましょうか。」

バス停を探していると、「どちらに行きますか?っという私もよくわからないのですが、一緒にお探ししますよ。」っとなんてやさしい。

バスに乗るのも後ろの人が助けてくれて、荷物の心配をする必要はなし。
バスから降りて「公衆電話を探さなきゃ。」っと言っていると、「どうぞ私のをお使いください。」っとご自分の携帯を差し出してくれる人がいる。
待ち合わせ場所のマルイの場所を聞くと、「じゃぁ、一緒に行きましょう。荷物を持ちますよ。」っと助けてくれる日本人。

なんてまぁ親切な人々なんだ。
ユナイテッドのスチュワーデスなんて、こっちが客だというのに完全に無視。それに比べてなんて親切な日本人。
着いて早々感動してしまった私でした。

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