白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

日米子育ての違い 1

2014-07-08 12:00:50 | 思うこと
日本とアメリカでは当然子育ての仕方が異なる。

好き嫌いの多い次男に夕飯を食べさせているときのこと。
次男が「これ嫌い!」と言うと、夫は「そうか。」っと食べさせるのをやめる。

そこで私は
「あんたが好きとか嫌いとか関係ないんだよ。出されたものは全部食べなさい。」
っと食べさせる。

アメリカって個人を尊重するとか言って、お客にお茶を出すにしても、コーヒーがいいかティーがいいか、コーヒーには砂糖は入れるかミルクは入れるかと事細かに聞く。
それを子供にもやるんだから私としてはあきれる。

夫の家族が集まった時の夕食は必ず好みを聞いてからお皿に盛る。

「アンドルー、チキン食べる?」
「ノーサンキュー」
「サラダは?」
「ノーサンキュー」
「ホットドッグなら食べる?」
「イエスプリーズ」

っといった風な会話がなされる。
子供は好きなものしか食べない。

子供にそんなこと聞くなよな!
自分の好きなものしか食べないに決まってんじゃん。

こうしてアメリカ人は大人になっても「あれが嫌い、これは食べない」と言って、それを恥ずかしいとは思わない。
偏食が悪いとも思ってない。


ここはアメリカでも我が家の夕飯で、それは認めません。


「日本の子供は何でも食べるんだよ。給食で食べさせられるから少々の好き嫌いはなくなっちゃう。全部食べるまで残って食べさせられるんだから。低学年の子なんてよく泣きべそかきながら食べていたものよ。」


昨晩のこと、いつもの私のこのセリフに夫が一言
「お前たちよかったなぁ~、アメリカに生まれて」

なに?聞き捨てならぬその言葉。
「ちょっと待った?好きなものばっかり食べているから、アメリカ人はぶくぶく太って不健康なんじゃないか。子供の成人病が広がっているのは何のせいだと思ってんの?最初の10年泣きながらでもなんでも食べて好き嫌いをなくして、残りの80年健康にグルメを楽しみながら生きるのと、好きなものだけを食べて、あれが嫌いこれが嫌いと言いながら残りの人生を送り、早くから糖尿病などの成人病で苦しみ早死にするのとどっちがいいんだ?こら、言ってみろ!!!」

しまった、口が滑った・・・といった顔をしている夫。
口答えできない子供たち。

こうして我が家は日本風になっていくのです。


し・か・し、三男の好き嫌いは次男よりさらに激しくなんにも食べない。
は~、ため息。
母は負けません!





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