白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

東京生活

2010-07-06 20:58:31 | その他
やってきました、日本というよりは、やってきました東京って感じ。
いやぁ~、東京とは、アメリカとも私の出身地とも似ても似つかぬ特殊な世界だと思う。

いや、東京に住んだことはあるけど、あの時は独身だったし、かなり都心部だったし、あそこに生活の匂いはなく、私の出身地と比べるようなものではなかった。

しかしこの東京住宅地ときたら・・・。

だいたいねぇ、ここ、狭いのよ。
この狭い中に、びーーーーっしり建物が立ち並び、道は狭いし庭もない。


妹の家と隣の家との境はこれだけ。

それにここ、私にとっては迷路以外のなにものでもない。

どの通りも同じように見える。ぱっと目碁盤の目のように見える区画は、実はそうではなく、行き止まりがあったり、隣の通りと平行かと思えばそうでもなかったり、何回歩いても東西南北がわからなくなる。
目印は太陽?
ああ、方位磁石が必要だわ。

家のすぐ横の交差点に立って、これが北。


西









そして少し先に行ってもやっぱり見た目は同じ。



マー君も「なんで道が狭いの?」「なんで歩道がないの?」と私に聞く。
こっちが聞きたいワイ!!!

せっま~い道をバスが無理やり走っていく。

それに、曲者はこの踏み切り。
タイミングが悪いと、開かずの踏み切りとなるのです。




マー君の初登校日、学校は歩いて10分だからと、ちょっと余裕を持って15分前に出た私たち。
しかし、踏み切りにひっかかり、電車が右から一本行ったかと思えば、続けて左から一本。そしてまた右から一本。電車が切れたかと思いきや、踏み切りはあがらず、カンカンカンカン・・・。いっときしてまた電車が一本、反対側からまた一本。そんな調子で足止め15分。

電車好きのマー君は大喜び。
ぴょんぴょん飛んで、「わーい、また来た。」っとおおはしゃぎ。
初日から遅刻はできんと、いらいら来る私。

結局・・・、遅刻してしまいました。

次の日は、踏み切りを考えてさらに15分早めに出たところ・・・、たった3本で踏切が上がり、結局すごく早く着いてしまいました。

電車での移動が便利かも知れないけど、電車以外の移動が、きわめて不便。

子供を前と後ろに乗せて自転車をこぐ、たくましいお母さんの姿をよく目にするのも、車が不便に感じるこの狭い東京ならではなのでは?



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