白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

スイミングがない日

2011-07-23 10:25:15 | 子供
この夏マー君は毎日スイミング教室に通っている。
毎日と言っても実は月曜から木曜までの4日間。
一日たった30分だけど、みるみる上達してきた。

昨日もいつも通り、サーマープログラムに行っているマー君を迎えに行って
それからスイミングへ。

そう、いつも通りプールの前でマー君を降ろして「いってらっしゃ~い。」と別れる。
ダディーが仕事の帰りにそのまま迎えに行く。

すべていつも通り。
4時半にプールの前に降ろして、私は残りのちび二人と一緒に家に帰った。

5時半、そろそろマー君がダディーと一緒に帰ってくる頃。
時計を見ながら考えていると・・・

あ!やっば~、今日は金曜日じゃん。スイミングがない日!!

夫に慌てて電話する私。

「もしもし?ねぇ今マー君と一緒?」
「いいや」
「え?なんで、じゃぁ今どこにいるの?」
「床屋だよ。」

あ~、そうだった、一週間前に来週の金曜は床屋に行くとか何とか言ってた。

やっば~、マー君一人ぼっちでもう一時間。

あわててちび二人を車に乗せて迎えに行く私。

どうしよう、誰かに保護されていたりして。。。

色々考える私。


プールの前。
誰もいない。

車を停めて、プールの中に入ってみるっと。
マー君がニコニコして水着姿でプールサイドに立っている。

あ~、よかった。

「マー君、ごめぇ~ん今日スイミングがない日だって忘れてた~。さぁ帰ろう。」
「イヤだよ今から遊ぶんだから。」
マー君はなぜかぬれてない。
よくわかんないけど、無理やり連れて帰って来た。

あとで聞いた話。

マー君はプールに行ったものの、今日はスイミングの日ではなく入れてもらえなかった。
でもプールの人に「5時半から一般の人でも入れるフリータイムになるよ」と言われて、ず~っと外で待っていた。
そしてやっと5時半になって、マー君は中に入れてもらい水着に着替えて「わ~い遊ぶぞ~」っとプールサイドにいったところ、ママが来て無理やり連れて帰ってこられた・・・っということ。

なんだかひどい話である。

ごめんマー君。

マー君曰く。
「まったくぅ~ママはばかだなぁ。」

親に向かってバカとは何だ!

でも今日ばかりは怒れない。

ただ、一時間もの間何をしていたんだろう。
子供にとっての一時間は長かったはず。
「待ってたよ。ずーっと外で待ってた。」

「さびしかった?悲しかった?」と心配して聞く私に、
「ううん、暇だった。」

あ、そう。
なんだ、あんまり心配するほどでもなかったんだ。

ずいぶん成長したなぁ。
あ~、びっくりした。
今後気をつけます。