白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

まー君の聞こえ

2008-08-30 07:24:26 | その他
CEIDの先生から呼び止められた。

「最近まー君の聞こえが悪くなっているような気がするんです。
聞こえのテストを受けてみることをお勧めします。」

え?私は全然気づかないけどなぁ。

言われるままに、テストをすることにした。

結果は。。。先生が言う通り両耳とも10デシベルほど落ちていた。
え~、そんなぁ。
今後も落ちつづけるのかしら?
不安がよぎる。

それで、補聴器をもっと聞こえるように設定しなおしてもらった。

そしたら、
めちゃくちゃ聞こえが良くなった。

いつのまにか、私たちの中で「これくらいの声で喋れば聞こえる」みたいなものがインプットされてあって、無意識のうちに使い分けていた自分がいた。
まー君に聞こえなくていいものは、小さい声で夫と話をしたり、小さい声で独り言を言ったり。

それが、補聴器を調節して、いままで聞こえなかったレベルの声まで聞こえてしまう。
聞こえてないと思って喋っていたら、会話に入ってきたり、反応したり。
なんだかすっごく変な感じ。
どうかしたら、となりの部屋で話していても、聞こえていたりする。

普通の耳より、いいんじゃないか?
はっきり言って気味が悪い。

まぁ、聞こえが少し下がっても、補聴器で聞こえるのならそんなに心配は要らないでしょう。

それにしても、それに気づいた先生はすごい。

PCAOB監査

2008-08-30 07:12:27 | その他
監査人の私たちが監査を受けることになった。
その監査人とは、証券取引委員会の一組織であるPCAOB(Public Company Accounting Oversight Board)の方達。
私たちがちゃんと監査をしているかチェックするわけですねぇ。

もし私たちの監査に欠点があれば、ウェブ上で公開される。
会社の恥になりかねないのです。

うちの会社は上場企業を4つ監査している。
そのうちの1つは、私が責任者。
もちろん監査報告書にサインをするのはパートナーであって、私ではないものの、欠点が見つかれば私の立場も悪くなるわけです。

ドキドキ、オロオロ、恐いよ~~~。

PCAOBからは2人の監査人がやってきた。
黒いスーツを着て、恐そう。

約一週間にわたる監査が終わった。

結果は。。。

いくつかのエラーを見つけられたものの、大きな問題はなし。
ひゅ~~~、安堵。

でも、生きた心地のしない1週間だった。
監査をされる気持ちが今回ちょっとわかった。
監査されるのって気持ちのいいもんじゃないねぇ。

監査人きら~い。

カジュアルカープール

2008-08-30 06:55:42 | その他
数ヶ月前から通勤手段を電車からカジュアルカープールに替えた。

カープールというのは相乗りのこと。
車社会アメリカでは、通勤手段は車が多い。
少しでも、相乗りを奨励するためにどこでも相乗り車線が設けてあって、通勤時間など混雑する時に相乗り車は渋滞を避けられるようにしてある。
それでもやっぱり、朝の通勤のほとんどは1人乗りで、あまり効果をあげてないところが多いようだ。

例外がサンフランシスコ通勤者によるカジュアルカープール。
サンフランシスコのビジネス街は、狭いところに高層ビルが立ち並んで密集しているから、みんな行き先は一緒。
それに、ベイブリッジは相乗り車線を使えるというメリットだけでなく、4ドルの橋通行料がただになるという得点つき。
乗る方も、乗せる方もお互いメリットがあるわけです。

カープールの待合場所はあちこちに設定してあって、乗る方も乗せる方もそこに行って、見知らぬ人をどんどん乗せていく。

「え~?見知らぬ人の車に乗って大丈夫なの?」って思うでしょ。
そうなのよ、私もそれで少し躊躇していたの。
私の最寄駅の前にも待合場所があり、いつもたくさんの人が並んでいるのを横目でみながら私はBARTの方へ向かっていた。
無料でサンフランシスコまで乗せていってもらえるんだったらいいよなぁ、試してみようかなぁっと思いながらどうも勇気が無くて早三年。

でも、このカジュアルカープールが始まって30年、大きな事件が無いことを考えると、大丈夫なのではないかとも思う。
同僚の20代の女の子もカープールで通勤している。
列に並んでいる人をみると、老若男女いろんな人が並んでいる。

それで夫に相談してみると、、、
「いいんじゃない?試してみれば?」とのこと。
サンフランシスコへの相乗りは3人以上。
私ともう一人見ず知らずの人が乗るから、そんなに恐がることもないかもしれない。

思い切って一度乗るとぉ~~~、

うわ~快適。

だって、満員電車と違って座れるしぃ。
くら~い地下を走る電車に対してこっちは橋の上で爽快!
それになんと言っても“ただ”で乗っけてもらえる。
BARTなんてばかばかしくてもう乗ってられないわ!


待合場所。
長い列に見えるけど、車もどんどん来るから待ち時間は5分程度。


見知らぬ人の車に、見知らぬ人と一緒に乗り込みます。
車内では原則私語禁止。
理由は運転に集中できないから。
運転手から話し掛ける場合に限り、おしゃべりしてもOK。


ここは降りる場所。
原則みんな同じ場所で降りる。
運転手が「どこまで行くの?同じ方向なら乗せていこうか?」っと言ってくれることもある。