白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

中国の伝統と知恵

2007-05-13 04:31:05 | その他
いやぁ、仕事をしながらつわりを乗り切るのは辛い。
マー君の時に比べると、ずっと楽で、偏食は激しいものの、何も食べられないわけじゃない。
それでも、体調が悪い時は全然受け付けないし、空腹に耐えるのも辛い。

体が常にかったるくて眠いものだから、一日一度でいいから横になりたい。
日本だったら、よく休憩室とか更衣室に長いすなんかがあって、昼休みに少し横になるってこともできそうだけど、そういうこともかなわず、通勤時間も含めて一日11時間横になることがかなわないのは、体力的にとっても辛いです

半分死人のようになっていると、まだ妊娠のことは内緒にしておくつもりだったものの、身近な女性にはばれてしまった。。。

でも。。。ばれてよかったかも。

ばれたのは2人、1人は香港出身35歳、もう一人は6歳の時に台湾から親と一緒に移民をしてきた30歳。

私が「食欲がないのぉ」っと青い顔をしていると、いろんなものを持ってきてくれる。

「これサンザシの実でできた飴、食欲が出るのよ。」
サンザシの実なんて知らないなぁっと百科事典を引いてみると、
「中国から伝わった赤い実をつける低木で、果実は薬用に食される。」
っと書いてある。
そう思って食べると、なんだか食欲が出てきたような

「中国ではつわりがひどい時にこの梅干を食べるの。つわりだけじゃなくて、乗り物酔いなんかで気分が悪い時にもいいのよ。」

確かに日本でも車酔いなどをしたら酢漬けの梅干を食べたりするなぁ。
その梅干は、日本のように柔らかいんじゃなくて、かっちかちに堅くて甘酸っぱい。

「食欲がなくても、これなら食べられるかもよ。」
っと持ってきてくれたのは、するめのようなジャーキー。
牛肉を保存用に乾燥させているから、ジャーキーなのだろうかど、一般的な酒のつまみに食べるようなジャーキーのように塩辛いのではなく、どちらかと言うと甘い。
そしてすっごく柔らかい。
中国風の風味があって美味しい。
彼女が言うように、これなら食欲がなくてもスナック感覚で食べられる。

中国の伝統と知恵に助けられて、つわりを乗り切れそう

ありがとう。謝謝!