子供ができたのは嬉しいのだけど、実はずいぶんと悩んだ挙句の決断だった。
いや、決断とはいえないかもしれない、いまだに悩んでいる。
私は今の会計監査の仕事を始めてまだ2年に満たない。
結婚前は働いていたものの、あまり自分にあった仕事ではなく、30過ぎて今の職について初めて、仕事の面白さをしった。
落ち込むことや、腹が立つこと、辛いことは毎日のことだけど、
それでも日々成長している自分が嬉しく、一つ一つ何かを学ぶたび、
できるようになるたびに、仕事を面白いと感じている自分がいる。
アメリカの会計士の世界では、5年の経験を経れば一人前と見ることが多い。
私は今その途上にある。
今はただ突き進んで行きたい時期。
だけど・・・子供も欲しい。
夫も毎日のように、もう一人もう一人と言う。
「そんなに欲しいなら、自分が産めばいいじゃない!」とか、
「よそに女を作っていいから、その女に産んでもらえば。私が育ててあげる。」
などと、意地悪なことをいつも言っていた。
でも、夫より誰より一番次の子供を欲しいと思っているのは、自分だった。
それでも踏ん切りがつかない。
仕事のことばかり考えてしまう。
これほど女であることを憎んだことはなかった。
アメリカは全労働人口の40%以上が女性と言われているほど、女性にとって働くことは普通のこと。
目に見える形での男女雇用差別は(ほとんど)ないものの、女性に対して甘くもない。
妊娠したって、普通陣痛が始まるその日まで仕事をするし、有給での出産休暇は民間企業であれば普通6週間、無給で12週間。
保育園が足りないため、多くの場合ベビーシッターを雇うことになる。
ベビーシッターにかかる費用は月$3000程度。
どうかしたら自分の手取り給料より、そっちの方が高くなる。
それでも、辞めると次の仕事が無いからと、泣く泣く仕事復帰をしているお母さんが多いようだ。
会計士の世界では「次の仕事が無い」という心配はあまり要らないと思う。
だから夫は、「子供が生まれたら辞めちゃえばいいじゃないか。っで1年くらいしてまた就職活動すればいい。」と言う。
でも、その1年のブランクは大きすぎる。
置いていかれる。
また初めからやり直しになる。
それだけじゃない、2人の子持ちでこの多忙を極める会計士の仕事を続けることなんてできるのだろうか。
子供を産むということはすなわち、会計士としてのキャリアにピリオドを打つと言うことではないのだろうか。
だからと言って、乳飲み子を他人に預けたくはない。
自分で育てたい。
答えの出ない押し問答をぐるぐると続けてきた。
次の子供が欲しいと言いながら半年もできなかったのは結局本人(私)が迷っていたからだと思う。
子供ができてもいまだに悩んでいるところに、先日人生の先輩からメールが届いた、そこにはこう書かれてあった。
『わたしは妊娠が理由で2度も 会社をクビになりました。~略~
自分の人生のスキルアップと思えれば、
仕事を休むのも「あり」でした。
仕事に対する自分の思いも けっこう確立してきます。
誰より何より、自分のために働いてるんだ・・・
生活のためでなく、自分にとって必要だから・・・
と、わたしは思えました。』
そっか、仕事を休むのも「あり」なんだ。
仕事をやめたって、会計士の資格や2年の実務経験が消えてなくなるわけじゃないし、1年間子育てに没頭するのもいいかもしれない。
それも人生のスキルアップなんだわっと、思えるようになって、気分がスーっと楽になった。
11月くらいで潔く辞めちゃおう。
いや、決断とはいえないかもしれない、いまだに悩んでいる。
私は今の会計監査の仕事を始めてまだ2年に満たない。
結婚前は働いていたものの、あまり自分にあった仕事ではなく、30過ぎて今の職について初めて、仕事の面白さをしった。
落ち込むことや、腹が立つこと、辛いことは毎日のことだけど、
それでも日々成長している自分が嬉しく、一つ一つ何かを学ぶたび、
できるようになるたびに、仕事を面白いと感じている自分がいる。
アメリカの会計士の世界では、5年の経験を経れば一人前と見ることが多い。
私は今その途上にある。
今はただ突き進んで行きたい時期。
だけど・・・子供も欲しい。
夫も毎日のように、もう一人もう一人と言う。
「そんなに欲しいなら、自分が産めばいいじゃない!」とか、
「よそに女を作っていいから、その女に産んでもらえば。私が育ててあげる。」
などと、意地悪なことをいつも言っていた。
でも、夫より誰より一番次の子供を欲しいと思っているのは、自分だった。
それでも踏ん切りがつかない。
仕事のことばかり考えてしまう。
これほど女であることを憎んだことはなかった。
アメリカは全労働人口の40%以上が女性と言われているほど、女性にとって働くことは普通のこと。
目に見える形での男女雇用差別は(ほとんど)ないものの、女性に対して甘くもない。
妊娠したって、普通陣痛が始まるその日まで仕事をするし、有給での出産休暇は民間企業であれば普通6週間、無給で12週間。
保育園が足りないため、多くの場合ベビーシッターを雇うことになる。
ベビーシッターにかかる費用は月$3000程度。
どうかしたら自分の手取り給料より、そっちの方が高くなる。
それでも、辞めると次の仕事が無いからと、泣く泣く仕事復帰をしているお母さんが多いようだ。
会計士の世界では「次の仕事が無い」という心配はあまり要らないと思う。
だから夫は、「子供が生まれたら辞めちゃえばいいじゃないか。っで1年くらいしてまた就職活動すればいい。」と言う。
でも、その1年のブランクは大きすぎる。
置いていかれる。
また初めからやり直しになる。
それだけじゃない、2人の子持ちでこの多忙を極める会計士の仕事を続けることなんてできるのだろうか。
子供を産むということはすなわち、会計士としてのキャリアにピリオドを打つと言うことではないのだろうか。
だからと言って、乳飲み子を他人に預けたくはない。
自分で育てたい。
答えの出ない押し問答をぐるぐると続けてきた。
次の子供が欲しいと言いながら半年もできなかったのは結局本人(私)が迷っていたからだと思う。
子供ができてもいまだに悩んでいるところに、先日人生の先輩からメールが届いた、そこにはこう書かれてあった。
『わたしは妊娠が理由で2度も 会社をクビになりました。~略~
自分の人生のスキルアップと思えれば、
仕事を休むのも「あり」でした。
仕事に対する自分の思いも けっこう確立してきます。
誰より何より、自分のために働いてるんだ・・・
生活のためでなく、自分にとって必要だから・・・
と、わたしは思えました。』
そっか、仕事を休むのも「あり」なんだ。
仕事をやめたって、会計士の資格や2年の実務経験が消えてなくなるわけじゃないし、1年間子育てに没頭するのもいいかもしれない。
それも人生のスキルアップなんだわっと、思えるようになって、気分がスーっと楽になった。
11月くらいで潔く辞めちゃおう。