白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

スピーチセラピーが週4回に!

2006-08-02 21:19:23 | 難聴・手話
先日、教育委員会とのミーティングがあった。
半年に一度行われている例のやつで、100項目くらいに及ぶアンケートに答えながら、マー君の成長振りを査定し、今後の教育方針を話し合うというやつ。

とてもありがたいサポートだとは思うけど、その質問項目があまりにも細かいもので、最近少しうんざりしてきた。

どういう質問内容かというと、「進行形のingは使えるか?」とか「I, my, me, mineといった代名詞を使えるか」とか、「疑問詞を使えるか?」とかとにかくそういうのが延々続く。

それだけではなく、「舌を上唇にあてることができるか?」とか「この笛は吹けるか、あの笛は吹けるか?」とか「シャボン玉を吹けるか?」などなど口の筋肉の発達状況まで調べる。

そしてその一つ一つに、「一般的には何歳ごろまでにできるようになるっ」という年齢が載っている。
遅れている項目があれば、対策を話し合われる。
はっきり言って、「そんなの黙って見ていればそのうちできるようになるさぁ~」っと言いたくなる。

まぁ、私の個人的感情は置いといて、今回の査定ではとりあえず言語は遅れてないという結果が出ました。
この年頃の子供って、早い子と遅い子とでは雲泥の差があるから、ついできる子と比べて、自分の子供は遅れていような気がしちゃうんだよね。

しかし、明らかに問題があるほど遅れているものがる。
発音!
これはもう誰の目にも明らか。

それで、スピーチセラピーの回数を今の2回から4回にしてもらおうとCEIDの先生が提案してくれたのだけれど、もちろんそれにはお金が下りなければならないわけで、簡単ではない。

マー君の聴力レベルでは週2回のスピーチセラピーが普通。
さて、どうやって教育委員会を説得するか。

そうやってみんなで構えていたのだけれど、ラッキーなことにこれまで20年聾・盲児教育担当だった人が辞めて、新しい人が担当としてきていた。
話はCEIDの先生主導で進み、案外あっさり回数を増やすことに成功。
初めての人だから、「こういうものです」っという顔をされるとNOとは言えなかったのでしょう。

っということで、マー君はこれからスピーチセラピーを一日30分週4回受けることになりました。
CEIDにはスピーチセラピストも常時2人勤務してるんだ。

これでマー君の発音は少しはましになるのかなぁ。