
季期とかいてきごと読む茂山さん主催の狂言に京都の金剛能楽堂まで行ってまいりました。
いつもなら何とかお席は取れるのに今回は発売日に即完売のプラチナチケット。
私もなんとか補助席GETできました。^^
なぜこんなに争奪戦が激しかったのか?
茂山一平さんのお子さんの4歳になる慶和くんの初舞台だったからです。


初めて金剛能楽堂に行きましたがステキなお庭、そしてお祝いのお花がいっぱい。
そして初舞台を観ようと大勢の方々。
まず慶和くんのお父様の茂山一平さんの三番三。
私はまだ狂言でわからないことが多く、調べてみますと、三番叟とは(大倉流は三番三と書く)すごく大事な時にされるものとしか理解していなくて、三番叟とは、室町時代初期以前の「式三番」が「父尉(ちちのじょう)」「翁」「三番猿楽」の順に演じられ、三番目の「三番猿楽」が「三番三(三番叟)」になったと言われている。
狂言方が演じるが、通常の狂言とは異なった特殊なもので、あくまでも神事のため、演者は精進潔斎をして臨むのが習わしである。だそうです。
そんな深い意味があるとは知らず観ておりますと、なにかすごく空気がピーンと張りつめてすごく厳かな感じがいたしました。
次の千鳥は太郎冠者がお酒を買いに行きますが、酒屋の払いがたまっているため売ってもらえません、ツケを払えと言われそれでも主の命令ならばとなんとかお酒をGETしようとあの手この手のコミカルなもので爆笑に包まれました。逸平さんのお兄様の宗彦さんのコミカルでパッと華やかな雰囲気が盛り上げます。
いよいよ今日の主役慶和くん登場です。
以呂波とは父が子にいろいろ教えるのですが、自分の真似をするようにと言うと子がなんでも真似をして父が怒って打ち据えると子も真似をして父を打ち据えるというクスッと笑えるものです。
父がおじい様の七五三さん、後見がお父様の逸平さん、堂々と登場する慶和くん。
非常にリラックスしておられます。
おじい様は孫と舞台に立てるということで非常に楽しそう、後ろのお父様は無事終わるようにと緊張気味。
セリフにつまることなく元気な声で最後まで立派に演じられました。
物怖じすることなく度胸のある慶和くん将来が楽しみです。
大きな拍手に包まれ初舞台終了いたしました。
続きはまた明日書かせて頂きます。
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