去年のフォーラムに引き続き第二回目のフォーラムも参加させていただきました。
映像で観れるのが去年春秋座で公演があった「獨道中五十三驔」でした。
まず最初に脚本家の石川耕士さんの解説がありました。
これを三代目の猿之助さん(現猿翁さん)が復活させた30年前は今とは評価が違っていたそうです。
今は古典もあり、新作もあり、早変わり、宙乗りなんでもござれでいろんな楽しみ方ができます。
30年前は古典に重きを置かれていて三代目だけが突出して新しいこと、古いものを発掘してまた今舞台にかけるなど色々挑戦されることをそんなに評価がされていなかったそうです。
それでもお客様は満員で皆さん喜ばれるので続けていかなければと思われたと。
だから今があるのかなあと。
映像は猿翁さんが個人的に撮影されていた貴重なものです。
この「獨道中五十三驔」は十八もの早変わりがあるそうで鶴屋南北の原作をそのまま公演したら5時間半もかかるというものすご~~く長くかかるものをいろいろ時代に合わせて変えていったりして現在にいたるそうです。
その30年前の映像は全部は観れませんでしたが映像の中の猿翁さんは四代目の猿之助さんに似ているなあと。(おじと甥ですから)
私は観ていないので内容は知らなかったのですが、京都の三条大橋から江戸の日本橋までの道中で仇討あり、化け猫騒動ありのスケールの大きな話でした。
登場人物を解説してくださるのですが、知ってる方なのに違うと思ったら今活躍されている方々のお父様おじい様世代の方々でわぁ~~知らないわ~~30年前ですものね~~。
ここで休憩を挟んで第二部は三代目猿之助さんの舞踊について映像を観ながら解説を行われました。
ゲストは長唄の杵屋東成、勝禄さん。(このお二人双子だそうです。)
お二人のお父様の長唄でないと踊らないという三代目猿之助さんのご指名でずっと演奏されることになったそうです。
「黒塚」と「連獅子」を観れました。
「黒塚」は猿翁さんは映像に残すことをされなかったのでほとんど残っていないそうなのですが、唯一残っていたのが衣装を着けて本公演と同じようにリハーサルしている映像でした。
「黒塚」というのは人を殺して食らい鬼になった老婆のもとに徳の高い僧が一夜の宿を求め老婆は改心したかのように思われたのが観られてならぬものを観られてしまい鬼になるというお話(だった?)で改心した老婆が僧の暖をとるために芝を拾いにいくところでうれしくて踊るところでした。
ゆったりと柔らかく踊られるのだなあとだから僧に裏切られて鬼になるところも観たかったですね~~。
猿翁さんは老婆の気持ちがわかる方に演奏していただきたいと要求されていたそうで「黒塚」に対する思い入れが深かったのだなあと。
「連獅子」は四代目の猿之助さん(当時亀治郎さん)と一緒に踊られています。
四代目が15歳、映像をみてえ~~~っこれで15歳!!
「連獅子」というのはわが子をたくましく育てるためわざと谷底に突き落とす親獅子と子獅子を舞踊にしたものです。
この15歳の子獅子、谷底に突き落とされても絶対すぐ上がってくる~~。
そんなすごさを感じました。
15歳でこんなにすごいのだからオトナになったらどうなっちゃうのか?と当時観ていた方がたは思われたのではないでしょうか?
オトナになったらもっとすごい方になっちゃってるんですが。
そんな子獅子に余裕の親獅子、ゆったりと踊ってらっしゃいました。
子獅子は若さいっぱい、スピードとキレッキレで対抗しているように見えました。
映像なのに客席からは拍手の嵐。
まぁ~~すごいものを見たなあと。
解説された脚本家の石川耕士さん、杵屋東成、勝緑さん兄弟皆さん三代目猿之助さんと一緒に舞台をされたことをとても幸せに思ってらっしゃるなあと感じました。
猿翁さんは2千以上の映像や歌舞伎の資料を大学に寄贈されました。
映像もフィルムなのでデジタル化して保存しなければ劣化して観れなくなる可能性があるのでそのためには費用がかかるのです。
そのためにフォーラムを開いて参加される皆様にご協力をお願いされています。
映像で観れるのが去年春秋座で公演があった「獨道中五十三驔」でした。
まず最初に脚本家の石川耕士さんの解説がありました。
これを三代目の猿之助さん(現猿翁さん)が復活させた30年前は今とは評価が違っていたそうです。
今は古典もあり、新作もあり、早変わり、宙乗りなんでもござれでいろんな楽しみ方ができます。
30年前は古典に重きを置かれていて三代目だけが突出して新しいこと、古いものを発掘してまた今舞台にかけるなど色々挑戦されることをそんなに評価がされていなかったそうです。
それでもお客様は満員で皆さん喜ばれるので続けていかなければと思われたと。
だから今があるのかなあと。
映像は猿翁さんが個人的に撮影されていた貴重なものです。
この「獨道中五十三驔」は十八もの早変わりがあるそうで鶴屋南北の原作をそのまま公演したら5時間半もかかるというものすご~~く長くかかるものをいろいろ時代に合わせて変えていったりして現在にいたるそうです。
その30年前の映像は全部は観れませんでしたが映像の中の猿翁さんは四代目の猿之助さんに似ているなあと。(おじと甥ですから)
私は観ていないので内容は知らなかったのですが、京都の三条大橋から江戸の日本橋までの道中で仇討あり、化け猫騒動ありのスケールの大きな話でした。
登場人物を解説してくださるのですが、知ってる方なのに違うと思ったら今活躍されている方々のお父様おじい様世代の方々でわぁ~~知らないわ~~30年前ですものね~~。
ここで休憩を挟んで第二部は三代目猿之助さんの舞踊について映像を観ながら解説を行われました。
ゲストは長唄の杵屋東成、勝禄さん。(このお二人双子だそうです。)
お二人のお父様の長唄でないと踊らないという三代目猿之助さんのご指名でずっと演奏されることになったそうです。
「黒塚」と「連獅子」を観れました。
「黒塚」は猿翁さんは映像に残すことをされなかったのでほとんど残っていないそうなのですが、唯一残っていたのが衣装を着けて本公演と同じようにリハーサルしている映像でした。
「黒塚」というのは人を殺して食らい鬼になった老婆のもとに徳の高い僧が一夜の宿を求め老婆は改心したかのように思われたのが観られてならぬものを観られてしまい鬼になるというお話(だった?)で改心した老婆が僧の暖をとるために芝を拾いにいくところでうれしくて踊るところでした。
ゆったりと柔らかく踊られるのだなあとだから僧に裏切られて鬼になるところも観たかったですね~~。
猿翁さんは老婆の気持ちがわかる方に演奏していただきたいと要求されていたそうで「黒塚」に対する思い入れが深かったのだなあと。
「連獅子」は四代目の猿之助さん(当時亀治郎さん)と一緒に踊られています。
四代目が15歳、映像をみてえ~~~っこれで15歳!!
「連獅子」というのはわが子をたくましく育てるためわざと谷底に突き落とす親獅子と子獅子を舞踊にしたものです。
この15歳の子獅子、谷底に突き落とされても絶対すぐ上がってくる~~。
そんなすごさを感じました。
15歳でこんなにすごいのだからオトナになったらどうなっちゃうのか?と当時観ていた方がたは思われたのではないでしょうか?
オトナになったらもっとすごい方になっちゃってるんですが。
そんな子獅子に余裕の親獅子、ゆったりと踊ってらっしゃいました。
子獅子は若さいっぱい、スピードとキレッキレで対抗しているように見えました。
映像なのに客席からは拍手の嵐。
まぁ~~すごいものを見たなあと。
解説された脚本家の石川耕士さん、杵屋東成、勝緑さん兄弟皆さん三代目猿之助さんと一緒に舞台をされたことをとても幸せに思ってらっしゃるなあと感じました。
猿翁さんは2千以上の映像や歌舞伎の資料を大学に寄贈されました。
映像もフィルムなのでデジタル化して保存しなければ劣化して観れなくなる可能性があるのでそのためには費用がかかるのです。
そのためにフォーラムを開いて参加される皆様にご協力をお願いされています。
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