思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

ミネルバのふくろう

2006年11月15日 | Weblog
「ミネルバのふくろう」という言葉が、何故か記憶に残っている。
学生時代にたま~に出席した講義で、いかにも学問に生きているような感じの古めかしい教授の話していた言葉だ。
なんか有難~いお言葉だったような記憶だけが残っている。

せっかく覚えていたのだからと、もう一度ネットで調べてみた。
やはり格言に近い有名なお言葉であった。

正確には
「ミネルバの梟(ふくろう)は夕暮れに飛翔する」
というドイツの哲学者ヘーゲルのお言葉であった。

 ミネルバはギリシャ神話の知恵の女神。
 ふくろうはその女神に仕える侍従。
 夕暮れは、日中に起こった多くの出来事が終わった後の意味。

つまり、学問とは出来事の結果を分析したり評価したりするのに役立つものであって未来を予測することは出来ないものだ、ということらしい。

確かに一面の真理かもしれない。
しかし、未来を予測できない学問ならあまり意味が無いな。

下手な考え休むに似たり、という言葉もある。
証券アナリストが大金持ちになれないのもその言葉どおりだ。

いじめ問題に関しては、徹底した分析評価でいじめ撲滅の方策を見出し解決に役立つ知恵を見出して欲しいと思う。
しかし、今の識者といわれる人達の発言を聞いても「ミネルバのふくろう」の感じしか持てない。