思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

渥美二郎の新曲

2006年11月03日 | Weblog
「夢落葉」という新曲、濡れ落ち葉ではありません。
女房が気に入ってるらしくて「この歌覚えな」といって楽譜を突きつける。
実際の歌はNHKのFMから録音し忘れたそうで、テレビで歌っているのを録音したものがあるからといってテープに録ってくれた。
テレビでは2コーラスしか歌わないから2番の歌詞が抜けている。

渥美二郎のメロディーはいつも微妙なところがあって、多分半音階が微妙なのだと思うが覚えにくい。またそこがびみょうに良いともいえますが。

何度か雑音が多いテープを聴いているうちに、気にいってきた。
これぞ「歌」という気持ちになる。

作曲は「千寿二郎」つまり渥美二郎本人の作曲だ。
なんとなく波長が合う人だなあ、と思う。

篳篥(ひちりき)

2006年11月03日 | Weblog
最近、近くの公園の木の椅子に座って奇妙な楽器を吹き鳴らしている男がいる。
今日もまたあの男だなと思って見ると、案の定その男がひたすら音を出している。
雅楽でよく耳にする「ピ~ィ、ピ~ィ」という音だ。
遠くなのでその楽器の形は良く見えないが、手で軽く持てるほどの小さな楽器であることは分かる。
多分「ひちりき」という笛の一種だと思う。
雅楽の演奏でも主旋律に近いメロディーを奏でているあれだと思う。

小さいのに音は遠くまで良く通る。
家で堂々とやられたら近所から苦情が来るのは間違いない。
それくらい良く響く音だ。

楽器を奏でる人の姿は美しい、つい見とれてしまう。
 街辻に立ってひとりバイオリンを引く人。
 ソロのギタリスト。
 オーケストラの各メンバー。
 レストランでピアノを弾いている人。
 ミッシャマイスキーのチェロの演奏を見た記憶が残っている。
 陽気なアコーディオン。
 そう人間の声は何でも表現できる楽器かも。

楽器は太鼓の昔から人間に愛されてきた。
命の鼓動なのかもしれない。
喜び、行進、悲しみ、嘆き、葬送、愛、すべてを表現してきたな、と思ったりする。