コンビニで栄養成分表示がある日本酒を見つけた。酒での表示は初見。小山本家酒造(埼玉県)の普通酒だ。蔵元は埼玉県の課税移出数量を押し上げている企業だったはず。
商品は清酒180ml。税込み100円。
アルコール分:15度
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
製造年月:2015.04
「糖類無添加」とも書かれている。
栄養成分表示は100ml当たり
エネルギー:106kcal
タンパク質:0.4g
脂質:0g
炭化水素:4.4g
ナトリウム:1.4mg。
「日本食品標準成分表2010」に記載された「上撰」と比較すると炭水化物が少なめだ。「糖類無添加」なのだろう。
食品表示法が施行され、酒類も同法に従う必要がある。栄養成分表示は任意だが、表示されるなら飲む側としては歓迎したいところ。
国税庁のサイトに平成27年4月付けで「食品表示法における酒類の表示のQ&A」が掲載されている。経過措置期間があるだろうが、問21「清酒に『糖類不添加』と表示することはできますか。」は不可としていることが気になる。
いずれにせよ、1個飲むなら充分な味。老香がする高い吟醸酒や純米酒より100万倍は良い。「老香あります」という公平な表示が欲しいところだ。