終日の雨のなか、名鉄の電車沿線ハイキング、「白しょうゆ発祥の地散策から大浜てらまち巡りコース」をつまみ食いしてきた。
北新川駅(名鉄三河線)を下りて、久沓公園でハイキング地図を受け取って
日東醸造へ。この過程で北・東・南・西へと歩き、風が出てきた雨の中で満遍なく濡れる。それでも、結構な数の参加者が前方を歩いている。
日東醸造では、工場や愛知県味噌溜醤油工業協同組合(長い名称... )から人が出て、お菓子や、けんちん汁を振る舞っている。三河地方は白醤油発祥の地。白しょうゆや、これを原料にした白だしなど直売されていた。
ハイキングコースは県道を南下し、右折して海岸沿いを水族館に向かう。狭い県道を行儀の悪いハイカーが徘徊すれば、地元からヒンシュクを買うのは目に見えている。
コースを外れ、山神社を過ぎたところで新川駅に下り、三河線終点の碧南駅で下車。駅西側では、県道を車両通行止にして、「
大浜てらまちウオーキング」を開催中。この附近、神社仏閣が高密度に存在し、屋台・イベントと地元は力を入れている。
白醤油を使った「
へきなん焼きそば」の屋台に遭遇。知らなんだ。
九重味醂など周辺を徘徊する。道路沿いには廃業(休藏か)した磯谷酒造の清酒「千代泉」の看板。碧南には醤油、味醂の醸造場が幾つか存在するが、稼働している日本酒の蔵元はそれほどでもない。
ハイキングは寺町を歩いて碧南駅でゴールだが、風が穏やかになった雨のなか、さらに南下する。
味醂を製造する角谷文治郎商店まで行き、東へ方向転換。スギ製菓のえびせん家族本店を覗き込んで、八柱神社へ向かって北進する。
八柱神社は雨中の祭礼だが、福引きが始まるようで賑やか。自転車やら、菓子やら、運び込まれている様子。紅白の2階建て屋台では餅まきをするのだろうか。
八柱神社の社地内には、酒造に利用された「
弥生の井」が残っている。
毘沙門天を祀る妙福寺まで北上し、本日の終点、碧南市志貴町の永井治郎平商店に到着。酒の名前は「勢」、
永井酒造場(永井治一郎)の日本酒である。店には3種類置いてあったが、純米原酒を購入した。
店を出るとバスも出て行く。休日は1時間に1本だけ。そういうものだ。歩こう。(P7100)