ある医学系の先生の講演を聴く機会があった。
冒頭、パワーポイントで利益相反(COI)に関する説明がされたので調べてみると、例えば日本内分泌学会から「利益相反(COI)について」という資料が出ていた。リンクを追って「臨床研究の利益相反(COI)に関する共通指針」を見ると、「(1) 学術大会、講演会、その他の研究集会の開催」が対象になっているので、このような説明がされたのだろう。
「Ⅴ. 利益相反状態との関係で回避すべき事項」には、次のようにある。
1.対象者の全てが回避すべきこと
臨床研究の結果の公表や診療ガイドラインの策定などは、純粋に科学的な根拠と判断、あるいは公共の利益に基づいて行われるべきである。・・・その臨床研究の資金提供者・企業の恣意的な意図に影響されてはならず、また影響を避けられないような契約を資金提供者などと締結してはならない。
このような指針を作成するのは、「資金提供者・企業の恣意的な意図に影響」されているという現実があるからだが、とにかくこのような形で整理されているのは良いことだ。工学部の先生が、医学部を指して「やつらは利権で動く」と揶揄するのを否定する気になどなれないのだから。
冒頭、パワーポイントで利益相反(COI)に関する説明がされたので調べてみると、例えば日本内分泌学会から「利益相反(COI)について」という資料が出ていた。リンクを追って「臨床研究の利益相反(COI)に関する共通指針」を見ると、「(1) 学術大会、講演会、その他の研究集会の開催」が対象になっているので、このような説明がされたのだろう。
「Ⅴ. 利益相反状態との関係で回避すべき事項」には、次のようにある。
1.対象者の全てが回避すべきこと
臨床研究の結果の公表や診療ガイドラインの策定などは、純粋に科学的な根拠と判断、あるいは公共の利益に基づいて行われるべきである。・・・その臨床研究の資金提供者・企業の恣意的な意図に影響されてはならず、また影響を避けられないような契約を資金提供者などと締結してはならない。
このような指針を作成するのは、「資金提供者・企業の恣意的な意図に影響」されているという現実があるからだが、とにかくこのような形で整理されているのは良いことだ。工学部の先生が、医学部を指して「やつらは利権で動く」と揶揄するのを否定する気になどなれないのだから。