2016年8月14日、武平峠から
御在所岳を往復した。
鈴鹿の山は暑いので、日の出時刻に武平峠の駐車場を出発するも、風がない曇天なので暑苦しい。武平峠の三重県側駐車場には自動車は皆無。出発時に登山者に出合うことはなかったが、山頂遊歩道に近づくと早くも単独行の登山者と行き違った。
![コモノギク コモノギク](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/6a/9eb4c9e6008ac22b21262a18bfa94b40.jpg)
コモノギクが少しばかり咲いているのに出合った。
![御嶽大権現 御嶽大権現](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/7b/4931032f95c7ff0c15f4576b5811fb73.jpg)
山頂遊歩道に出ると頭上に青空が広がる。雲の上に出た?気温上昇で霧が消えた?それでも鎌ヶ岳は雲の中だが。
御嶽大権現の石鳥居を見ると、「昭和三十九年六月吉日」「四日市山本石材石工場一同」とある。近鉄阿倉川駅の山本石材店かな。
御在所ロープウエイのサイトによれば「昭和39年6月御嶽大権現神殿竣工」となっている。東山頂(朝陽台)には御嶽神社があるので遷座した訳でもなさそう。どういう理屈なのだろうか。
![長者池にて 長者池にて](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/2f/3dfc4cc5da4d9399cc5916685db3f435.jpg)
朝日射す長者池は魅力的だが、神聖な池の中に設置された左のステンレス製賽銭箱は神経を疑わざるを得ない。「名古屋市キド金箔」「謹製春日井市(株)カワグチ」とある。
![長者池・環境和太鼓グループ21 長者池・環境和太鼓グループ21](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/a5/6879913f89bbbe1ebfe7aef3bb8f48b8.jpg)
これも春日井市の「(株)環境和太鼓グループ21」とある。異業種交流の時代の産物だろうか。今後、神域に粗大ゴミ化したものを放置することがないように願いたいものだ。ステンレス製の鳥居横にあるFRP製巨大ロウソクは撤去の時期だろう。世の中を照らすという前に設置者の常識を照らして欲しいものだ。御嶽大権現の裏手に放置されたステンレスのゴミはどうなったのだろうか。
今は盂蘭盆会の時期。祖霊の在所である御在所岳の山頂に、見苦しい商魂が蔓延っている様に思うのは私の心が歪んでいるからか。
![御在所岳・三角点 御在所岳・三角点](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/71/a0e08d7a118b501f0baf81fa0c26644c.jpg)
時刻は7時前、三角点周辺には人の気配なし。早くも青空は消えてしまった。朝陽台を往復し、武平峠へ下山した。
8月6日から中道登山道は落石の畏れで通行止め(
鈴鹿山脈/登山日記)になっている。そのためか、武平峠への下山では団体さんなど、普段より多い登山者と行き違った。武平峠からの峠道は、下部の溝道はともかく、上部は意外と断崖絶壁の上を通過している。お気をつけの程を。