冬場お世話になった膝掛け達をそろそろ洗おうと、
とりあえず畳んで積み重ねた上に、
当然のように横になる姿は、
いかにもお猫様然とした猫らしさ。
広げて読んでる新聞紙の上に、
わざわざ乗って来るのは猫の定番である。
ズカズカと乗って来るその意図は不明であるが、
それが猫なのだと納得出来る行動である。
それが雑誌や小説であっても、
読んでるところに乗って来られるのは甚だ迷惑であるが、
それが猫なんだもん、と思えるのである。
しかしこれは、分からない。
これは単に体の下にあるジャマな異物だろうに。
同じく納得出来ないのは、
床に置いた座布団の上の鈴である。
人間的には確かにそーだが、
ツルンとした素材の座布団より、
多少は毛足のあるカーペットの方が肌触りが良いと思うのだ。
要するに猫ってヤツは、
そこで寛ごうとした時、
目の前にある異素材に惹きつけられる生き物と見た。
4枚重ねの頂上で毛づくろいする、
ちょっとあられもない下半身が、