さすがに飽きたか。

今週は、朝起きた時から既に暑い。
会社へ行く時間になると、尚更だ。

ああ、それなのにそれなのに、
行ってくるね、と声をかける時、
何故か鈴は、日の当たる窓辺の棚の上だ。

なんか苦しそうなんだけど。

何で、日の当たらない北側に行かないんだ？
歳でボケたのか？

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たまに足元へも来るが、

大抵は背を向けたこの状態。

信じられないかもしれないが、
ご飯待ちの状態なのだ。

ウェットは７枚の小皿に分ける。

１皿は、その時の食事用で、
残りの６皿分は冷凍である。
故に、冷凍分を供する時は、レンチンである。
温めすぎると、

保冷剤で冷やす。

その間も、鈴は背を向けてじっと待つ。

　　　　　　　　　　　遅い。

この暑さのせいなのか、
腎臓や猫エイズのせいなのか、
はたまた、フードに飽きたせいか、
鈴の食欲が、ガクンと落ちて、痩せた。

飽きた、という可能性の為に、
病院に行って他のフードが無いか聞いてみた。

試供品をもらった。ありがたい。

奥に見える缶詰と、どっさりあるカリカリをあげてみた。
今までの食欲不振がウソのようにガッツリ食べた。

夜の今も、鈴は棚の上にいる。

飽きてただけか。
良かった良かった。

このフードの注文をしなくちゃ。

はやり歳なのかな。

食器棚の上の上に行くには、

流し台に飛び乗って、冷蔵庫に移動して、頂上へと至る。

まだまだ元気だ！　・・・、

と思っていたいのだけど・・・。

先代が逝ったのは１３歳の時。
そして、鈴が我が家に来て、１３年が過ぎた。
来た時、既に３～４歳だったから、
先代の年齢はとっくに超えていたのだけど、
何となく、先代と同じ年数かぁ、と。

口内炎で病院に行って点滴したのは、４月２日のこと。
再発の疑いで再び病院で点滴したのは、７月９日。
医師から、この間隔が今後短くなるかもしれませんね、と言われた。

そしてまた、食欲が落ちた。
でも口内炎ではなさそうな気がする。
カリカリも口に含めば、食べれる。
暑さのせいだろうか。
様子見をどれくらいすれば良いのか。

食べたくて食べれないのは何とかしてやりたいが、
ただ歳をとって、食べたくなくて食べないのなら、
猫エイズが発症する前に、
腎臓の数値がもっと悪くなる前に、
自然と枯れたように逝ってくた方がと、
頭の中では思っているのだけど。

頭の中だけではね。

ねぇ、もっとご飯、食べておくれ。

夏になると居る場所。

本日、起床時間は２時半。
友人との約束は４時半。

博多駅前の飾り山笠は、既に解体中。

今日は追い山である。
まだ暗い。　眠い・・・。

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連日３０度超えの暑さになった。
本格的な夏だ。

寒い時期なら、
鈴はベッドの上の何かの中に潜り込んでいるが、
暑い時期は、居場所は数か所ある。

一つは、玄関と台所の間の廊下。

ここは、ニンゲンの感覚でも一番涼しい、
納得の場所である。

一つは、寝室の洋服掛けの下。

すぐ傍にベランダの窓があるので、きっと風が通るのだろう。
ポールもきっとヒンヤリなはず。

一つは、居間の窓辺の収納ボックスの上。

ここも窓からの風が通る。

以上は、少しでも涼を求めての場所だと分かる。
分からないのは次の二つ。

一つは、天井付近である食器棚の上。

熱せられた空気って、上に行くんじゃないんだっけ？

もう一つは、タワーのハウスの中。

もう見るからに暑苦しいではないか。

何でなんだろ。
毎年不思議だ。

タワーハウスの中で、何故かびっくり顔の鈴。

暑いのにそんな狭苦しい中で、
こっちがビックリだよ！

寝るときはお腹に何か掛けて。

1日中雨予報の休日。
雨あがったじゃん、の合間。

鈴は窓辺で寛いでいる。

図書館で借りた本の返却期限が今日なのと、
予約本が届いているのとで、
たとえ雷雨だろうが、絶対に行かなきゃならないのだ。
また降るだろうけど、今の内に。

行って来るからね。

と鈴に声をかけ、急いで出かける。

そして、日頃の行いが良いおかげか、
少し降られただけで、図書館だけでなく、
スーパーにまで寄って帰れた。

鈴は相変わらず、窓辺。

出かける前と後で、同じ場所に居たままだと、
年齢上、生きてるんかい？ と、少し心配になる。

あ、動いた。

ニンゲンがお昼を食べて、
昼寝の為に寝室へ行くと、
鈴もベッドへ移動していた。
その姿を見て、あ～あ、とため息をついた。

上掛けを２枚占領している。

白いのがニンゲンのガーゼケットで、
グリーン（？）のが鈴用の大判バスタオル。

う～ん、困るなぁ。
まだ小学生くらいの幼い頃から、
夏の暑い日でも、お腹に何か掛けて寝なさいと、
母からうるさい程言われていたのだ。

でも、奪えないよなぁ。

鈴の向きとは反対側に枕を置いて、鈴の方を見る。

奪えないよなぁ・・・。

小学生の頃から何十年と経っているのだけど、
幼いころに言われ続けたことって残るものだ。
お腹が何だかスカスカする。

夜も鈴がこの状態だったらどうするべ？

　　　　　　　　　　渡さぬよ。

と言われているみたいだ。