猫の撮影場所に贅沢は言えぬ。

休日の暑い日中、
ちょっとお買い物から戻って鈴の姿を探すと、

　　今この時、ここが一番涼しい場所・・・のはず。

ほぼ台所の食器棚の上にいる。

ほうら、鈴の新しいボールを買ってきたよ。

右が実家のワンちゃんので、左が鈴のボールだよ。

そしたらお店の人がね、

フードストッカーをくれたんだ～♪

という食器棚の上での一連の撮影は、
つま先立ちで思いきり両腕を伸ばして、
手先がプルプルと震えながら写したものであり、
それを見降ろす鈴の目が、

　　毎度毎度、ご苦労な事。

と言ってるように見える。

ちなみに新しいボールは、
暑さのせいか派手に動き回ることもなく、

地味にコロコロと使ってくれている。

更にちなみに、土曜日に買ったこのボール、
１日経った現在、１コが既に行方不明である。

次に会えるのは明日か明後日か１年後か・・・？

レトロな我が家。

今朝は起きる前から暑かった。

いつもは日が射し始めて一気に室温が上昇するのだが、
まだ薄暗い内から暑かった。

汗をダラダラ流しつつ身支度を整えながら、
これも更年期かぁ、と思っていると、
ラジオから流れるお天気ニュースの、
“ 今日は朝から30度越え ” の声を聞き、
あら、世間も皆暑いのね、と思った。

そんな私の今年の冷感グッズは、これ。

　　　　　　　　　　　　　　ピタリスウェット〈ボディ用クリーム〉

服にスプレーするより自分に直接塗った方が涼しいはずと選んだ。

鈴にも塗ってあげたいが、
どうせ塗ったらすぐに舐め取ることだろう。

ちなみにクリームが指に残った状態で物を食べたら、
舌が少しスーッとした。

冷感マット２種は相変わらず無視されっぱなしである。

暑いでしょー、すっちゃん。

　　暑い。ヨロシク。　　　　　ラジャー。

　　　　　　　　　　　　パタパタパタ・・・。

先代はこれだ嫌いだった。

なのでよくパタパタと扇ぎながら、
逃げる先代を追っかけてたものだ。

・・・・・・・・・

そして会社から帰ってからもパタパタパタ。

暑かったでしょー、すっちゃん。

　　ご苦労ご苦労。　　　　いえいえ、どういたしまして。

鈴は私を見ていたいみたいよ～。

このむし暑い夏、
鈴のお気に入りの場所は基本ここ ↓ らしい。

台所の食器棚の上。

人間的には、高い所は暑そうであるが、
玄関側とベランダ側との風の流れが、
多分ここを通るのだろう、と思う。

猫の居る所。
すなわちそこは一番快適な所。

なのに我が家で一番暑いはずの寝室で、

魂を抜かれたように行き倒れているのは、
私がこの部屋で洗濯物を干しているからだ。

いかに暑かろうが、私が見える場所に居たいらしい。

　　い、いえ、私はここに居たいから・・・居る・・・だけ・・・。　あづい・・・。

まぁ、何をおっしゃる。

その証拠に、
北側の物置部屋に布団を敷いてお昼寝を始めると、

　↑ 私の顔が見えるお風呂のスノコの上に移動したじゃない。

　　違う。ここで寝たくなっただけ。

はいはい、じゃあおやすみ。

え、じゃあ何故同じ布団で隣に寝ないかって？
どうやら布団に敷いたゴザが嫌いらしいみたいよ。

鳴くのは今でしょ！

北側の玄関脇の物置部屋は、
居間の温度より常に１度は低い。

たった１度だろうが、物置部屋だろうが、
僅かな涼を求めて布団と枕を運んで寝ていた休日の朝。

ガタン　という音と、ニャン　という声が聞こえた気がした。
けれどそのまま寝続けた。

ニンゲンの休日の朝は遅い。

気持ち良い自然な目覚めの後、伸びをひとつ。
運んだ寝具を片付けていて、ふと思った。

お腹を空かせているはずの鈴が姿を見せない。
そういえば・・・。

ガタン　ニャン　が聞こえたとおぼしき、
雑多なもので隠れた部屋の隅を覗いた。

そこから出られなくなった鈴がいた。

悲しげに見上げる鈴。
傍に無いカメラ。

一瞬の躊躇の後、救助を優先させましたとも。

　 ↓　普段は写真に写りこまないように気を付けている一画。

狭すぎて跳躍が出来なかったか？

　　助けてって言ったのに、ニンゲンは寝てたの。

普段はうるさいくらいによく鳴くのに、
己の非常事態に　ニャン　の一言だけとは何てこったい！

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十代の頃、
夜中にでっかいヘッドホンを付けてＬＰ盤を聞いた、

　　↑　彼らのコンサートに行って来た。

ここに集うかつての若者達は遠い青春の日々に思いを馳せつつ、
今は平均年齢の高さ故、歌の合間のトークに突入する度、
皆トイレに走っておった～。

私？　　いや、私はさすがにそんなことは。　ただ・・・、

開演前５分を切って、やはり行っておこう　と、
トイレに向かうなんてことは若い頃には無かった。　

その上、暑さ寒さ対策にと、
お扇子、冷感ジェル、ショールを持参したのに、
オペラグラスを忘れるのも加齢のなせる業か。

アンコールには選挙活動でそこらへんに居たから連れてきたと、
松山千春が参加して、長い夜　を歌ってくれた。

声がコロッケそっくりだった。　

自分の好みに人の理解は不要、なのである。

釣竿じゃらしの先っぽに取り付けた毛玉ボールと

　　ワクワクワクワク。　　　楽しそうに遊ぶ鈴。

釣竿じゃらしの先っぽに取り付けたネズミに

　　何？アンタ。　　　冷たい視線を送る鈴。

そして、

釣竿じゃらしの先っぽに取り付けたネズミその２に

　　ガップーーーッ。　　　食らいつく鈴。

この反応の違いを探求してみると・・・、

私は、
数の子は苦手だが、キャビアは食べれる。
福神漬けは嫌いだが、紅ショウガは好きだ。
と同じ事だろうか？

　　ヒャヒャヒャ～、変なヒト～。

更に、
生姜は好きだが、生姜煎餅は苦手で、
ブランデーは飲めるが、ブランデーケーキは食べれなくて、

　　くどいっ！　　　　バシッ！！