寝室の窓辺、
陽射しが降り注ぐ日は、
カーテンの向こう側が、お気に入りだ。
だがある時、
敷いている座布団の下に潜り込むことを覚えた日から、
そこがお気に入りになったようだ。
・・・・・・・・・。
暦の上では、初夏(らしい)。
開けた窓から少し入る風が、
気持ちの良い季節である。
陽射しが暑すぎたのか、
気付くと、窓辺から少し離れた位置に。
しかしその後、また窓辺に近づき、
お座布の中に、
入っていった。
座布団に潜った姿を見て以降、
夕方、ニンゲンが会社から戻ると、
ほぼ毎日、潜った形跡が見られる。
でも、夜中とか明け方とかの寒くなる時間帯に、
何かに潜ろうとはしないのだ。
単なる日中の、猫特有の短期間限定お気に入り行動様式?
お座布の中で、険しい顔の鈴。
分かってるよね。 と訴えかけるような目線。
はいはい、喜んで掛けさせていただきますとも。
座布団を取って、代わりにひざ掛けをすっぽり掛ける。
ニンゲンが休みの日に限って言えば、
日中は何かに潜って寝ることが多いと思う。
もしかして温度ではなく、
明るくて眩しいから、なのかしらん?