なんか居るよ。
お隣さんとの境のブロック塀には、
茶色の猫。
以前からよく見かけるコである。
向こうから鈴は見えているのかな？
鈴は、
とにかくよく鳴くコなのである。
特に朝は騒がしい。
ご飯をあげた後でも、
ギャワンギャワンと鳴くので、
何を要求してるか分からないニンゲンは、
とりあえずブラッシングで誤魔化す。
故に朝のニンゲンは、
顔を洗ったらブラッシング。
服を着替えたらブラッシング。
顔を塗ったらブラッシング。
である。
朝からバタバタである。・・・が、
今週、九州各地の大雨で、
そんなブラッシングだらけから、
少しだけ解放された。
大雨の時、
鈴は高い所へ上るのだ。
すごく降ってるよ。
あんまり降ると水が足元に溜まってくるんだよ。
野良時代の大雨の日に、
きっと何かあったんだろうな、
といつも思う。
鈴を室内から網戸越しに見るのは、
何だか不思議な気分。
鈴がベランダに出ている間は、
勿論、網戸は開けたまま。
虫が入ってくる季節である。
３日間に亘って、
寝室の天井付近を徘徊していたクモが、
今日は居ない。
一体どこへ行ったのだろう・・・。
頭上にずっと居るのもヤだけど、
居なくなったらなったで、不安である。
元野良のはずのコイツは、
虫なんか触れない～～～。
だよね～。
その点、先代は頼りになった。
先代時代は、床に不自然な姿で息絶えたクモを
何度か見たものだ。
自分で何とかして。
キミが居るから殺虫剤が使えないんだ。
ハエたたきは２か所置いてる。
願わくば、一生出て来ないでくれ！
ベッドの、
ニンゲン用の敷布の上に置いたモノの上に、
鈴は居る。
鈴の為に置いたモノもあれば、
そうでないモノも。
夏なら、冷んやり触感の座布団や、
冬なら畳んだ毛布、
その上に重ねて置いたひざ掛け等。
少しでも高い所へ！
先日の朝、
ニンゲンが使ったガーゼ上掛けを畳んだら、
すかさず鈴が上に乗ってきた。
さっきまで、
夏仕様の鈴エリアに居たのだが、
畳んで置いた瞬間、移動したのだ。
そんな薄っぺらいモノに用は無い。
畳んだガーゼケットなど、かなり薄いが、
広げて置いたバスタオルよりは、まぁ高い。
しかし、その上昇志向（？）を捨てて、
あえて低い方を選ぶモノがあった。
新聞紙である。
猫の目の前で、
読もうとしている新聞紙を広げてはいけない、
という鉄則をついつい失念したニンゲンが悪いのだが、
読ませてやんないよ～ん。
ホント、新聞紙って最強だわ。
窓辺の鈴の、
この威圧感は何なんだ？
・・・・・・・・・。
その窓辺を、夏仕様にした。
雨対策にビニールシートで防御、である。
居間はこんな。
自転車用とかの、大きな１枚モノで試してみたけど、
明るい色が無くて、見た目イマイチ、
素材も薄く、既に鈴の爪で小さな穴がポツポツ。
来年は寝室と同じように、
今まで通りの、明るい色のレジャーシートに戻そう。
それにしても、
陽射しに顔をさらして眠れるって、羨ましい・・・。
